近況報告からはじまるゆるゆるトークと思いきや!?

 2016年5月3日~5日、徳島で開催されているイベント“マチ★アソビ vol.16”。イベント初日となる5月3日に、ufotable CINEMA前にて“SEGA 徳島まで来て”と~くしま”した。vol.3”が行なわれた。
 このイベントは、SEGA feat. HATSUNE MIKU Projectが主催するイベントで、セガゲームス『初音ミク』シリーズのキーマンである大崎誠氏(崎は異体字)、林誠司氏、内海洋氏に加えて、特別ゲストとして藤田咲さん(“初音ミク”キャラクターボイス担当)、下田 麻美さん(“鏡音リン”、“鏡音レン”キャラクターボイス担当)が参加。“SEGA feat. HATSUNE MIKU Project”関連タイトルの紹介として行なわれた本イベントでは既報の情報だけでなく、新情報もポロりと飛びだした。

SEGA feat. HATSUNE MIKU Projectの今後のヒントが盛りだくさん! 徳島まで来て“と~くしま”した。Vol.3イベントリポート【マチ★アソビ vol.16】_01
▲本イベントは荒天のため、屋外ステージからufotable CINEMA前に開催場所を変更して行なわれた。
出演:
藤田咲さん(「初音ミク」キャラクターボイス担当)
下田麻美さん(「鏡音リン」「鏡音レン」キャラクターボイス担当)
大﨑誠氏(『初音ミク Project DIVA Future Tone』プロデューサー)
林誠司氏(『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- X』プロデューサー)
内海洋氏(「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」統括プロデューサー)
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▲マチ★アソビのセガブースには、2016年8月25日発売予定のプレイステーション4用ソフト『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- X HD』と、 2016年発売予定のPS4用ダウンロード専用ソフト『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- X Future Tone』、PlayStationVRの技術デモ『SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO』の3タイトルが出展された。

 トークイベントの司会は、統括プロデューサーの内海氏。登壇者たちとの軽妙なやりとりで会場を盛り上げていた。藤田さんは、機種変更したばかりのスマートフォンに慣れないうちに起きてしまったアクシデントや、現在プレイ中の某艦隊ゲームについて語ってくれた。某艦隊ゲームというワードにピクりと反応した大崎氏からは、「ようやくリリースできたアーケード作品」が近況として語られた。

 「今晩何を食べるか」というコーナーに移ると、地元のギャラリーからは“阿波尾鶏”や、“鯛ラーメン”といったご当地グルメの情報がステージに投げかけられていた。マチ★アソビを通じて、徳島に慣れてきたという下田さんはギャラリーからの情報をチェックし、「機会を作って行ってみたい」と述べていた。

『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ X』のキーワードは“未知数の可能性”

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 近況トークがひと段落したあとは、“SEGA feat. HATSUNE MIKU Project”関連作品の紹介コーナーへ。このコーナーでは、藤田さん、林氏のチームが2016年8月25日発売予定のプレイステーション4用ソフト『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- X HD』を、下田さんと大崎氏のチームが2016年発売予定のプレイステーション4用ダウンロードソフト『初音ミク Project DIVA Future Tone』の見どころを語ってくれた。

 プレイステーション4環境に最適化した作りこみを行なったという『初音ミク -プロジェクト ディーヴァ- X HD』は、フルHD対応かつ、60fpsで動作する作品に仕上がっているとのこと。本シリーズの60fps対応は、今作が始めての試みで、林氏曰く「ぬるぬる動く」仕上がりになっているとアピールした。
 また、本作からの新要素である、ミクたちキャラクターとの会話イベントを楽しみながら、 クエストをクリアーを目指す“ライブクエスト”モードや、プレイステーションVRへの対応など、ユーザーにとって”新体験”となる要素にはひときわ力を入れて製作しているということも語られた。プレイステーションVRについては楽曲やステージを組み合わせて鑑賞できる“ライブエディット”モードで楽しめるように設計しており、“全曲楽しめる”ように作っていることなので、ファンにはたまらない作品になりそうだ。

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▲PS4『初音ミク -Project DIVA- X』の推しポイント3点は、「大画面で超かわいいミクさんがぬるぬる動く」、「キャラクターといっしょに最高のライブを楽しむ」、「プレイステーションVRで全楽曲を鑑賞できる」。

過去最大のボリュームでお届けする『初音ミク Project DIVA Future Tone』には、驚きの新要素も!

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 『初音ミク Project DIVA Future Tone』の紹介は、下田さんと大崎氏が担当した。本作は、全国のアミューズメント施設で好評稼働中の『初音ミク Project DIVA Arcade』を、プレイステーション4向けにベストアレンジしたリズムアクションゲームで、収録楽曲は200曲以上、モジュールについては大ボリュームの300種類以上を予定しているとのことだ。
 大崎氏は、本作をただの総集編ではなく、“新しさ”を盛り込んだ作品として位置づけており、4人以上のキャラクターが登場する楽曲における、全キャラクターのモジュール変更や、“苦手な部分をひたすら練習できるモード”など、いままでにはない機能も充実していると紹介。こうした新しい機能は、開発初期の仕様書に載っていなかったものがほとんどで、開発陣の誰かが製作中に勝手に盛り込んでしまうというエピソードも披露された。
 また、下田さんが「ここだけの新情報は」と鋭い質問を投げかけると、大崎氏は「台本にない質問」と驚きながらも、“ライフの回復なしで連続して楽曲を遊ぶサバイバルモード”、“写真をとりやすくするシステム”などの新規要素などをポロりと紹介。キーアサイン機能についてもいままでにないバリエーションを用意したとのことで、その出来栄えについて“『バーチャファイター2』のアキラスペシャル(アキラの必殺技・崩撃雲身双虎掌の俗称。同時押しによるシビアなコマンド入力を必要とする技)が簡単に出せるレベル”とユニークなたとえを使って会場を沸かせていた。

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▲『初音ミク Project DIVA Future Tone』の推しポイント3つは、「圧倒的な収録数」、「アーケードを越える美麗映像がご家庭で!」、「グレードアップしたやりこみ&カスタマイズ」。

 紹介コーナーの締めとして、大崎氏から、「ダメなソフトはお金をもらってもやりたくないという気持ちを忘れずに、製作サイドに立っている」という熱い信念が語られると会場は大盛り上がり。「皆様の手で、遊ぶに値する作品かどうか確かめてほしい」というメッセージに、ギャラリーからは歓声があがっていた。

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▲大崎氏は、「新しい作品に取り組むときはお客様の喜びにつながりそうなものを出来得る限り盛り込むようにしている」と語っていた。

 イベントの最後には、内海氏から「マチ★アソビに来られなかった人に向けた体験会」を予定していることも発表! 今後も次々と、新体験溢れる“SEGA feat. HATSUNE MIKU Project”の続報を用意しているということなので、新情報をお見逃しなく!