松山社長が全国を巡って感謝をお届け!?
2016年2月に創立20周年を迎えたサイバーコネクトツー(以下、CC2)。週刊ファミ通2016年5月12日・19日合併号(2016年4月28日発売)では、同社の歩みを振り返るとともに、現在手掛けている新プロジェクトや今後の展望などについて、代表取締役社長・松山洋氏にたっぷり語っていただいた。
そして本記事内では、20周年記念プロジェクトとして、前代未聞の企画が発表された。なんと松山氏が全国47都道府県をひとりで行脚し、講演とファンミーティング(という名の飲み会!?)を行うのだという。
本稿では、週刊ファミ通特集記事の松山氏インタビューより抜粋して、この企画の詳細や、実施する意図などを解説していこう。
※サイバーコネクトツー20周年プロジェクト特設サイトは→こちら

松山氏が47都道府県を行脚してファンと飲み会で盛り上がる!?
――“松山洋とあそぼう ”って……何ですか、これ!?(笑)
松山 とりあえず、経緯から説明しますね(笑)。これは、20周年を記念したイベントをやりましょう、ということから始まりました。でも、東京都内のどこかにホールを借りて、ファンを集めて……ライブをやったり、声優さんを呼んだり、ステージで何か発表したりする、というのも、まぁ、あるかもしれないですけれど、それはふつうじゃないですか。我々CC2が今回の20周年プロジェクトで最初に決めたテーマは、業界やファンへの感謝であり、「ありがとう」です。東京都内にホールを借りて、人を集めて呼びつけて「ありがとう」を述べる……それは「ありがとう」ではないんじゃないの? と。私がファンだったら、「いままで応援してくれてありがとう、皆さんのおかげで20年やってこられました」と思うなら、「お前が来いよ!」と、そう思うわけですよ(笑)。
――それも極端な意見ですね(笑)。
松山 そう思って、それこそ20年を迎えた会社の代表である私自身が、自分の足で47都道府県を1県1県回って、お客様の顔を見て、飯を食って飲みながら、その人たちと話をすることにしました。「お前らのこういうところが好きだったけれども、いまのCC2はこういうところが嫌いだ」とか、そんなご意見も全部聞きますよ!
――すごい企画ですね……! しかも予定表を見ると、昼の部と夜の部がある、ハードスケジュールですね。
松山 昼の部は講演です。1日1県を回って、講演をやろうと思っているんです。そして夜は、お集まりいただいたファンの皆さまと、飲み会と言うか、ファンミーティングをやろう、という構成です。昼間の学校講演に関しては、いまちょうど、各地の学校様とご相談を始めたところで、スケジュールはまだ暫定ですが、「ぜひウチにも来て!」という学校様があれば、弊社までご連絡ください。
――まだほとんど未定だとは思いますが、第一弾が山口からスタートすることは決まっているのですね。取材に行ってもいいですか?
松山 夜の飲み会は、参加したい方は、誰でも遠慮なく来てください。メディアの方も大歓迎ですし、なんなら業界人、現地の行政やテレビ局の方でもオーケー。参加人数の規模によって、予約する場所を変えます。私に文句を言ったり話をするのが目的のイベントだから、この際、場所は、酒が飲めて話ができればいいでしょう(笑)。そして特徴としては、これも事前に言っておきますが、私がひとりで回るんですよ。東京や福岡にはスタッフがいるので、お手伝いが来るかもしれませんが、基本的にはひとり旅でございます!
――えっ!? でも、昼の部では、学校に講演に行かれるのですよね。それも、松山さんがおひとりで?
松山 事前にスライドや動画のデータは学校に渡しておくつもりですが、ひとりで行って、ひとりでセッティングもしますよ。また、物販などもやる予定ですが、それも私がひとりでやります、金庫を持ち歩いて(笑)。物販もやって、サイン会もやって、撤収は学校の先生に手伝ってもらって、「ではつぎの学校に行ってきます!」って移動して……ということを、延々とやる予定です(笑)。
――それ、松山さんは「大丈夫、いけるいける!」と思っているかもしれませんが、CC2のほかの皆さんは超不安なのでは……(笑)。
松山 もうね、めっちゃ心配するんですよ、会社の連中(笑)。でも、ひとりでやらないと、せっかく私が話をしていても、すぐに付き添いの秘書か宣伝担当的な誰かに、「スミマセン、その話はちょっと……」みたいに止められるじゃないですか。それが彼らの仕事なのだから、当たり前ではあるんですが(笑)。でもそれだと、腹を割って話がすることなんてできなくなってしまいますから。
――確かに、そうですが……いや、本当に行くんですね、楽しみです(笑)。
松山 もうひとつ、まじめな話をすると、もともと学校講演のオファーをいただくことは、けっこう多いんですよ。でもさすがに、すべてを受けることはできません。そこでいままでルールとして決めていたのが、弊社で内定が出た優秀な学生を育ててくれた学校には、翌年に凱旋講演として、そのスタッフを連れて行くということ。でも内定が途切れたら行けませんと、そういうルールでやってきたんです。そういう状況でしたので、すべての学校とコミュニケーションが取れているかといえば、それは確かに、できていませんでした。そこで、その無理を通してみようかな、という試みでもあるんです。
――そういう意義も含めてのことなのですね。ただやはり、“松山さんと飲める”という企画のインパクトは尋常じゃないです。
松山 ほかの誰もやらないとは思いますね(笑)。
――スケジュール的にも、負担は大きそうですが、見通しは立っているのですか?
松山 そこは、いままでもあまり変わりませんよ。いつも通り、博多と東京、博多と全国、そして海外を行き来しているのは変わらないので。それに、ちょうど開発していたタイトルを出し終えたあとの谷間で、いまは出動要請がない時期なんですよ。
――なるほど、そういうご都合もあるのですね。“松山社長とあそぼう”プロジェクトは10月まで予定されていて、そのあとにライブイベントが開催されるとのことですが、こちらはどんな内容を予定されているのですか?
松山 これはいわゆる、20周年を記念したホールイベントですね。追ってまた詳細を発表させていただければと思っています。会場は東京都内の予定で、ニコ生配信するとかしないとか、コンテンツの内容をいまちょうど詰めている最中です。たぶん告知をして、一般応募をいただいて、当選した方をご招待する形のイベントになると思います。こちらもぜひ、ご期待ください。
■前代未聞のプロジェクト松山社長と“あそぶ”!?
改めて説明すると、“会いに行ける社長プロジェクト 松山洋とあそぼう 47都道府県”は、松山氏が全国を巡り、20周年の感謝をファンに直接届けるという内容だ。実施企画は昼の部と夜の部に分かれており、昼の部は各地の学校で講演を実施。夜の部はファンミーティング(飲み会)となる。誰でも参加可能だが、いずれも特設サイトからの申し込みが必要。詳細な開催スケジュールも今後順次公開される予定なので、まずは特設サイトをチェックしておこう。
※夜の部は未成年は飲酒不可、及び22時以降参加不可(保護者同伴の場合可)