ノバトは緑いっぱいのいいところでした
2Kのオープンワールドクライムアクションアドベンチャー『Mafia』シリーズの最新作『マフィア III』。2016年4月13日~14日(現地時間)、アメリカ・サンフランシスコにて行われた『マフィア III』プレスツアーに参加してきたので、本稿では2日目のスタジオツアーの模様をお届けする。
今回のプレスツアーは、『Mafia』シリーズの最新作『マフィア III』のハンズオン、開発者インタビュー、そしてスタジオツアーの3本立て。カリフォルニア州マリン郡ノバト(サンフランシスコの北にある)の2K GAMES本部に昨年新設されたスタジオ“Hangar 13”を取材できるのは、とても貴重である。筆者のカメラ技術はとてもよくないが、ここは写真とともにと紹介しよう。
なお、プレイインプレッションに関しては、こちらの記事(『マフィア III』2Kの超大作を世界最速プレイ オープンワールドで展開されるシリアスで重厚なストーリーは圧巻)をチェックしてほしい。
▲サンフランシスコダウンタウンからチャーターバスに揺られること約30分。ダウンタウンから北部に位置する郊外の“ノバト”にスタジオがある。ノバトにいくにはあの有名な“ゴールデンゲートブリッジ”を渡っていくことに。筆者の頭の中は、アメリカの某コメディテレビドラマのオープニング映像が浮かび上がっていました(笑)。
▲こちらが2K GAMESのスタジオ(のひとつ)。このサイズの施設が何個もあるそうで。開口一番は「デカッ!」しか出てこない。予想外のスケールでどうやって写真を撮っていいか悩む程だ。
▲すぐそこには芝生があったりと、緑がいっぱい。お昼にはランチを販売する販売カーが駐車場にきていて、結構にぎわっていました。
▲スタジオはすべて“Hangar●”というふうに、順番が割り振られている。
▲敷地内で犬の散歩をしている人を発見! 聞くところによると、オフィスにイヌの同伴が可能だとか。愛犬と同伴出勤して、リフレッシュを兼ねてのびのびした敷地内で散歩できるなんて素晴らしい。なんてすてきな環境なんだろう……。日本にもこんな場所があったらと思うばかりです。ちなみに、犬が職場にいると、仕事にも好影響を与えるという研究データがある。
▲敷地内が広いため、スタジオ間の移動にはこの自転車を使うようだ。どんだけ広いの……。
▲左から『Xcom』、『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』、そして『バトルボーン』が描かれたビジュアル。個人的に欲しい1枚。
▲ホワイトボードに謎の落書きを発見。たぶん「ウェルカ~~ム」的な感じだと思われる。
▲いよいよHangar13があるスタジオへ。スタジオ入ってすぐに、ビジュアルが展示されている。
▲写真ではわかりにくいが、とにかく広くて天井が高く、解放感は抜群。
▲天井は鉄骨が丸見えの作り。もともと2K GAMESのスタジオは、米軍の核納庫だったそうで、その影響を受けているのか倉庫のような作りになっている。
▲ここでも犬を発見! 写真を撮ろうとレンズを向けたところ、すごく威嚇されてしまいショック。おどおどしながら撮影したため、すごくブレた1枚になってしまった。このデスク以外にも、犬用のスペースを設備したデスクは多数見かけられた。
▲奥側は照明を抑えている。こういう所なら、すごく集中して作業ができそう。
とにかく広くて風通しもよく、緑豊かな場所にあるスタジオ。犬の同伴出勤が許されたりと、スタッフがストレスフリーな状態で制作に臨める徹底した環境づくりは、非常に感心した。こういう環境でこそ、素晴らしいビデオゲームが生まれるのかもしれない。
おまけウィスキーテイスティング
実はプレスツアー1日目の夜に、「ドレスアップしてハンズオン会場のホテルに再度いらして下さい」と案内されていた筆者。「ドレスコードありの取材なんてあるのか!?」と慌てつつホテルに向かってみると、そこではウィスキーテイスティングが行われた。なぜウィスキーなのかは説明されなかったが、“マフィア”を題材としたゲームのイベントなので、「お酒でメディアをおもてなししよう!」という催しとのこと。
▲会場はマフィアのアジトをイメージした作り。こういう雰囲気作りはさすが大手ゲームメーカーと言ったところ。
▲ウィスキーの説明をしてくれたナイスガイのお兄さん。ちなみに彼は、国産ウィスキーの“白州”推しでした。
▲左側3本がケンタッキー州で作られたウィスキー。右側の1本は仕込み~蒸留~貯蔵がそれぞれ別々の場所で作られているとのこと。ちなみに筆者のお気に入りは左から2番目のストレートボトルに入れられた“イーグルレア”。こちらはバーボンウィスキーで、口当たりも優しく甘いが、コクがしっかりしている感じ。ロックでも飲みたかったなあー。