ゲームセンターで新感覚の『シアトリズムFF』を体験!

 2016年秋に稼動が予定されている、スクウェア・エニックスのアーケード用リズムゲーム『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』(以下、『TFFAC』)。本作のロケテストが、2016年4月15日〜17日にかけて全国6ヵ所のゲームセンターで行われている。本記事では、東京・池袋の“セガ 池袋GiGO”で開催された、ロケテストの模様をリポートする。

全国でロケテスト開催! 『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』ロケテの模様&プレイした感覚をリポート_01
▲開店前の朝早くから行列が。女性が多い!

 この日は初めて『TFFAC』のプレイができるということで、現地には平日にも関わらず、朝早くから多くのファンが集結。しかも、約半数が女性と、女性人気の高さをうかがわせた。店舗にはロケテスト会場として、『ディシディア ファイナルファンタジー』の横に特設スペースが設けられており、プレイできる筐体は2台が設置されている。また、横のライブモニターには、YouTubeにも投稿されているチュートリアル動画が流され、順番を待つプレイヤーたちがそれを見てゲームの予習をしていた。

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 ロケテストで遊べたバージョンでは、ゲーム開始時に歴代『FF』キャラクター&召喚獣がプリセットされた4つのパーティーから、ひとつを選択できた。また、プレイできる曲は、『FF』シリーズのナンバリングタイトルから20曲以上を収録。さらに、特定の条件を満たすとプレイできるシークレット楽曲として、アーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー』に使用されているアレンジ楽曲も収録されている。なお、プレイできるアレンジ楽曲は、ロケ開催日によって違うとのことで、この日は“悠久の風 -arrange-”が、別の日は“妖星乱舞 -arrange-”をプレイできるそうだ。

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▲かわいらしいデザインの筐体。

 ゲームの基本ルールは従来の『シアトリズム』シリーズと同じで、楽曲のジャンルはバトル曲が中心の“BMS”と、フィールド曲が中心の“FMS”の2種類。操作は、レバーのように8方向に動かせるふたつの丸型のスライダーと、ふたつのボタンを駆使して楽曲に挑む。流れてくるトリガーに合わせてボタンを押す“タッチトリガー”や、矢印に合わせてスライドさせる“スライドトリガー”など、おなじみのトリガーに加えて、アーケード版の新要素として、同時にボタンを押す“ダブルタッチトリガー”や、同時にスライドする“ダブルスライドトリガー”のふたつの新トリガーが登場していた。

 ちなみに、従来の『シアトリズムFF』シリーズは、FMSではキャラクターがフィールドを走り、BMSではパーティーが敵と戦闘をする画面構成になっていたが、アーケード版ではFMS、BMSに大きな画面の差はなく、どちらもフィールドを走り、道中で登場する敵と戦うようになっている。

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▲外側にあるふたつの球体がスライダー。内側のふたつがボタン。

 プレイする楽曲のタイプには、1クレジットで2曲を遊べる“SINGLE”と、1クレジットで複数の曲をメドレー型式で楽しめる“ALBUM”が存在。また、楽曲選択画面で譜面をタッチすると“基本”、“熟練”、“究極”といった難易度の変更ができた。さらに、SINGLEを選び1曲目を究極の難度でクリアーすると、“ビッグブリッヂの死闘”、“ゴールドソーサー”、“Force Your Way”、“天より降りし力”といった、4つの楽曲で、新たに加わった“超絶”の難度でプレイが可能だ。

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▲ロケテスト実施中の店舗に貼られているポスター。

 また、本作はネットワークを通じた、ゆるいマルチプレイに対応。自分がプレイ中、ほかのプレイヤーのパーティーが画面後方に表示され、ともに冒険をしている感覚で楽しめるのだ。また、画面をタッチすることで、定型文を使ったチャットによるコミュニケーションも可能。マルチプレイとはいえ、プレイヤーどうしのスコアに影響することはなく、ストイックにハイスコアを目指すこともできる。ちなみに、定型文を使ったチャットは曲の開始時や終了時だけでなく、曲が流れている最中も表示できるが、曲をプレイ中にコミュニケーションを取るには、テクニックが求められそうだ。

気になる操作感はどうだった? プレイインプレッション

 一新された操作感覚や、気になる新要素について、ロケテストで実際にプレイしてみた、週刊ファミ通編集部の世界三大三代川と、攻略ライターの西川くんのインプレッションをお届けする。

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■メドレー型式の曲で、あれ、目から汗が……
Text by 世界三大三代川

 遊んだ感覚は、まさに『シアトリズム FF』! これまでのシリーズをプレイした人ならば、わかりやすく、直感的に遊べるはずです。プレイ感覚は、『シアトリズム FF カーテンコール』で追加されたボタン操作に近い。とくに、スライドトリガーに合わせて矢印の方向にスライダーを動かしたり、FMSでホールドトリガーに合わせてスライダーを上下に動かす感覚は、ニンテンドー3DSのスライドパッドの操作を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。なお、今回のロケテスト版のFMSでは、ホールドトリガーに合わせてスライダーで上下にカーソルを動かすおなじみの操作があったものの、判定はかなりゆるめでした。ただ、記者はずーっとタッチ操作で『シアトリズム FF』をプレイしてきたので、スライダー操作は慣れるまでちょっと手こずりそう。とはいえ、後は慣れの問題。慎重にプレイすれば、究極の譜面もクリアーできました。

 た・だ・し。新たに加わった“超絶の譜面”は無理! トリガーの多さに混乱するだけでなく、ボタン同時押しのダブルトリガーに、ふたつのスライドを同じ方向や逆方向に入力するダブルスライドトリガーが山のように来て、大混乱! しかも、合間合間に片手でホールドトリガー(ボタン押しっぱなし)を押しつつ、もう片手でリズムを刻むような譜面もあり、ミスしまくり! でも、本作はミスしまくって体力がゼロになっても、最後までプレイできるのでご安心を。

 あと、特筆すべきはメドレー型式のALBUMがいいこと! 『FFIV』メドレーでは、“赤い翼”から始まり、“バトル1”を挟み、“FFIV メインテーマ”につなぐという、まさに冒険している感覚。しかも、ラストは“ゴルベーザ四天王とのバトル”、“最後の闘い”と、何この完璧な流れ! 各曲はフルコーラスではないものの、十分に盛り上がりを楽しめます。今回のロケテストでは、『FFIV』、『FFVII』、『FFX』のメドレーがあったけれど、本稼動時にはもっと増えるといいなあ。本稼動時には、きっと成長要素やアビリティなども追加されると思うので、秋が楽しみです!

■コントローラーがとっても新しい音ゲー感覚!
Text by 西川くん

 “ビッグブリッヂの死闘”が目覚まし時計の西川くんです。『シアトリズム』シリーズがアーケードで登場すると聞き、気になったのはやはり操作方法。FMSでの操作をイメージし、『グルーヴコースター』や、『サウンドボルテックス』のようなコントロールパネルかな? と勝手に妄想していましたが、なんと球体型とは! 親指をボタンに置き、のこりの指を球体を操作するのが基本スタイルと、かなり独特なコントローラー。入力自体は『シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール』のボタン操作に近いのですが、実際にやってみるとこれが難しく、うまく操作するには慣れが必要だと感じました。しかし、プレイを重ね段々と手に馴染んでいくと、ちょー楽しい! もう1回、もう1回プレイさせて!! あっ、つぎの人もいますもんね、ダメですよね……。

 ゲームの筐体はイスに座って遊ぶスタイルで、とてもスマートなイメージ。リズムゲームが苦手な人でも、さくっととワンコインで楽しめちゃうと思います。自分のプレイでは操作に集中してしまい譜面しか見れなかったのですが、ほかのプレイヤーの画面を見ていると、たくさんの『FF』キャラクターがピョコピョコと動く様子はとってもキュートでした。ちなみにキャラクターをタッチすると、ぴょんぴょんとかわいく飛び跳ねるアクションがありましたよ! 隙あらばジャンプを差し込む、超絶うまい人のプレイとか見たいですなー(笑)。


 今回の『TFFAC』ロケテストに参加したプレイヤーには、キュートなキャラクターが描かれたオリジナルNESiCAシールがプレゼントされる。さらにアーケード版『ディシディア ファイナルファンタジー』をプレイしている人は、特別称号もゲットできる! この週末は、ぜひ『FF』カーニバルに参加しよう。

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▲本日(2016年4月15日)配布されるNESiCAシールは、この2種類。全4種類で日替わりになるそうです。

■ロケテスト情報
●開催日時
2016年4月15日(金)10:00 〜 4月17日(日)
※閉店時間及び16日以降の開店時間は各店舗の営業時間となります。

●開催店舗
◆宮城県 :タイトーステーション 仙台名掛丁店
◆東京都 :セガ 池袋GiGO
◆神奈川県:ラウンドワン横浜駅西口店
◆愛知県 :名古屋レジャーランドささしま店
◆大阪府 :namco梅田店
◆福岡県 :タイトーステーション 福岡天神店

●ロケテスト参加特典
ロケテストをプレイしてアンケートにお答え頂いた方に先着順で、「シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル」特製NESiCAシール(全4種)をプレゼント!