夢や好奇心を最新技術で実現!

 バンダイナムコエンターテインメントは、2016年4月15日より東京・お台場にあるダイバーシティ東京プラザ3Fにエンターテインメント研究施設“VR ZONE Project i Can”をオープンします。本記事では、オープンに先駆け開催されたメディア体験会の模様をお届け。

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 “VR ZONE Project i Can”は、VR技術とバンダイナムコエンターテインメントの体感マシンの開発技術を駆使して、「やってみたい!」、「やってみたかった!」そんな夢や好奇心をホンモノの体験として実現する施設です。ここからは、そんな最先端技術の詰まった、オープン時に体験することができる6種類のアクティビティを紹介していきます。

※施設の利用にはバナパスポートカード(300円)の購入、および体験料(バナコイン)のチャージが必要です。

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◆スポーツ走行体験マシン『リアルドライブ
VRアクティビティ所要時間:約14分
体験料金:651バナコイン(700円)
※VRゴーグル不要、ドームスクリーンを用いたアクティビティです。

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 東京モーターショー2015などに出展されていたスポーツ走行体感マシン『リアルドライブ』が“VR ZONE Project i Can”に登場。オープンに提供されている6種類のアクティビティの中で、唯一VRゴーグルを使用せず、180度の視界を覆うドーム型スクリーンで体験するアクティビティです。しかし、だからといって、ほかに劣るということは決してなく、視界いっぱいに広がるドームスクリーンとクルマの動きに合わせて振動するシートは迫力満点。本当にクルマを運転しているよう感覚がありました。操作はギアなどを自身で行うマニュアル(MT)と、自動で行ってくれるオートマ(AT)から選択可能なので、本気のレースをしたいという方や、クルマを運転したことのないという方まで、誰でも楽しめます。

 最初にプレイするときには、ひとつのコースしか選択できませんが、プレイデータがバナパスポートカードに記録され、遊べば遊ぶほど、コースやマシンが増えていきます。また、レースで手に入れたパーツなどは、PCやスマートフォンなどで専用サイトにアクセスすることで、自由にカスタマイズできるとのことです。

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▲専用サイトにアクセスして、自分好みにカスタマイズしよう。

◆VR鉄道運転室『トレインマイスター
VRアクティビティ所要時間:約9分
※VRゴーグルの着脱時間を含みます。

体験料金:651バナコイン(700円)

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 『トレインマイスター』では、JR山手線の東京~有楽町~新橋の3駅間の運転体験ができます。難易度は5つから選択でき、目標01(初めて体験する人にオススメの難易度)では、操作方法や運転の基本などの解説を丁寧に行ってくれるので、電車に詳しくないという人も安心です。ちなみに電車の知識がまったくない筆者でも、ひとつ目の東京~有楽町の区間では少し苦戦しましたが、つぎの有楽町~新橋の区間では、5段階中の最高評価5を獲得することができるようになっていました。

 体験終了後、「ほかの目標を選択するとどういう違いがあるのか?」とスタッフの方に尋ねたところ、目標02では電車が予定時刻よりも遅れた状態で開始し、目標03では急な加速や減速を抑えた乗り心地を意識した運転が求められるとのことでした。また、本アクティビティ体験中に後ろを向くと、お客さんの乗っている車両が見えるのですが、目標02のときには、(電車が遅延していることから)時計を気にしている人がいたり、目標03ではベビーカーを押しているお客さんが乗っていたりするようです。ぜひ、体験する際はそういった細かい部分にも注目してみましょう。

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▲プレイヤーをサポートしてくれる、鉄道運転士支援ロボット“TB(ティービー)”。
▲筐体のシートに使用されている素材は、本当の電車と同じものというこだわりようです。

◆急滑降体験機『スキーロデオ
VRアクティビティ所要時間:約6分
※VRゴーグルの着脱時間を含みます。

体験料金:651バナコイン(700円)

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 断崖絶壁の雪山をスキーで滑り降りる『スキーロデオ』は、今回体験した中でいちばん激しいアクティビティでした。映像だけでなく、筺体から風が吹いたり、強めの振動が伝わってきたりと全身で滑っている感覚を味わうことができます。カーブでは、実際のスキーと同じようにエッジを立てると、スムーズに曲がることができるなど、リアルに再現されているため、慣れるまでは少し苦労しましたが、慣れてくるとすごく快適でした。滑るルートは複数あり、クリアー時にはタイムも表示されるので、いろいろなルートを研究してタイムを突き詰めていくという楽しみもあります。

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◆ホラー実体験室『脱出病棟Ω(オメガ)
VRアクティビティ所要時間:約12分
※VRゴーグルの着脱時間を含みます。

体験料金:ひとり 744バナコイン(800円)
※2~4名様での同時体験となります。

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 『脱出病棟Ω(オメガ)』は、2~4人で廃墟と化した巨大病院から逃げることが目的のホラーアクティビティです。プレイヤーができるのは、レバーを前後に動かして自分自身が乗っている車イスを移動することと、コントローラーを懐中電灯に見立てて、周囲を照らすことのみ。ホラーが苦手な筆者は、絶対にやりたくなかったのですが、スタッフの方の「今回は4人ひと組みで体験していただきます」という言葉を聞いて、「ひとりじゃないなら大丈夫だろう」と意を決して体験したのですが、その期待はすぐに裏切られることになりました(苦笑)。

 というのも、最初こそ、全員のプレイヤーが同じ場所からスタートするのですが、少し進むとルートが分岐して、ひとりで行動することになるんです。そのときの不安や絶望感は半端じゃないものありました……。でも、プレイヤー同士はボイスチャットでお互いの声だけは聞こえるで、それがすごく心強かったです。ただ、ほかのプレイヤーの悲鳴で、自分のルートでは何も起こっていないのに驚いてしまうというな、逆に恐怖に繋がるということも何度かありました。最終的に筆者のチームは時間切れで脱出失敗。

 確かに怖かったのですが、お互い励まし合いながら、チームで協力して脱出を目指すというのは、非常におもしろい体験だったので、いつかリベンジしてみたいと思いました。

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◆VRシネマティックアトラクション『アーガイルシフト
VRアクティビティ所要時間:約7分
※VRゴーグルの着脱時間を含みます。

体験料金:651バナコイン(700円)

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▲プレイヤーが操る有人兵器“ルシファー”
▲AIヒューマノイド“アイネ”

 『アーガイルシフト』は、AIヒューマノイドの“アイネ”とともに巨大ロボットに乗り込んで敵と戦うという内容です。操作は、左右のレバーで機体を操縦し、顔の動きに合わせて動くカーソルで敵に狙い、レバーに付いているトリガーを引くことで攻撃しながら、敵ロボットを倒していきます。巨大ロボットを操縦している興奮や敵を倒したときの爽快感は抜群。

 また本アクティビティは、原案・監修に『鉄拳』、『サマーレッスン』などを手掛ける原田勝弘氏、世界観設定・シナリオに『攻殻機動隊』シリーズなどのProduction I.G、監督にSOLA DIGITAL ARTSの荒牧伸志氏、メカニックデザインに『機動戦士ガンダム00』や『ゼノブレイドクロス』などの柳瀬敬之氏、キャラクターデザインに『ソウルキャリバー』の川野琢嗣氏という豪華スタッフが制作しているのも、ポイントのひとつです。

 そして、もうひとつ注目してほしいのが、AIヒューマノイドの“アイネ”です。アイネは、プレイヤーのことをサポートしてくれる頼れるキャラクターなのですが、とにかくかわいいんです。とくに至近距離で見つめられるシーンでは、ドキッとして思わず目線をそらしちゃいました(笑)。そのほかにも、いろいろな場面でさまざまな表情を見せてくれるので、ぜひチェックしてみてください。

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◆極限度胸試し『高所恐怖SHOW
VRアクティビティ所要時間:約7分
※VRゴーグルの着脱時間を含みます。

体験料金:930バナコイン(1000円)

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 地上200メートルに飛び出した細い板の先に取り残された子猫を救出するのが、このアクティビティの目的です。体験リポートに入る前に、まずはこの写真を見てください。

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 体験エリアに入ると、まず、この光景が目に入ります。ここで、地上200メートルの恐怖体験をするわけですが、これを見た全員が「こんなの余裕で子猫を助けられるよ」と感じると思います。筆者ももちろんそうでした。

 でも、実際にVRゴーグルを付けて体験してみると、数十秒前に上の写真のような状況を見ているはずなのに、不思議と一歩が踏み出せないんです。頭で必死に「ここは地上200メートルではない」と理解しようとしても、視覚情報がジャマしてそうはさせてくれません。そんな中、覚悟を決めて足を踏み出してみると、今度は板が揺れることに気付き、また動けなくなってしまいました。おそらく、実際にはそんなに激しくは揺れていないのですが、地上200メートルにいると錯覚している自分にとっては、かなり大きな揺れに感じるんです。最終的には、慎重に歩みを進め、なんとか子猫の救出に成功したのですが、体験終了後も、しばらく足の震えが止まりませんでした。

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 以上、6種類のアクティビティの体験リポートをお届けしましたが、それぞれ違った魅力があり、どれも本当にオススメです。“VR ZONE Project i Can”は4月15日から10月中旬までの期間限定オープンとなります。本施設は事前の予約制となっているため、興味を持った方は、まず公式サイトから予約しましょう。