「何かあったのDMM?」と心配になるくらい(褒め言葉)原作に忠実!
集英社のコミック誌『グランドジャンプ』のWEBコミックサイトにて好評連載中の、宮崎摩耶氏の作品『ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~』。
この作品では、主人公・亜矢を始め、クセモノの女子高生ばかりが集まり、日々おバカかつパンツやら何やらが丸出しな展開が巻き起こる。大事な部分を隠す“自主規制”マークが飛び交わない回のほうがめずらしいという、トンデモ青春グラフィティーをくり広げるコミックだ。2012年にはアニメ化もしており、原作そのままのたいへんな内容を、まさかの人気声優が演じ切ってみせたことは、じつに忘れがたい。
そんな『ゴクジョッ。』の世界を、全年齢向けのブラウザゲームの限界に挑む形でゲーム化したのが、2016年4月にDMMオンラインゲームで正式サービス予定の『ゴクジョッ。~極楽院女子高寮物語~ 奪!パンツこれくしょん』だ。以下、『パンこれ』と呼ぶが、メーカー公式の略称である。原作に忠実になるあまり、すごいことになっているおバカで楽しい内容について、ひと足早くプレイして確認できた内容をお伝えしていこう。
ゲームの大まかなストーリーとしては、『ゴクジョッ。』のいつもの面々のもとに突如怪しい招待状が届き、勝手に全国規模の女子高生パンツ争奪戦に出場登録されてしまうという、いろいろな意味でホットなスタートとなっている。
ゲーム自体は、パンツバトルやら何やらを通じて亜矢たちと“ダチ”になった女子高生キャラクターたちを5人パーティーで編成し、各学校のマップを突き進んで一般生徒や最後に待ち構えるボス生徒とバトルするという内容だ。
ゲーム内容だけ見るとオーソドックスなものに思えるが、そのバトルが文字通り“パンツを奪う”内容である点が、本作のすごいところ。バトルは5人のメンバーが上から順番に並び、相手側の同じ順番に配置された相手とぶつかり合う形式となっており、このぶつかり合いで体力が0になった生徒はパンツを奪われる。
こうして倒した相手からまれにゲットできるパンツは、キャラクターたちの強化に使う素材であり、またすべてのキャラクターには6種類ものパンツが用意されているため、コンプリートは茨の道。『パンこれ』の名に恥じない、パンツ収集で長らく楽しめる仕様なのだ。
バトル自体は各キャラクターに“グー”“チョキ”“パー”のジャンケン(三すくみ)の属性があることに加え、スキルをどの順番でどうゲージを配分して使っていくか、という戦略性こそあるものの、基本的にはフルオートで進むため、非常にテンポよく楽しめる。
ほかにも、マップ上のどのマスを通って状況に合わせた強化効果を得るかなど、考えながらプレイできる要素がしっかり用意されているのだが、原作のおバカすぎる内容の再現度がありとあらゆる面で完璧なため、筆者もそのへんがどうでもよくなってしまい、ふと気がつくとパンツを讃えて一喜一憂してしまっていた。原作のすさまじさと再現度の高さは、想像以上のものと思ってもらっていい。
本当に大丈夫!? 全年齢の限界に挑む内容と展開に要注目
ゲーム内容のみならず、『パンこれ』の原作再現度の高さは、ガチャ演出のほか、キャラクターをパンツで強化してレアリティーアップさせる“開花”など、あらゆる部分で見せつけられた。
ここまですごいことになっていると、原作未読のプレイヤーも「いったいどうなってるんだこれは……」と原作を読まざるを得なくなるのではないだろうか。それくらい、原作とのおバカなシナジーが高い。高すぎて困る(うれしい)。
すべてのキャラにバトルで負けた際にパンツの脱げ度に応じた差分イラストが用意されており、“奪衣場”でほかのプレイヤーの女子高生からパンツを奪うこともできる。難しいことを忘れ、頭をパンツだけにして楽しむといいだろう。
演出画面からもわかる通り、原作でおなじみの“自主規制”マークも飛び交うので、パンツどころではないシーンやイラストも出てくるが、全年齢審査は(たぶん)大丈夫だったのだろうと信じたい。
この『パンこれ』、詳細な正式サービス時期や、βテストの有無などについては、4月に続報が出るとのこと。パンツのことが気になって仕方がない人は、ぜひチェックを怠らないでほしい。
また、正式サービスインに先駆け、本日2016年3月31日より事前登録がスタートしている。事前登録特典としてキャラクター“具同亮子”がプレゼントされるので、登録を忘れずに。
また、4月以降には原作コミック『ゴクジョッ。』や、本作でもアニメ版から引き続き亜矢たちのボイスを担当している人気声優の面々、さらには原作者である宮崎摩耶氏本人(!?)をも巻き込んだ、さまざまなとんでもない展開も用意されているとのこと。
これらのゲーム外への展開もぜひ楽しみにしてもらいつつ、おバカすぎる『パンこれ』の世界を自分の目で確かめられる日を、心にパンツを描きながら待ち望んでいただきたい。ぜひに。