最難関コンテンツに挑もう!
NHN ハンゲームが運営するPC用アクションRPG『ドラゴンネストR』が、2016年3月23日に大型アップデートを実施する。最大の見どころは、新コンテンツ“ヘイズアイスドラゴンネスト”が実装されることだ。アップデートの詳細を、日本サービスプロジェクトリーダー・YAMAMOTO氏のコメントも交えながら、たっぷりと紹介していこう。さらに、初夏に実装予定の“覚醒”新規スキル情報も、動画とともに大公開!
3月のアップデートの目玉は、新たな討伐コンテンツ“ヘイズアイスドラゴンネスト”の実装だ。これは、8人でドラゴン討伐に挑むダンジョン“ドラゴンネスト”の最上位版。6ステージ構成だった従来のドラゴンネストとは異なり、今回は3ステージ。エリアが凝縮されているぶん、各ボスも手強く、難度の高いコンテンツとなっている。バックグラウンドストーリーとしては、LV.90帯ストーリーの完結編といった内容になるようだ。
「これまでの“ドラゴンネスト”は、色で名前をつけていたのですが、今回は“ヘイズアイス”です。ヘイズは“もや”、アイスは“氷”。ネーミングのパターンを変えたのは、進化した“R”で登場した新エリア“ミストランド”に登場するドラゴンで、いままでのアルテイアのドラゴンと差別化するという意味合いを持たせています」(YAMAMOTO氏)。
プレイ条件は、レベルが90であることと、入場券アイテム“獄寒の種子”を持っていること。このアイテムは、同じ3月のアップデートにより、ショップで“女神の祈り”3個で入手できるようになる。ステージ入場への手順は、セントヘイブン(町)→時空の庭園(ワールドゾーン)→ヘイズアイスドラゴンネスト(入場ゲート)という流れ。入場可能人数は5~8人で、復活回数の制限はなし。また、誰がいちばん最初に新実装のドラゴンを倒すか競うお馴染みのイベント“DN-1グランプリ”も開催予定で、終了までアバター変身スキルは使用不可になる。
この“ヘイズアイスドラゴンネスト”は、“アクションゲームへの原点回帰”などの意味を込めた“R”がついてから初めての最上位難度コンテンツ。従来のコンテンツの長所を引き継ぎつつ、多くの改善がなされている点が特徴で、そのポイントは大きく3つとなる。
まずひとつ目は、“強化効果解除/召喚体解除の最小化”。強化効果の過度なシナジーによる魔物の瞬殺を防ぐために、いままで多少過度に設定されていた強化効果解除・召喚体解除が、今回は最小化されることとなった。
ふたつ目は“回復スキルの制限緩和”。R化以前は、爆発的な回復力を持つヒーラーがいるとゴリ押しプレイが可能なため、それを抑える意味で回復スキルの制限という措置が取られていた。だがR化アップデートでヒーラーの回復量が安定してきたため、回復スキルの制限が見直し・調整される。いずれも、より快適な環境でプレイが楽しめるべく施された、バランスの改善だ。
そして3つ目は“中間報酬システムの追加”。従来は最終クリアーによる報酬のみが存在していたが、今回は各ステージクリアーごとに中間報酬がもらえるシステムとなっている。この報酬はクリアーごとに支給されるため、最終ボスにはまだ勝てないというプレイヤーにも、挑戦意欲を呼び起こすきっかけとなるはずだ。ただし回数制限があり、1週間に2回まで。2回もらったら、つぎの週を待ってまたチャレンジしよう。
3ステージごとに特徴あるボスと対決!
それではいよいよ、“ヘイズアイスドラゴンネスト”各ステージの紹介に移ろう。第1ステージは“廃墟の入口”。待ち受けるモンスターは、4足で突進してくる“ミュタ コディアック”だ。物理攻撃はもちろん、多彩な範囲攻撃を仕掛けてくるが、プレイヤーはステージ四隅の補助装置に触れることで一定時間バリアー効果を発生できるので、バリアーを保ちながら隙をついて攻撃する戦法が基本となる。
「敵の攻撃を避ける、そして戦うという、メリハリのあるステージです。モンスターの動きを見て立ち回る駆け引きが重要になりますね」(YAMAMOTO氏)。
第2ステージは“棄てられし闘技場”で、モンスターは“ヘルベント ブラーファ”。筋肉隆々のパワータイプで、ガチンコの接近戦が要求されるステージとなる。一定のHPが削られるたびに、多彩な攻撃を仕掛けてくるようになるうえ、ステージのギミックも追加される。動き回って攻撃を回避するのが重要だが、後半を迎えると、とあるギミックによって難度が大幅にアップするという、一筋縄ではいかないバトルとなっている。ちなみに韓国ではコンテンツが実装されて約1ヵ月が経過した時点でも、この第2ステージをクリアーしたユーザーはいなかったという、それほどの難関だ。
「見た目どおりの、純粋な殴り合いのステージ。モンスターの見た目はそれほど大きくありませんが、破壊力は十分です。さらに後半になるとステージギミックも登場するので、けっこうキツいバトルになるかと思います」(YAMAMOTO氏)。
最終関門となる第3ステージは、“凍てついた安息所”。ここは2段構成となっていて、まず最初のエリアはギミックを解除しながら回廊を進んでいく。その先にあるエリアで、待ち受けるボスモンスターの“ヘイズアイスドラゴン ギイ”と戦うことになる。
“ギイ”はいままでのドラゴンのようにステージ中央に固定されておらず、動き回って攻撃してくる。これまでのドラゴンとは異なり、サイズはやや小型だ。名前どおり氷結系のスキルを多用するうえ、背後に回ったら尻尾による強烈な攻撃を食らってしまう。モンスターの動きを読んで対処する、アクションゲームの原点ともいうべき魅力が味わえるステージになっている。
「従来と違いステージを動き回るドラゴンなので、アクション的な楽しさを味わえるはずです。巨大ではないので迫力には欠けるかもしれませんが、氷結系のスキルなども多様してくるので、やっかいな相手。盾役が前方で対応しているあいだに、ほかのメンバーが横から攻撃していく戦法が、セオリーになるのでは」(YAMAMOTO氏)。
なお、コンテンツの特徴でも少し触れたが、ラスボスを倒せなくても、ステージ1、ステージ2をクリアーするごとに、中間報酬をもらえるシステムとなっている。ステージ1の報酬は“エヴォハンマーのかけら:コーマ”1個&“ヘイズアイスドラゴンのウロコ”1個で、ステージ2の報酬は“エヴォハンマーのかけら:コーマ”1個&“ヘイズアイズドラゴンのウロコ”2個。参加プレイヤーそれぞれが入手できるが、制限回数の“1週間に2回”を終えているプレイヤーには、アイテムが出現しない。
そして注目の、ステージ3のラスボスをクリアーした際の報酬は、以下の品ぞろえだ。シビアなバトルに打ち勝っての見返りなだけに、ゴージャスなアイテムがそろっている。
【報酬一覧】
・ヘイズアイスドラゴン ユニーク防具
・ヘイズアイスドラゴン アクセサリー
・ヘイズアイスドラゴン ユニーク武器
・特級レビス
・豪雷のキューブ
・強靭のユニーク紋章
・Lv.90 ユニーク紋章
・ヘイズアイスドラゴンのウロコ
・ヘイズアイスドラゴンの逆燐
・スペラ
・エヴォハンマーのかけら:ナール
・エヴォハンマーのかけら:コルヌ
・上級生命の清水
“ヘイズアイスドラゴン”の追加に伴い、既存のレッドドラゴン強化効果がヘイズアイスドラゴン強化効果に変更となる。レッドドラゴン討伐時に手に入る“レッドドラゴンの片鱗”は、それ以上入手できなくなるとともに、“レッドドラゴンの片鱗”から受注可能だった遠隔クエスト“歴史を刻むもの”も進行できなくなる。すでに受注している場合は、キャンセルが必要だ。