『バイオハザード』の特徴を活かした対戦型シューター
カプコンから、2016年5月12日発売予定のプレイステーション4、PC用ソフト『バイオハザード アンブレラコア』の先行体験会が、本日3月12日、東京・UDX秋葉原で開催された。今回使用されたのはPC版となる。ここでは、その体験会の模様をリポート。
※FPS・TPSが主食の凄腕ライター、BRZRKのプレイリポートも、後ほどお届けするので、お楽しみに!
ジェームズ・バンス氏
『バイオハザード アンブレラコア』は、従来の『バイオハザード』シリーズとは異なったコンセプト、つまりプレイヤー対プレイヤーの対戦に特化したゲームとして開発されている。
また特徴として、これまでのシリーズに登場したクリーチャーやマップが採用されているのも見逃せないポイント。おなじみのステージが対戦を盛り上げるマップとして登場する。クリーチャーは敵として徘徊しており、予測不可能な状況変化をゲーム中にもたらす存在となっている。登壇したプロデューサーのジェームズ・バンス氏によると、本作の注目ポイントは以下の3つ。
(1)遮蔽物に隠れまくれ!
本作ではスピードが重要な要素になっている、また、カバーアクションも重要で、ゲーム中、青く表示されるポイントでAボタンを押すと即座にカバーアクションに入る。そこでは、左トリガーの加減で体を乗り出す範囲を操作できる。
(2)一撃必殺の近接戦闘!
近接戦では、“ゾンビバイル”という鎌のような武器を使う。LBを押すだけで切り換えることができ、敵がオレンジ色のハイライトになっている状態でRTトリガーを引くと攻撃。照準を合わせることが苦手な人は、接近戦で勝負を挑む
「何度も倒された相手に“ゾンビバイル”で復讐すると、爽快感がバツグン」(バンス氏)
(3)ゾンビを利用せよ!
バンズ氏が「本作のもっともユニークなポイント」とし、ゾンビを攻守に利用することができる。まず“ゾンビジャマー”という背中に背負った装置があり、正常に作動していればゾンビに敵として認識されないが、破壊されたとたんに周囲のゾンビが一斉に襲い掛かってくる。つまり、直接相手を倒すことができなくても、“ゾンビジャマー”を破壊すれば、ゾンビが勝手に攻撃してくれるわけだ。
さらに、ゾンビをシールドとして使うことができる特殊アクションもある。武器を拳銃に切り換えると、左手に“ベイトシールド”という盾が装備されるのだが、この“ベイトシールド”には、敵からヘッドショットを受けないという利点に加え、もうひとつの利用法がある。ゾンビを攻撃して反撃を受けた際に、タイミングよくAボタンを押すことでシールド部分に咬みつかせると、そのゾンビを盾として使えるのだ。
続いては、メディア向けの先行体験会へ。今回は、3対3によるチーム戦で、使用するマップは“トライセルHQ”、“キジュジュ自治区12区域”、“発端の村”の3つ。のちほど、FPS・TPSの凄腕プレイヤー、BRZRKによるプレイリポートをお届けするので、お楽しみに!
体験会終了後、バンス氏から本作の新しいモードについて簡単な説明があった。ひとつは“マルチミッション”。これは、ひとつのマッチに入ると、ラウンドごとに8つのルールからランダムにルールが選択され、ゲーム性もガラリと変わるというもの。同じメンバーでプレイし続けることができるので、チーム戦の楽しさを堪能できるだろう。
もうひとつは、ソロプレイ専用の“ザ・エクスペリメント”。ミッションごとにさまざまなミッションが提示され、やり込み要素も高い。「いきなり、オンライン対戦はちょっと……」というプレイヤーが練習するにはうってつけのモードだ。
最後に行われた質疑応答でバンス氏は、先行体験会でプレイできるマップについて次のように説明してくれた。
トライセルHQ……扉やダクトがたくさんあり、複雑な構成のマップ。仕掛けをいかにうまく使うかもポイント
キジュジュ自治区12区域……広いマップだが、隠れる場所は少ない。従来の対戦型シューターに近いマップ
発端の村……ふたつの特徴が融合されたマップ。屋上を利用するのが有効だが、逆に場所が相手にわかってしまうデメリットも
「サントラCDは、このPS4ダウンロードコード版でしか手に入らないので、ぜひゲットしてください」(バンス氏)
未公開のステージもあるが、今回は『バイオハザード』シリーズファンになじみのあるステージを選択したそうだ。
東名阪で開催される先行体験会、東京会場ではこの後17時より、WEB公開生放送ステージ&参加者フリー体験会が開催される。近くの人は会場へ、遠くの人は生放送を楽しもう!
※ニコニコ生放送はこちら