配信時期は2016年6月ごろを予定

 ソラシドは、原作者である小池一夫氏から正式許諾を受け、“子連れ狼 モーションコミック版 制作プロジェクト”をクラウドファンディングサービス Kickstarter(キックスターター)上で 本日2016年2月25日よりスタート(→こちら)した。

 以下、リリースより抜粋。


 誕生から 46年を迎えた「子連れ狼」。時を経た今、最新の IT技術を演出に活用したモーションコミックとして生まれ変わるプロジェクトを立ち上げました。
 「子連れ狼」は1987年、最も早い時期にアメリカで出版され成功を収め、多くのハリウッド映画にも影響を与えてきました。そんな世界的な名作を最新の技術を駆使して、新たな魅力を追加したモーションコミックとして世界中の人に届けられるよう願い、新たな制作手段として世界最大級のクラウドファンディングサイト Kickstarterを活用してファンの皆様と共に創り上げていきます。

モーションコミックとは?

「モーションコミック」とは、漫画家の描いた絵を使いデジタル処理をした動きのある演出を入れることでより臨場感をアップさせる制作手法でつくられた次世代コミックです。従来の紙媒体による日本的なコミックの読み方に慣れてい ない海外ユーザーにもデジタルコンテンツを介して漫画本来の魅力を伝えることができます。

今回のモーションコミックの特徴は?

 これまでのモーションコミックはアニメをひとつの完成形として目指してきた方向性がありますが、今回はゲームクリエイターを軸に新しいカタチのモーシ ョンコミックを目指しています。単なるデジタル処理に留まらないゲームクリエイターならではの感性と演出がもたらす新たなメディアとしての可能性を追求していきます。

小池一夫氏のコメント

 モーションコミックの良さというのは、漫画に“動き”と“音”が入ることなんですよ。そうすると、より臨場感や世界観が読者に伝わってくるんです。アニメでも映画でもない、第3のメディアと言えるものです。 漫画としての「子連れ狼」とは違う新たな魅力を今回のモーションコミックでは 表現できると嬉しく思います。皆さんに是非、この「子連れ狼」のモーションコ ミックを見てもらいたいと思います。私の悲願ですから。よろしく!

制作ディレクターは?

 制作指揮は、名作ホラーゲーム『クロックタワー』を手掛けた河野一二三氏。

ゲームクリエイター ヌードメーカー代表 河野一二三氏
 「クロックタワー」シリーズをはじめとする数々のタイトルを企画・脚本・監督 として制作。

<代表作>
「クロックタワー」「クロックタワー2」「鉄騎」「鉄騎大戦」「無限航路」
(コメント) 本プロジェクトのためにゲーム業界出身のスタッフとアニメーション業界出身のスタッフが集結し各々の得意な技術・ノウハウを元に制作していきます。コンシューマーゲーム系から参加するスタッフからはモーションやエフェクト技術を、アニメーション系から参加するスタッフからはカメラワークとコンテ演出技術を、コミックという枠を越えたスタッフの結集により、紙上に描かれていた 剣豪、忍者との死闘へ躍動感溢れる新たなメディアの息吹が今、吹きこまれるのです。これまでのモーションコミックとは一線を画す新たなモーションコミックを目指します。

 「子連れ狼 モーションコミック版」は、原作者である小池一夫氏よりライセンス使用許諾を得て制作される、正当なダイジェスト編であり、コンテンツを提供する環境はUnity(ユニティ)でPCならびにスマートフォン、タブレットになる予定です。なお、モーションコミックの配信時期は2016年6月頃を予定しております。

 ソラシドでは今後も漫画の新しい表現手法である「モーションコミック」を用いて日本の名作コンテンツに新たな息吹を吹き込むプロジェクトを多数立ち上げていきます。

ソラシドのご紹介

 株式会社ソラシド は「クリエイターと共にキャラクターのグローバル展開を企画、実行する。」を経営理念とし、革新的で、拡散性のある企画を構想しキャラクターの活躍の場を増やすことを目指しています。スマートフォンやタブレットでコンテンツを楽しむことが当たり前になり、既存のメディアとは違う拡散の仕方で広まっている現在、キャラクターが認知される新たなメディアが求められています。今後、日本だけではなく世界を活躍の場としてキャラクターの活躍を展開するメディア開発、配信を行っていきます。