ロケテは4月中旬くらい!?

『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』ライブは!? ロケテは!? 気になる話をステージ終わりに直撃【JAEPO 2016】_04

 2016年2月19日~20日、千葉県・幕張メッセにて開催されたアミューズメント・エンターテインメント産業の総合展示会“ジャパン アミューズメントエキスポ 2016”(JAEPO 2016)。その一般日となる20日、タイトーブースにて開催された『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』タイトル発表座談会の後、間一朗プロデューサー、植松伸夫氏、祖堅正慶氏に少しだけお話を聞く時間をいただいた。発表座談会で要望が出たライブは実現するのか!? ロケテは!? 

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『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』ライブは!? ロケテは!? 気になる話をステージ終わりに直撃【JAEPO 2016】_02
▲画面左から祖堅正慶氏、間一朗氏、植松伸夫氏。

植松氏と祖堅氏のライブは海外も視野に!?

――ステージお疲れさまでした。盛り上がりましたね!

植松 バンド演奏の曲の実装やライブなど、いろいろなことが決まって、よかったなあと(笑)。

――決まったということでいいんですね(笑)。太字にしておきます。

 ふ、太字はやめてもらっていい?

植松 だって、「言えば実現する」って言うもんだからさ。

 1時間前に戻りたい! 自分に「それはやめとけ!」って言いたい!

祖堅 このステージはお客さんもいるし、ニコ生でも配信されているからなあ、と思っていたら……制限も何もなかった(笑)。

 お客様は楽しんでいただけたんじゃないかなと思いますよ? お客様は。自分としては「こらーひどいな」と(苦笑)。がんばりますけどね?

――ライブが実現するとしたら、いつくらいになりそうですかね?

 うーん、今年と来年は、コンサートホールの建て直しや改装が多くて、場所を探すのがけっこう難しいんですよね。

植松 海外でやればいいじゃない? ……なんつって。

――海外!

 植松さん、「なんつって」って言えば全部いいわけじゃないですよ?(苦笑)

――「海外で」は太字に……。

 いやいや、それおかしいんじゃない!?

祖堅 まあ、ライブは要検討として、新しく楽曲を入れてくれるのはうれしいなあ。

 でも、ライブやりたいよね、やっぱり。

――みずからその話題に戻します?(笑)

 だって、実際にやれたらこんなにうれしいことはないじゃないですか。おふたりがライブしてくれるなんて、プロデューサー冥利につきますよ。どれくらいの時間と労力がかかるかわからないけれど……。

植松 でも本当に、祖堅とバンドやりたいねっていうのは、電話で何度か言っていたんだよ。だから、今回のことがきっかけでできるといいなと思ってさ。

祖堅 なんとかなりますよ!

 このメンバー、前向きすぎて締める人がいないのが問題ですね(笑)。

ゲームの内容をもう少し知りたい!

――ゲームについてもおうかがいできれば。譜面は、同じ曲でもこれまでのシリーズ作とは違っているのでしょうか。

 今回は操作方法も変わりますから、それに合わせて調整をかけています。

祖堅 『カーテンコール』より難しいですか?

 難しいやつもありますね。両方のボタンを押すところが入ってきたりするので。でも、ミスが続いても途中で終わったりするわけではなく、どうプレイしても1曲は最後まで遊べるようにしたいなと思っていて。

――1プレイで1曲遊べる仕様ですか?

 いまは1プレイ2曲で検討していますが、これはまだわからないですね。また、曲には“シングル”と“アルバム”があります。シングルは従来通り、1曲まるっとプレイできるモード。アルバムはフィールド曲、バトル曲、フィールド曲、バトル曲、そして最後にボス曲といったように、そのタイトルを凝縮した構成になっているモードです。

――BMS(バトルミュージックステージ)とFMS(フィールドミュージックステージ)をつなげているんですね。

 以前から、次回作があるなら、BMSとFMSをつなげたものをやってみたいと鈴井君(シリーズの開発を担当するインディーズゼロの代表取締役・鈴井匡伸氏)が言っていたんです。いままでやってきたシリーズのスタッフクレジットで、いろいろな敵が出てきてワラワラとしている感じをゲームにできたら楽しいね、といったことも話していて。

祖堅 FMSの、ラインがうねるのはどう操作するんですか?

 スライダーを操作するのですが、あれ、下にレバーが埋まっているんです。トラックボールではないんですよ。

祖堅 スライドパッドみたいな。メンコ動かすような感じかな。

 そんな感じです(笑)。

――キャラクターの育成やカスタマイズはあるのですか?

 緩やかなレベルアップなどの要素が若干ある、くらいですね。コンパニオンサイトは用意するんですが、ゲームセンターに行ってその場でパッと遊べる手軽さや、競技性を優先しています。カスタマイズは、今回狙っているキャラクターのワラワラ感からすると相性がよくなくて。ただ、パーティーごとにいる“マイモーグリ”をカスタマイズできる要素は入れようと思っています。

――ゲームセンターで遊ぶということで、音については携帯機版と違いがあるのでしょうか。

 音が溢れるゲームセンターでも聞き取りやすいように、波形を調整するといったことはしています。いろいろな音が鳴っている中で、デシベルを計りながら潰れてしまう音などを調整したり。『FFI』のころのシンプルな音階だとヌケがいい一方、オーケストラだとどうしても潰れやすかったりするみたいなんですよ。

祖堅 アーケード作品は、そういう細やかな調整が必須ですよね。あと、お金入れたときに「入れたよ!」ってはっきりわかるように、コイン投入音の優先度が高かったり。

――アーケードならではの音の作法があるんですね。

 もちろん、ヘッドフォンの使用もできますよ。筐体中央の下部に差し込み口を設けています。

アウトをセーフにするのがプロデューサー

――今回はシリーズ最新作の制作発表あり、植松さんと祖堅さんのライブ開催告知ありのスタートとなりましたが。

 ある意味、ライブの開催発表会がメインで『シアトリズム ファイナルファンタジー オールスターカーニバル』がオマケみたいになっちゃいましたね……。

植松 大丈夫大丈夫、簡単だよ(笑)。

 でも自分は知識がないので、わからないんですよ。何人くらい入る会場ならいんですかね?

植松 20人でも、2000人でも。

 幅ありすぎません? 20人だったらうちのセミナールームでいいですよね(笑)。

祖堅 わははは(笑)。

 もし大会をやったら、どれくらい集まるかなあ。

――お! 大会の予定が?

 大会かどうかわからないんですけど、ファンミーティングみたいなことはしたいんです。そういうことができるときに、おふたりにライブをしてもらえたら最高だと思いますよ。それはやってみたいことのひとつです。

植松 だったら、1000人くらいはいけるんじゃない?

祖堅 いけますよ。

――どんどんビジョンが固まっていきますね(笑)。ちなみに、間さんがプロデュースするもうひとつのアーケード作品、『ディシディア ファイナルファンタジー』との連動などは考えていますか?

 それはもちろん。具体的な内容はまだお知らせできないんですが、本作のロケテストの時点から連動を始めようかなと思っています。

――ロケテの時期は決まっているのでしょうか。

 はい。現状、4月中旬くらいを目指しています。

――つぎの動きは、ロケテの告知になりそうですね。では最後に、本作を楽しみにしているユーザーにひと言ずつメッセージをお願いします。

祖堅 最近はアーケードから遠のいていたので、これを機に復帰しようかなと。おもしろいんですよね、アーケードのゲームって。話しかけられたりといったあの雰囲気もいい。対戦モノだったりすると、執拗に追ったり追われたりもしてね(笑)。うちのサウンドチームには猛者がたくさんいるので、いっしょに行きたいと思います。

植松 すでにこれまでの作品で、たくさん僕の曲を使ってもらっているんだけど、今回バンド曲が実装されたらうれしいですね。オーケストラだけでなく、自分たちの演奏を聞いてもらいつつプレイしてもらえる日が来ると思うと、とても楽しみです。

 今日出た話は正直、ギリギリなところがあるというか、どちらかというとアウトなんですが(苦笑)、アウトをセーフにするのもプロデューサーの仕事だと思うので、全力であたらせていただきます。皆さんが楽しみにしていることは、自分も楽しみなことなので。がんばります!

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