コンセプトムービーも公開

 ユカイ工学株式会社は、2016年2月7日に幕張メッセにて開催された国内最大級の造形イベント・ワンダーフェスティバル2016[冬]において、グッドスマイルカンパニーを代表するフィギュアシリーズ“ねんどろいど”とコラボレーションした“HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid”の実物展示およびデモンストレーションを実施。特設サイトでは、同コラボレーションモデルの機能やスペックなどの詳細情報のほか、コンセプトムービーが公開された。

手のひらサイズの初音ミクが歌と踊りでコミュニケーション! ワンフェス2016[冬]に出展された“HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid”の詳細が公開_04

 以下、リリースより。


<HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid追加情報>
 特設サイト上にて、機能やスペックの情報を新たに公開しました。

●機能
・SING&DANCE:あなただけのために、歌って踊ります。
・COMMUNICATE:あなたの問いかけに歌と踊りで答えてくれます。
・ASSIST:スマホアプリと連動して、お手伝いをしてくれます。

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●特徴
・ツインテール、首、肩、肘、股関節、体全体の合計10ヶ所が可動
・身長は、「ねんどろいど初音ミク2.0」の約1.2倍の大きさの約11cm
・台座には、15個のモーター、スピーカー、マイクが内蔵
・キャラクター造形は「ねんどろいど」のグッドスマイルカンパニーによる監修

手のひらサイズの初音ミクが歌と踊りでコミュニケーション! ワンフェス2016[冬]に出展された“HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid”の詳細が公開_01

<コンセプトムービー>
 今回発表したコンセプトムービーのテーマは「はじめてのコミュニケーション」です。起動させるまでの期待感。ミクが歌ったり踊ったりする様子に、驚き喜ぶ表情。様々なリアクションをするミクに、楽しげに語りかける。そんな「素のリアクション」を大切にしながら、ユーザーとミクとのコミュニケーションを描いています。テーマソングには、ティザームービーと同様にmalo氏が作詞作曲した『ハジメテノオト』を使用しています。

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◯ハジメテノオト(作詞・作曲:malo 、唄:初音ミク)
 2007年10月14日に投稿された、初音ミクのオリジナルソング。再生回数が270万を超える、maloさんの代表曲です。グッドスマイルカンパニーが2009年に制作したTVCMにも使用された、縁のある曲でもあります。

初音ミクオリジナル曲 「ハジメテノオト(Fullバージョン)」

<iDollの技術と今回のコラボレーションについて>
 iDollのコンセプトである「手のひらサイズのロボットドール」。このコンセプトを実現するために、江戸時代に既にあった「からくり」技術に着目。これを現代の技術でアップデートすることで、iDollは誕生しました。

 今から約140年前につくられた日本からくり人形の最高峰「弓曳き童子」は、「ぜんまい」「カム」「糸」によって動作を制御していました。iDollでは、前2つを「モーター」「制御基盤」に置き換え、モーターから各部位への動力の伝達は「弓曳き童子」と同様に「糸」を使用することで、小型化と俊敏な動きの制御を実現することができました。
 さらに、今回のコラボレーションモデル「HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid」では、日本で独自に発展した「フィギュアの造形」や、初音ミクに代表されるインターネット上での「音楽表現」「動きの表現」といった分野で活躍している企業やクリエイターに参加していただきました。「HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid」を、日本の技術力と表現力が結集した新しいカルチャーとして世界に発信していきたいと考えています。

<ワンダーフェスティバル2016[冬]イベントレポート>
 2月7日に幕張メッセにて開催された「ワンダーフェスティバル 2016[冬]」のマックスファクトリーとグッドスマイルカンパニーの合同企業ブース『 WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 23』内の「ねんどろいど10 周年コーナー」にて、「HATSUNE MIKU by iDoll x Nendoroid」の実物展示を行いました。

 展示では、「ハジメテノオト」「ぽっぴっぽー」といった初音ミクの人気曲にあわせて踊りを披露したほか、来場者の問いかけに対して歌と踊りで答えるデモンストレーションを行いました。

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<iDollについて>'
 iDollは、ユカイ工学と博報堂のプロジェクトチームmonomが開発を行う手のひらサイズのロボットドールです。ダンスや挨拶から一発ギャグまで、様々な“動き”を音声と一緒に再生できます。音楽をスピーカーで楽しむように、映像をディスプレイで楽しむように、“動き”を楽しむための装置をつくれないか。iDollはそんな想いからはじまったプロジェクトです。

<ユカイ工学について>
 ロボティクスベンチャー。家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」や、フィジカル・コンピューティング・ツールキット「konashi」など IoT デバイスの製品化を多く手がけています。2015年には「iDoll」を発表したほか、BOCCOがグッドデザイン賞を受賞しました。共同開発では、脳波で動くネコミミ型コミュニケーションツール「Necomimi」、次世代型ハンガー「チームラボハンガー」などがあります。

<monom(モノム)について>
  monom(モノム)は、モノ×テクノロジーで、新しい生活文化と市場の創造を目指す、博報堂のプロジェクトチームです。これまでにユカイ工学と共同でロボットドール「iDoll」を、イメージソースと共同でIoT壁掛け時計「Memory Clock」を開発・発表。その他、SIXの歌詞が読めるスピーカー「Lyric Speaker」やIssue+Designの集中できる勉強ボード「WriteMore」のプロダクトデザインを担当するなど、新しい体験を提案するプロダクトの開発に多く携わっています。

<グッドスマイルカンパニーについて>
 グッドスマイルカンパニーは、フィギュア・玩具を中心とした企画、制作、製造を行う企業。同社を代表する商品「ねんどろいど」シリーズは、2006年のシリーズ誕生以来、数多くのアニメ、ゲーム、漫画など様々な作品に登場するキャラクターとコラボレーション。2016年2月には、発売10周年を迎えます。

<「初音ミク」について>
 「初音ミク」とは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」です。大勢のクリエイターが「初音ミク」で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなりました。「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっています。