ファン感涙の貴重なライブ! 曲が生まれた驚きのきっかけも暴露!?
2016年1月30日(土)~1月31日(日)、千葉・幕張メッセで開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。開催2日目となる1月31日(日)、ゲーム音楽ステージにて“『モンスターハンター』シリーズ作曲の小見山優子ライブ”が開催された。
このステージでは、大人気ハンティングアクション『モンスターハンター』シリーズのBGMを手掛けた作曲家の小見山優子さんが、みずから演奏を披露。本稿では、ライブの感動と興奮、制作秘話も語られたトークの模様を、皆様にお届けしよう。
ステージは、初代『モンスターハンター』のメインテーマである「英雄の証」からスタート。シリーズを代表する楽曲なだけに、会場全体がひと狩り出たくなるような高揚感に包まれる。それと同時に、小見山さんと、あだっちゃんさんによるエレクトーンの演奏は、“エレクトーン”という楽器のすごさを改めて感じさせるものだった。
小見山さんが観客の前で演奏するのは、なんと10年ぶりとのこと。「ヤマハの音楽教室に通っていたのに、今度はヤマハさんから“演奏してください”とお願いされるなんて!」と、ステージに立てた喜びを露わにしていた。
小さいころから、弟のゲームプレイをいつも見ていたという小見山さん。外の視点からいつもゲームを見ていたことで「ゲーム音楽っておもしろい!」と思い始めたのが、ゲーム作曲家になったきっかけのひとつだとか。ちなみに、お気に入りのゲーム楽曲は『ファイナルファンタジーIV』の「赤い翼」、「愛のテーマ」とのこと。
また、作曲家には豊富な経験が大事というお話も。子供のころから、さまざまなジャンルの音楽に触れてきたという小見山さんは、「音楽を聴くだけでなく、たとえば自転車をこぐということも大事です。自転車で走った疾走感というのは、経験しないとわからないですし、音楽に生かせないんですから」と語る。なるほど! と思わせる深いお話に、会場からは拍手が送られていた。
続いては、『モンスターハンター3(トライ)』より「海と陸の共震/ラギアクルス」、「生命ある者へ」と、人気楽曲2曲を続けて演奏。演奏前のトークでは、「「海と陸の共震/ラギアクルス」は、じつはお酒を飲んでできた曲なんですよ(笑)」と、小見山さんがお酒に酔った勢いから生まれたという秘話を暴露! 思わず笑ってしまいそうなエピソードだが、楽曲の力強さと勢いには、どこか納得できる。また、「生命ある者へ」は、『モンハン』の世界を生きているすべてのものを、俯瞰視点で見ているようなイメージで作曲したとのこと。
最後に小見山さんは「こんな機会はめったにないので、本当にありがたいと思っています!」とコメントし、ステージは終了。全3曲の演奏と曲数は少なく、もっと聴きたいという気持ちもあったが、小見山さんの演奏力と楽曲の力はとてもすばらしかった。この感動はタイムシフトでも味わえるので、見逃した人はぜひチェックしてほしい。
今、タイムシフトで自分の回を観ました。演奏はさておき、クサカさんとのコテコテトークがwでも本当に楽しかった〜。コメントくれた方、会場のお客さんみんな温かかったです。ありがとうございました!!!
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— Yuko komiyama (@comiyam)
2016-01-31 20:37:50