予選ラウンドは『Heaven's Rider』と『恋幻想(Lovr Fantasy)』
2016年1月30日~1月31日、千葉・幕張メッセにて開催された、ゲーム実況とゲーム大会の祭典“闘会議2016”。1月30日と1月31日の両日、アーケードエリアでは『太鼓の達人公式大会 ~2016年2月の陣~ 闘会議大会』が行われた。本記事では、そのうち1月31日の大会の模様をレポートする。
大会では、バンダイナムコのアーケード音楽ゲーム『太鼓の達人 ホワイトver.』を使用。参加者は当日エントリーの18名で、小さな子供からお父さん世代まで、幅広い年齢のドンだーが集まった。なかには前日の大会にも参加したというひとも。そんな選手たちによって争われる予選ラウンドは、公式大会の課題曲の中から、当日発表される2曲を順番にプレイ。2曲の合計スコアの上位4名が、決勝ラウンドに進出するというルールだ。
発表された曲は、『Heaven's Rider』と『恋幻想(Love Fantasy)』。どちらもナムコオリジナル曲だ。1周目は前者、2周目は後者を、18人の選手がふたりずつ順番にプレイしていった。難易度はもちろん“おに”。
大会スタート直後、1周目の1組目から、なんとふたりとも100万点越えというスーパープレイが飛び出した。大会司会者によると、1周目はどの選手も緊張しがちということで、その後は100万点越えこそ出なかったが、ほとんどの選手が90万点台後半というレベルの高さ。そんななか、背が小さくて画面が見えない子供の選手が、踏み台に乗って健闘するという、ほのぼのムードの一幕も……。続いて2周目の『恋幻想(Love Fantasy)』では、緊張が解けたのか、フルコンボを達成する選手が続出。2曲を叩き終え、合計201万3010点でトップとなったけん(・_・)選手ほか3名が決勝へ進出した。
決勝は1月28日に配信開始されたばかりの『オール・イン・マイハート』
決勝ラウンドの課題曲も、その場で発表された。司会者から告げられた曲名は、ナムコオリジナルの『オール・イン・マイハート』。大会の数日前、1月28日に配信がスタートしたばかりの曲で、最後のラッシュが難しいのだとか。実は、前日に行われた大会でも決勝はこの曲で争われたそうだが、初見のプレイヤーもいたという。決勝戦はひとりずつプレイしてスコアを競う、一発勝負だ。
決勝戦を制したのは、予選ラウンドで100万点越えを記録したけん(・_・)選手。余裕のフルコンボ達成だったが、「最後のラッシュで“可”を出してしまって、どうしようかと思いました」とコメントしていた。
優勝者どうしのエキジビションマッチが勃発!
ここで、前日の大会で優勝したミキュロ選手が登場。急遽、けん(・_・)選手とのエキジビションマッチが組まれた。曲は『てんびん座急行 夜を行く』。なんと、ふたりともフルコンボ達成、100万点越えを記録し、僅差でけん(・_・)選手が勝利に輝いた。ミキュロ選手は「みなさん(けん(・_・)選手を)ご覧になりました!? “可”出てないんですよ! どうやって勝てと言うんですか(笑)」と、けん(・_・)選手を讃えていた。
なお、闘会議大会はこれにて終了となったが、『太鼓の達人公式大会 ~2016年2月の陣~』は全国の店舗で2月いっぱい開催の予定。『太鼓の達人』公式サイトにスケジュールが掲載されている。また、この日には『太鼓の達人 ドンだー! 世界一決定戦』の開催も発表された。詳細はまだ未定だが、今後ますます大会が盛り上がっていきそうだ。