ご自宅のソファーを4D(振動)対応にする“Immersit”は、近日中にクラウドファンディングも予定【CES 2016】

どんなソファーも振動対応にするというデバイス“Immersit”を見てきた。

●四隅の“脚”でソファーを揺らす、振動機能追加デバイス

 あらゆるスクリーンでさまざまな映像コンテンツが楽しめるようになった現在だからこそ、自分が映像世界の中に入ったかのような体験ができるVRや360度の全天球映像だったり、映画の4D上映(シートの振動やエアー噴射などの表現を足した特殊な上映形態)だったり、そこにひと味加えた体験の価値が高まってきている。

 先週アメリカのラスベガスで行われていた家電ショー“CES”(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に出展されていた“Immersit”は、臨場感あふれる振動付きの映像体験を家庭でも楽しめるようにするデバイスだ。ご家庭のあらゆるソファーを振動対応にできるという触れ込みで、近日中のクラウドファンディング開始を目指している。


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▲会場ではバイクレースゲームで実演していた。ソファーの左下にチラッと見えているのが本体部分(ブラックモデル)。なお体験しているのは記者ではありません。

 「ご家庭のあらゆるソファーを振動対応に」というカラクリの秘密は、このImmersitがソファーの四隅に空気圧で伸縮する“脚”を増設してしまう製品であるということ。シーンに合わせた信号により各脚がプシュプシュ伸び縮みすることで、その上に乗っかっているソファーを傾けて上下前後左右の振動を体感させるワケだ。
 価格は未定ながら、関係者いわく「できればマックブックとか、それぐらいのラップトップレベルの価格帯に抑えたい」ということで、10万円台前半から20万円台ぐらいをイメージするのが良さそう。


Red couch right HD Immersit white

▲四隅にプシュプシュ空気圧で動く“脚”を入れ、それでソファー全体を動かすという発想。

 というわけで、まぁ動くものはある、価格帯も(高い安いはともかく)そこそこ見えているということで、むしろ問題はコンテンツ対応。映像については「ブルーレイ、DVD、Netflix、Apple TV、Hulu、なんでもオーケー」、ビデオゲームについても「コンソール(家庭用ゲーム機)やPCを繋いで世界を体感できる」と解説されてはいるものの、いい感じに振動させるには、やはりコンテンツごとの専用データが必要。プレスリリースでは「何百もの映画とゲームの対応データがすでにある」とされているが、実際に家庭用ゲーム機の周辺機器としてサポートされるかとか、特定のタイトルが遊べるかというのは爆発的にヒットしないと厳しいんじゃないだろうか。

 とはいえ、ワンオフのアトラクションを作る時のオプションとしては面白そうなので、気になる人は「CESの数週間後」(関係者談)に予定しているというクラウドファンディングが開始される際の情報をチェックしてみるといいかもしれない。


VR close up

▲VRと組み合わせると最強だぜ! ということなのだが、いくらかかるかはあまり考えないようにしよう。