EPISODE4でディレクターが2名に!

 2015年12月23日に幕張メッセで開催されたファンタシースター感謝祭2016にて『ファンタシースターオンライン2』(以下、『PSO2』)の大型アップデートEPISODE4の新情報が多数発表された。
 
 そこで発表されたEPISODE4の実装内容を詳しく紹介しよう。

 EPISODE4のコンセプトはズバリ"新体験"! 3年半『PSO2』を続けてきた我々にとって必要なものは"新しい体験"だと冒頭でキーワードが示された。それぞれの新要素を追加するうえで"いかに新しい体験を得られるか"を重視し、クラス、ストーリー、フィールド、ファッションでプレイヤーに"新体験"を感じさせてくれるとのこと。

 今回から新しくチーフディレクターの中村圭介氏とディレクターの濱崎大輝氏がのふたりがばってきされた。中村氏はPS4版のディレクターも務める。
 

新クラス“サモナー”の育成方法が判明

 タクトで"ペット"に指示を与えながら育てた"ペット"で戦う新体験を与える新クラス。プレイヤーだけでなく"ペット"を育成して使い分けることが強さのカギと新クラスのヒントも語られた。

 新情報とムービーに一同が興奮していると、サモナーに関してこぼれ話がポロリ。「コンセプト通りの新体験を経験させてもらいました。誰もがメインのクラスにしたいぐらいすごい遊びやすくて女性も楽しめる。」と、アークス広報隊が抜け駆けでプレイした話も飛び出した。

 サモナーの相棒となるペットは以下の3種類。

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▲耐久値が高く、攻撃範囲の技が魅力のオールマイティーなワンダ。
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▲攻撃性能は高いが攻撃範囲が狭くピンポイントを攻撃する特性がボスに有効なトリム。
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▲ガンスラッシュのようにPPの回復が得意な支援タイプのサリィ。

ペットを育成してエネミーと戦う

 クエスト中にはペットエッグというアイテムでペットを手に入る。これでペットを育成したり、ペットのレベルを上げたりできる。不要なペットエッグでも経験値として育成中のペットに与えられる。ただし、ペットに与えられるペットエッグの回数が設定されており、この回数は時間とともに回復する。

 また、 クエスト中にペットエッグのほかにキャンディーをドロップする。これをペット専用の装備ボックスと言えるキャンディボックスにペット専用の装備のようなアイテムとしてキャンディをセットしていくと能力値が上がる。キャンディーには大きさが設定されており、キャンディボックスの空きにうまく当てはめていくとペットをより強力なものにできる。ショップエリアにあるペットラボで武器の強化のようにキャンディの大きさを圧縮して小さくすることが可能。キャンディを組み合わせて自分だけのペットを作れるとのこと。
 
 ペットのレアリティの違いに関する発表もあった。レアリティが高いとレベルの上限が高く設定されおり、レアリティの高いペットがより能力値が高くなっていくとのこと。後からレアリティの高いペットを手に入れられれば、ペット進化という項目でレアリティを上げられるので最初に手に入れたペットを安心して育てられる。「レアリティ進化では経験とキャンディーボックスの内容は引き継ぐので安心して育成してほしい。

 また、メインクラスがサモナーではないときもペットの育成はできるのでサモナーをプレイするときのために先行して育てておくこともできる」と実装前の仕様に関わる有益な情報も語られた。

『PSO2』大型アップデートEPISODE4で惑星“地球”の実装が判明_04
▲ペットを強化するキャンディーは圧縮するとさらに能力を詰め込める。

新惑星は"地球"! 冒険の舞台は西暦2028年の"日本"へ!!

新惑星はまさかの地球。EPISODE4実装時に追加されるにフィールドは"東京"と発表され、会場は割れんばかりの完成に包まれた。東京フィールドは高架や信号、消火栓など日本の都会を感じさせるオブジェクトがちりばめられた広い都市をダッシュパネルを使って爽快に駆け抜ける"新体験"が提案される。

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暴走する幻創車両を壊すようなトライアルなど、現状を打開した遊びを提案したい想いがちりばめられている。
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▲昼夜でBGMが変わる仕様はサウンドの小林秀聡氏がサウンドも新体験したいということを受けてとのこと。

東京に闊歩するのは新エネミー"幻創種"

 人々の恐れや想像が具現化したエネミーで動物が異形のものになったものから絶滅した恐竜のT-REX、戦車や戦闘機までもがアークスに襲いかかる。

 「一見するとカワイイエネミーなのに、すごい攻撃をしてくるところに注目してほしい」濱崎ディレクターが語って会場のユーザーの妄想が加速してきたところへ、新フィールドのボスエネミーが発表。電車の集合体という予想外の姿に、プレイする前から"新体験"を感じざるを得ない。

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▲新ボスエネミー"トレイン・ギドラン"。慣れ親しんだ電車が、3つ首のドラゴンがそれぞれ特徴的な攻撃を持つ。

新ストーリーはEP3最終章から2年後の世界で紡がれる!

 女子校生のヒツギとコオリ、アルの3人がストーリーの中心となってEP4の物語が展開する。EP4ではこれまでのマターボードの仕様から"新体験"となるストーリーボードへと進化。マターボードとイベントクロニクルを足して2で割ったような仕組みでピースと呼ばれるイベントマスをオープンして物語を進める。より、ストーリーを楽しむことに専念できるのがうれしい。

 さらに新たなプレイヤーの拠点として"艦橋"が用意され、プレイヤーの専任のオペレーターとして
シエラ(声:木村 珠莉)と出会うことなども初出しの情報として公開された。

 なお、アップデート後は全プレイヤーがEP4からスタート。EP4の序盤を進行するとキャラクターの選択時にEP1~3かEP4かを選択できるようになるとのこと。

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▲ヒツギ(声:種田梨沙)
▲コオリ(声:洲崎 綾)
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▲アル(声:豊崎愛生)
▲ピエトロ(声:江口拓也)

新コスチュームシステム“レイヤリングウェア”とは?

も難しコスチュームの新しい仕組みで、インナー、ベース、アウターの
 従来は一体型のコスチュームだが、レイヤリングウェアはインナーウェア、ベースウェア、アウターウェアの3種で構成される新たなコスチュームシステム。

 名前の通り重ねるというレイヤーの意味が込められており、上記のウェアを重ね着できる、オシャレにこだわるプレイヤーにとって新惑星や新クラスの情報に匹敵する楽しみな要素ではないだろうか。

 インナーウェアとベースウェアはアクセサリーのように登録型で、キャラクター単位で反映される。
また、インナーウェアはボディペイントの下にできたり、アウターはカラーチェンジパス対応したりするなるなどオシャレの幅が広がる仕様に。どんなコーディネートの可能性が見い出されるのか想像するのい。

 これまでに公開されているキャラクタークリエイトの多数の改善と合わせて、いよいよ究極のキャラクタークリエイトとEPISODE4が本気を出してきたようだ。

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▲いままでのコスチュームとは基本的に共存できないが、インナーとボディペイントとの組み合わせは可能。