プロ棋士対コンピューターの将棋対戦が来春実現!

 ドワンゴおよび日本将棋連盟が主催する“第1期叡王戦 決勝三番勝負”の第2局が2015年12月13日に開催され、山崎隆之八段が郷田真隆九段に勝利し、第1期叡王の座を獲得。来春開催される“第1期電王戦”で、“第3回将棋電王トーナメント”で優勝したコンピュータ将棋ソフト『ponanza』(ポナンザ)と二番勝負を行うことが決定した。

 以下、リリースより。


 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)および公益社団法人 日本将棋連盟(東京都渋谷区、会長:谷川浩司)が主催する「第1期叡王戦 決勝三番勝負」の第2局が、2015年12月13日(日)に京都国立博物館(京都府京都市)で行われました。その結果、山崎隆之八段が郷田真隆九段に126手で勝ち、12月6日(日)に行われた第1局に続いて2連勝で優勝。第1期叡王の座に輝くとともに、来春開催される「第1期電王戦」への出場を決めました。
 「第1期電王戦」では、「第3回将棋電王トーナメント」で優勝したコンピュータ将棋ソフト 『ponanza』(ポナンザ)と二番勝負を行います。

“第1期叡王戦”で山崎隆之八段が初代叡王の座を獲得! 来春にはコンピュータ将棋ソフト『ponanza』との対戦が実現_01

第1期叡王戦 決勝三番勝負 結果
◆第1局:2015年12月6日(日)会場:国立科学博物館(東京都台東区)
【先手】山崎隆之八段 vs【後手】郷田真隆九段
⇒139手で山崎隆之八段の勝ち
ニコニコ生放送視聴URL

◆第2局:2015年12月13日(日)会場:京都国立博物館(京都府京都市)
【先手】郷田真隆九段 vs【後手】山崎隆之八段
⇒126手で山崎隆之八段の勝ち
ニコニコ生放送視聴URL

第1期叡王戦 概要(優勝者は叡王の称号獲得および第1期電王戦に出場)
■開催時期:2015年6月20日(土)~2015年12月13日(日)
■出場資格:現役プロ棋士(エントリー制)
■対戦形式:段位別予選と本戦からなるトーナメント戦(2015年4月1日時点の段位)
■対局日程:【段位別予選】2015年6月~9月
∟出場者:エントリーした棋士/ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
■対局日程:【本戦】2015年10月~11月
∟出場者:予選を勝ち抜いた16名/ルール:持ち時間各1時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
■対局日程:【決勝三番勝負】2015年12月6日・13日※
∟出場者:本戦決勝進出者2名/ルール:持ち時間各5時間(チェスクロック方式)・秒読み60秒
※第1期叡王戦では、全現役プロ棋士159名中154 名がエントリーし、全138局からなる段位別予選が行われました。

第1期電王戦 概要(第1期叡王戦優勝者と第3回将棋電王トーナメントの優勝ソフトとの対局)
■開催時期:2016年春
■出場者:山崎隆之八段 vs ponanza(開発者:山本一成・下山晃)
■対戦形式:二番勝負(2日制×2局、先後1局ずつ)
■ルール:持ち時間各8時間(2日制/各日午前10時対局開始、初日は18時封じ手)・秒読み60秒
※日程や会場など詳細は後日発表します。