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2015年11月27日、日本マイクロソフトは 最新のWindows 10 とその搭載デバイスによる体験イベント“Windows 10 Game Day“を開催。同イベントに先駆けて、 プレスセッションが実施された。
このプレスセッションでは、本日11月27日～ 28日（土）に東京・秋葉原のUDXアキバ広場で開催する、Windows 10最新ゲームタイトルを体験できる参加費無料のイベントに先駆け、 PCやXbox OneなどのWindows 10 搭載デバイスで実現するゲームシナリオを解説するもの。
11月12日にリリースされたWindows 10初の大型アップデート“November Update”の詳細についてはすでに発表済みだが、より詳しく、実機をつかったデモストレーションを交えて説明が行われた。
まず、日本マイクロソフト執行役 コンシューマー＆パートナーグループ ゼネラルマネージャーの高橋美波氏が登壇。7月29日より無償アップデートが開始されたWindows 10について、市場のシェア率は6％を占め、年末までに国内で発表されるWindows 10搭載デバイスは260機種以上になると報告。市場で出回る9割以上のWindows オペレーティング システムのデバイスは、Windows 10搭載に変わる予定だという。
ではなぜWindows 10搭載デバイスが、ゲーミングデバイスに最適なのかについて高橋氏は、まずゲーミングPCの魅力はCPU・GPUの機能向上に伴う高速化、メモリー・ストレージの大容量化によって4K品質の映像処理が可能になったこと、DirectX 12に対応しグラフィック性能などが向上することで、臨場感溢れるゲーム体験ができるという。さらに、Windows 10のゲーム録画機能“Game DVR”で、友だちにプレイ動画を共有することもできるのだ。
また、11月に公開されたWindows 10初の大型アップデート“Windows 10 November Update”では、パフォーマンスの向上だけではなく、音声対応パーソナルアシスタント機能“Cortana（コルタナ）”の日本語対応にも注目すべきだろう。音声で調べたいことや、お願いしたいことを検索・実行してくれるパーソナルアシスタントだが、高橋氏は、「今後はゲームのナビゲーターなどで、コルタナが活躍するとおもしろいと思っている」とコメントした。（ちなみに、名前の元ネタは、Xboxの人気FPS『Halo』シリーズに登場する高度な知能をもつAIのCortana）
続いて、Windows本部 シニアプロダクトマネージャーの春日井良隆氏より、“Windows 10 November Update”が適用されたWindows 10搭載PCとXbox Oneによるストリーミングデモと、Windows 10搭載PCによるゲームプレイデモが実施。各システムの注目ポイントが説明された。
◆ストリーミングプレイ
まず、Windows 10搭載PCとXbox Oneの連携によるストリーミング機能について。パソコンからネットワーク経由でXbox Oneに接続することで、パソコン上にXbox Oneの画面を表示し、ゲームをプレイできる。ノートパソコンなど無線LANでつながるパソコンを使えば、Xbox Oneが接続されているテレビの前だけに限らず、寝室やベランダなど、さまざまな場所でゲームを楽しむことが可能となる。
◆Game DVR
PCゲーム、Xbox Oneでのストリーミング中は、“Game DVR”を使ったプレイ動画の録画が可能。キーボードショートカットの「Windows」＋「G」を押すと、“ゲームバー”と呼ばれるコントローラーがポップアップする。ここから動画のキャプチャが可能だ。またバックグラウンドでキャプチャするモードも搭載されているので、「ここ録画しておけばよかった！」というときに、最大10分まで時間をさかのぼって録画することも可能だ。
撮影した動画は、簡単なカット編集もできるので、Youtubeなどの動画サイトへプレイ動画をアップしたいゲーマーにとって、手軽でかかせないツールとなりそうだ。
◆音声対応パーソナルアシスタント機能“Cortana（コルタナ）”
音声での問い掛けに答えるパーソナルアシスタント“Cortana（コルタナ）”は、天気予報や予定などの質問への回答や、アラームやリマインダーの設定などができる。この“Cortana（コルタナ）”はXbox Oneでの提供も予定されているので、家に帰ってすぐに“Cortana（コルタナ）”に「Halo5を起動して」、なんてことを頼めるかもしれない。ぜひ期待したいところ。
◆新ブラウザMicrosoft Edge
Windows 10のデフォルトブラウザとなっている“Microsoft Edge”は、『刀剣乱舞』などブラウザゲームを楽しめるのはもちろん、ブラウザで本格的な3Dゲームをプレイできるほど性能となっている。WebGLを使用した3Dグラフィックの魚を画面内で4000匹泳がせるデモでは、安定して30fpsで再生できるパワーを持っている。また、XboxコントローラーのAPI（アプリケーションプログラミングインターフェース）が搭載されているので、ブラウザゲームをXboxコントローラーを使用してプレイできるようだ。
