体感型シミュレーターで究極の『GT6』を体験せよ!
2015年10月28日~11月8日まで東京ビッグサイトで開催される日本最大の自動車ショー“第44回 東京モーターショー2015”。ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア『グランツーリスモ』のブースでは、世界初出展となる“体感型シミュレーター”を用いた特別仕様の『グランツーリスモ6』がプレイできる。
この体感型シミュレーターは、サーキット用計測機器やドライブシミュレーターを扱う企業“アクセス”が新たに開発した、7軸駆動による本格的なもの。シートに搭載された7本のシリンダがゲームと連動して動作し、クルマの“走る”、“曲がる”、止まる”、“スライドする”といった状況をリアルな動きで再現するのだ。
もともとPCのレースゲームに対応した機器として発表され、熱心なレースゲームファンによって支持されていたものだが、『グランツーリスモ』シリーズの開発会社、ポリフォニー・デジタルのスタッフが着目。両社のコラボレーションにより『グランツーリスモ6』に対応した専用のドライバを開発し、今回の東京モーターショー2015にて“テクニカルデモ体験プレイ”という形での展示に至ったという。
『グランツーリスモ』ブースでは、この体感型シミュレーターと連動した『グランツーリスモ6』の試遊台を2台設置。多くの来場者が現実さながらの走行感を堪能していた。
筆者もさっそく体験してみたが、まず深いバケットシートやフォーミュラーカーのような低い視点からして、スパルタンなムードが満載。ペダル類やステアリングもカッチリした手応えで、レースマインドを掻き立てるものとなっていた。
ゲームは特別バージョンのもので、世界の自動車メーカーが『グランツーリスモ』シリーズのために夢のコンセプトカーを開発するプロジェクト“ビジョン グランツーリスモ”からこれまで発表されたすべてのクルマ、そして東京モーターショー2015で世界初出展となるトヨタのライトウェイトスポーツコンセプトカー“S-FR”から選べるようになっていた。
ドライブ中は、加速、減速、コーナリングのG(重力加速度)を模した動きが瞬時に反映されて、とにかくリアルという印象。シート部だけでなく、本体隅に設置されたシリンダによってフレーム全体までも駆動し、これまでにない臨場感を創りだしている。クルマの細かな動きがプレイヤーの背中やお尻に伝わるのは新鮮な感覚。クルマの挙動を視覚や聴覚だけでなく触覚までも使って把握する体験は、体感型シミュレーターだからこそ得られるものだ。
また、ブースの巨大スクリーンには、取材日、2015年10月28日に発表されたばかりの最新作『グランツーリスモSPORT』(プレイステーション4用ソフト)のプロモーション映像も上映されていた。ぜひこちらにも注目してみてほしい。
(『グランツーリスモSPORT』のPVや概要は公式サイトで公開中)
<『グランツーリスモ』協賛ブース出展概要>
ブース出展場所:東京ビッグサイト中央ゲート右手 イベントプラザ
出展内容:「ビジョン グランツーリスモ」映像・パネル展示/体感型シミュレーターによる『グランツーリスモ6』テクニカルデモ体験プレイ