アーケードでくり広げられる夢の共演、宴の時が迫る!
2015年11月26日に稼働を予定しているアーケードタイトル『ディシディア ファイナルファンタジー』に関する最新情報が公開された。7人のプレイアブルキャラクター情報は、スキルやコマンドリストに加え鯨岡武生ディレクターのコメントもあわせて紹介する。ほかにも、本作ならではのバトルシステムや、召喚獣に関する情報もまとめてお届けしよう。
※店舗によって稼働日は異なります。
■『ディシディア ファイナルファンタジー』ストーリー
かつて調和と混沌を司る二柱の神々が繰り広げた闘争は、
異次元より招かれた戦士達によって終止符を打たれた。
役目を終えた戦場は、次元の狭間に消えゆくさだめのはずだった。
しかし、何者かが新たな“力”を引き寄せ、滅びかけた世界は再び息を吹き返す。
それは新たな闘争の幕開けであり、予兆でもあった。
すべては“運命の刻”で明らかになる──
■ゲームの基本システム
本作の基本システムは、3対3のパーティーバトルで、制限時間内に相手パーティーのキャラクターを3回倒せば勝利となる。主な攻撃手段としては、“ブレイブ攻撃”と“HP攻撃”が用意されており、この2種類の攻撃を使い分けることで、奥深いバトルが楽しめるようになっている。また、各キャラクターともにゲージを溜めることで使用できる“EXスキル”を用いることで、さらに戦略性を高めることができるはずだ。
■操作方法
■画面の見方
■ブレイブ攻撃とHP攻撃
“ブレイブ攻撃”で攻撃力を高め、“HP攻撃”で敵を撃破せよ!
■EXスキル
ゲージが溜まると使用できる“EXスキル”は、戦略的に重要な効果を秘めている。“EXスキル”には誰もが修得して装備できるものとキャラクター専用の“EXスキル”が存在する。自分のパーティや敵のパーティの複数人に影響を与えることができるものが多いので、積極的に使ってみよう。
■専用EXスキル
専用EXスキルは 強力だが個性も強いものが多い。なかにはトランスで変身したり、ジョブチェンジしたりと原作をモチーフにしたEXスキルを持つキャラクターも!
7人のプレイアブルキャラクターを紹介
ウォーリア オブ ライト Warrior of Light
From『FINAL FANTASY』
type:HEAVY
声:関 俊彦
攻守に長けたオールラウンダー。“シールドオブライト”は全てのブレイブ攻撃を無効化し、さらに自身の防御力や特定の技の性能を上昇させる能力を持っている。また専用EXスキル「ホーリーチェーン」は、一定時間、付近の敵のターゲットを強制的に自身に集めることができるため、味方のピンチには迷わず使っていきたい。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:ウォーリア・オブ・ライトの立ち回り
基本的な使い勝手は前作から変更ありませんが、彼の象徴である盾から“攻防一体”、“パーティの盾役”といったイメージを膨らませました。なかでもシールドオブライトは、受け止めた攻撃を自身の力に変換する要の技なので、積極的に狙いたいですね。さらに重要なのが、専用EXスキルのホーリーチェーン。ロケテスト以降、EXスキルに範囲という概念が追加されたので闇雲に使っても効果は薄いですが、ハマれば非常に効果的です。
フリオニール Frioniel
From『FINAL FANTASY II』
type:HEAVY
声:緑川 光
地上戦において圧倒的な火力と攻撃範囲を両立する戦士。地上ブレイブ攻撃の2段目と3段目がレバー入力によって変化する特徴を持っており、状況に応じて技を出し分けることが可能。さらに相手に攻撃がヒットしていなくてもコンボを放つことができるという特徴も持っている。専用EXスキル“ブラッドウェポン”の効果中は、自身のHPが徐々に減少するかわりにあらゆる攻撃で敵のHPにダメージを与え、吸収することができるようになる。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:フリオニールの立ち回り
“地上戦特化”、“固定の位置から攻撃”、“相手を引き寄せる”という特徴はそのままに、多人数対戦に合わせた強化やアレンジを施しました。地上コンボはすべて3段攻撃で、ヒットしなくてもコンボに派生できます。さらに各段で近・中・遠距離の攻撃を使い分けられ、元来のコンセプトをより鋭く尖らせています。相手からすれば、フリオニールの周囲は危険地帯に見えることでしょう。相手に向かって急接近できる、チェインムーブも見逃せない新要素です。うまく移動しながら、場をかき乱していくのが新しいフリオニールの戦いかたですね。
オニオンナイト Onion Knight
From『FINAL FANTASY III』
type:UNIQUE
声:福山 潤
プレイスタイルによってその姿を変えるキャラクター。たまねぎ剣士の状態ではスピード以外に特筆すべき点はないが、物理攻撃をヒットさせ続けることで接近戦に特化した“忍者”に、魔法攻撃をヒットさせ続けることで遠距離戦に特化した“賢者”に、自動でジョブチェンジする。パーティの構成や戦況に応じて、なりたいジョブを見極めよう。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:オニオンナイトの立ち回り
物理攻撃は近くから当てるほど、魔法は離れた位置から当てるほど、ジョブチェンジが発生しやすくなります。各攻撃との相性がいい敵を狙うなど、動きかた次第で貢献度が大きく変わると言えます。間合いの調整に便利なクイックダッシュの使いかたを身体に叩き込み、状況に応じてジョブを切り換えられれば完璧ですね。ちなみに今回のコンセプト、じつは1作目の構想段階のものだったりします。本作で8年越しの実現となりました。
セシル Cecil Harvey
From『FINAL FANTASY IV』
type:HEAVY
声:程嶋しづマ
専用EXスキル“ジョブチェンジ”により、地上戦に優れ遠距離技を多く持つ“暗黒騎士”と、空中戦に特化し俊敏性の高い“パラディン”を切り替えることができる。ジョブチェンジするとしばらくの間セシルが強化されるため、ふたつのジョブを行き来しながら戦うと効果的。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:セシルの立ち回り
ジョブチェンジは専用EXスキルなので、ゲージさえあればいつでも変身できます。隙があるので、相手を吹っ飛ばした直後など、タイミングを図る必要はありますね。セシルが一定時間強化される効果もあるため、いかに戦いの最中にジョブチェンジを挟めるかがキモ。パラディンはSPEED寄りのHEAVYで空中特化、暗黒騎士はSHOOT寄りのHEAVYで地上特化という性能で、両方の操作を会得するのはたいへんですが、触っていて楽しいキャラクターです。より強化された“ヒーローらしさ”にも要注目です。
バッツ Butz Klauser
From『FINAL FANTASY V』
type:UNIQUE
声:保志総一朗
全ての攻撃に熟練度が設定されており、使用するごとに上昇していく。熟練度が“MASTER”に達すると、各ジョブの特徴的なバフ効果を常に宿すようになる。全てのジョブをマスターすれば強力無比な多種のバフ効果を得られるが、容易い道のりではないため、熟練度を上昇させる順番が重要となる。専用EXスキルは、自身に宿したバフ効果をパーティメンバーに付与する“幸運のお守り”。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:バッツの立ち回り
原作の“らしさ”を盛り込み、プレイステーション・ポータブル版とはまったくの別人となりました。バトル開始直後はステータス面でほかに劣るものの、バトル中に成長していく楽しみは、ほかにはない特徴です。“何から強化していくか”という戦略性は、“MOBA”や“RTS”に通ずるところがあるかもしれません。全ジョブをマスターするのは骨が折れますが、マスター後の専用EXスキルの効果は絶大のひと言。バッツ使いの人たちには、ぜひ★★★を狙っていただきたいです。ちなみに、各ジョブのイメージで演技していただいている、HP攻撃時のボイスは必聴です。
【2015年10月27日(火)22時記事修正】
記事初出時に保志総一朗様の氏名を誤って掲載しておりました。読者の皆さまならびに関係者各位にご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます。
ティナ Tina Branford
From『FINAL FANTASY VI』
type:SHOOT
声:福井裕佳梨
一定時間攻撃しないことで魔力がチャージされ、全ての攻撃が強化される。チャージ中の魔法は連射できない代わりに威力や射程に優れており、連射力に優れる通常魔法との使い分けが重要。また専用EXスキル“トランス”発動中は全てのパラメータが上昇するため、攻めにも守りにも活用することができる。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:ティナの立ち回り
今回は遠距離特化型のティナ。溢れる魔力をイメージしたオートチャージという特徴も合わさり、新キャラクターと言っても過言ではありません。技の数も、通常版とチャージ版を合わせるとほかのキャラクターの2倍近いので、多彩な攻めかたが可能です。一方で遠距離型らしく、接近されるとキツイです。ティナは魔法を撃ちながら移動が可能なので、相手との距離を調節しましょう。余談ですが、声の演技はフンババ戦以降のティナをイメージしています。
クラウド Cloud Strife
From『FINAL FANTASY VII』
type:HEAVY
声:櫻井孝宏
ボタンを押し続けることにより、ほぼ全ての攻撃を溜めて出すことができる。溜め攻撃は威力、射程のみならずガード削り値も上昇し、強力な攻めを展開することが可能。更に専用EXスキル“リミットブレイク”発動中は溜めに必要な時間が短縮され、相手に大きなプレッシャーをかけることができる。
●鯨岡武生ディレクターのコメント:クラウドの立ち回り
攻撃や性能にクセが少なく、初めて『ディシディア』を触る人にもオススメのキャラクターです。相手を豪快に吹っ飛ばす様は爽快なだけでなく、味方を狙う敵を追っ払ったり、集団から引きはがして1対1に持ち込むための術としても機能します。原作っぽく生まれ変わった画龍点睛も、けん制として使いやすい技ですね。また、本作からの特徴であるボタンの溜め押しは、攻撃性能強化のほか、溜め動作をステップでキャンセルして、フェイントとして使うこともできます。やれることはシンプルですが、操作に慣れてくれば、立ち回りかたにかなりの応用が利くと思いますよ。
■召喚獣
“召喚獣”の強大な力を使いこなせ!
召喚獣はパーティでひとつ選択してセットする。召喚獣には大きくふたつの役割があり、バトル中、支援効果を発揮し続けるものと、召喚獣を呼び出して、共に戦うものとなっている。
敵に攻撃をヒットさせたり、バトル中に出現する召喚コアを攻撃することで“召喚ゲージ”が溜まっていく。MAXになったら召喚チャンス! 召喚ボタンを押し続けて詠唱しよう!! 召喚に必要な詠唱時間は、同時に召喚している人数が増えるほど短くなる。
呼び出された召喚獣は一定時間敵を攻撃し、最後に大技を放って消える。召喚獣の攻撃は“ブレイブ攻撃”であるため、召喚獣によって敵にとどめをさすことはできないが、ガード不可の攻撃が広範囲に及ぶため、相手にとって脅威となるはずだ。
召喚獣ごとに異なる支援効果をうまく使いこなして、勝利を目指そう。
イフリート
突進したり、飛び上がって地面をたたきつけるなど猛々しい攻撃が特徴の召喚獣。敵プレイヤーの周辺に次々と火柱が発生する“地獄の火炎”を放つ。召喚獣として選択すると、バトル中パーティのブレイブ攻撃が強化される。
シヴァ
氷塊を発生させて攻撃する召喚獣。氷塊が砕けた後には冷気のフィールドが発生し、冷気のフィールド上にとどまり続けると氷結して動けなくなってしまう。敵プレイヤーの周辺に氷の柱が発生する“ダイアモンドダスト”。召喚獣として選択すると、バトル中ブレイブ基本値が上昇する。
ラムウ
雷をあやつる召喚獣。召喚中はマップ全体に雷が発生し続ける。敵プレイヤーの周辺に雷の柱が発生し、追い詰める“裁きの雷”を放つ。召喚獣として選択すると、バトル中バフ系のEXスキルゲージが溜まりやすくなり、EXスキルが発動しやすくなる。
ディシディア ファイナルファンタジー
メーカー | スクウェア・エニックス |
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対応機種 | ゲーセンアーケード |
発売日 | 2015年11月26日稼働予定 |
価格 | 店舗によって異なります |
ジャンル | 対戦格闘 |
備考 | NESiCA対応 ディレクター:鯨岡武生、プロデューサー:間一朗、キャラクターデザイン:野村哲也、コンポーザー:石元丈晴、開発:コーエーテクモゲームス Team NINJA |