4つのセッションでゲームの根底にある普遍的な遊びの本質を考える
東京工芸大学芸術学部ゲーム学科は、2015年11月15日に同校中野キャンパスにおいて、“東京工芸大学ゲームクリエイターズ・フェスタ”の開催を発表した。『鉄拳』や『ツムツム』、『ぷよぷよ』のクリエイターが登場したセッションが予定されている。
■イベント概要
イベント名称:東京工芸大学ゲームクリエイターズ・フェスタ 2015
日時:2015年11月15日12時45分〜18時00分
(開場12時00分より、懇親会18時30分〜20時00分)
開催場所:東京工芸大学 中野キャンパス(東京都中野区本町2ー9ー5)
メイン会場:1号館 地下1階 大講義室 1B01
参加費:無料
受講対象者:ゲームに興味のある方
■セッション一覧
ウェアラブル型ゲーミング・スーツの実践
講演時間:13時00分〜13時30分
セッション内容:
画面フレームから解放されたダイナミックに遊びが発展していくシステムはないかと考えたことから、プレイヤー・ディスプレイ・コントローラーの三要素を三位一体に構成する発想が生まれました。今までに無いゲームや遊びを社会に提供することを目的にウェアラブルで新しいゲーム表現形態としての「ゲーミング・スーツ」の研究・開発を行っています。その研究経緯説明と実機による実演を行います。また、体全体を動かしてコントロールするのも本スーツの特徴です。演舞の立ち振る舞いの美しさを表現する新規のアート表現体としての可能性や、屈伸や手足の運動を行うことによるリハビリテーション機、シリアスゲームとしての社会貢献の期待についても言及します
講師:
岩谷 徹氏
東京工芸大学芸術学部 ゲーム学科教授
あなたも作れる『鉄拳』や『サマーレッスン』の キャラクター
講演時間:13時45分〜14時45分
セッション内容:
格闘ゲームやVRを通して見えてくるキャラクター作りとは? 世界の市場特性、ファンコミュニティ、コンセプト立案からプロデュースまであらゆる観点からのキャラクター作りについて、『鉄拳』や『ソウルキャリバー』などアクションゲーム系のプロジェクトに20年以上携わり、現在は『ポッ拳』などコラボゲームや、『サマーレッスン』など最先端VRの研究にも邁進する演者が、皆様に熱く語りかけます。
講師:
原田勝弘氏
バンダイナムコエンターテインメント World Planning & Development Unit部長
ゲームディレクター/チーフプロデューサー
宮澤 篤氏
東京工芸大学芸術学部 ゲーム学科 准教授
発想法のトレーニング法
講演時間:15時00分〜16時30分
セッション内容:
コツや近道ではない。本当の発想を身につける王道を学ぶにはどうしたらいいだろうか? 方法のひとつは、発想する楽しさを実感して、いつでも発想するために頭を動かすクセをつけることだ。今回は、発想したくなる体質や考え方をインストールするために、ゲーム形式の“発想力を鍛えるトレーニング方法”を実際にやって、発想する楽しさを実感してもらう。発想スイッチを入れて、日々の生活のなかからどんどんアイデアを生み出せるようになろう。
講師:
米光 一成氏
『ぷよぷよ』クリエイター
ツムツム大人気の秘密
講演時間:16時45分〜17時45分
セッション内容:
女性に絶大な人気を誇る『LINE: ディズニーツムツム』。このモンスターアプリがいかに作られたかを、メインスタッフであるNHN Playart社の、企画・川口康幸氏とグラフィック・遠藤基氏が、初講演します。聞き手はゲーム学科の遠藤雅伸で『ツムツム』が目指したものは何か? 『ツムツム』の開発はどう行われたのか? 『ツムツム』とディズニーコラボの強さ? 『ツムツム』がいかに女性ユーザーを獲得したか? 『ツムツム』が日本のゲームシーンに及ぼした影響などに鋭くツッコミます。
講師:
川口 康幸氏
NHN PlayArt 取締役
遠藤 基氏
NHN PlayArt
遠藤 雅伸氏
東京工芸大学芸術学部 ゲーム学科 教授