ファン待望のゾンビアクション最新作！
フォーサイドエンタテイメント並びにアラリオが提供するPC用MMORPG『エターナルシティ3』のオープンβテストが、2015年10月16日からいよいよスタート！ その直前のタイミングで、短い時間ながらも試遊取材ができた。プレイリポートという形で、本作の魅力をたっぷりお届けしよう!!
『エターナルシティ』は人間とゾンビの戦いを描いたシリーズだ。前作の『エターナルシティ2』と比べて、スキルやアクションの幅が広がったほか、グラフィックも強化され、まさに究極のゾンビアクションといった仕上がりになっている。プレイヤー登録を検討している方は、このプレイリポートを参考に、ぜひぜひその魅力をチェックしてほしい！
3つの要素を選んでキャラクターを決定
……と、ここまで前フリをしたが、じつは記事担当のライターは、PCオンラインゲームは最近まったくのご無沙汰。そこで今回のプレイリポートには、ファミ通.comのPCオンラインゲーム担当であるミス・ユースケを召喚！ 以降のリポートには、ユースケ氏のコメントも入れ込んでお伝えする。初心者・未体験の人は筆者のコメントを、本シリーズやPCオンラインゲームに慣れ親しんでいる人はユースケ氏のコメントを参考にしてもらえればと思う。
さて今回はゲームスタートから最初のミッションまでの流れと、いくつかの多人数用コンテンツをプレイした。まずは序盤の流れをリポートしていこう。
最初はキャラクター選択だ。キャラクターは、アジア・ヨーロッパ・アメリカなど、各地域の特色を活かした12名が用意されている。ここではキャラクターとともに、“前職”と“兵科（スキル）”を選べる。キャラにより基本ステータスが違うのは当然として、性別と体のサイズで着られるコスチュームが限られ、“前職”により能力のボーナス値が変化し、また“兵科”によって使用できる武器も変わってくる。
つまりは“キャラクター”、“前職”、“兵科”という3要素の組み合わせで、ガラッと違うタイプのアバターを作成でき、その後の成長傾向も変わってくるのだ。好みのプレイスタイルを考慮して、ここはじっくりとキャラクターを選びたいところ。
とはいえ、この場は短時間のお試しプレイということで深くは考えず、安直にトップに表示されているキャラ＆前職＆スキルを選択してみた。キャラは“北東アジア生まれの男性”で、前職は“傭兵”、兵科は密かに敵陣に入り込む“ゴーストリコン”だ。ちなみにユースケ氏が選択したのはダレ？ 最初のキャラクター選びでは、どういうところがポイントになりそうですかね？
「僕は“南アメリカ育ちの女性”にしました。いちばん露出度が高かったので。前職は“バウンティハンター”で、兵科は重火器の扱いが得意な“メタルレイン装甲歩兵部隊”。大量のゾンビを大火力で制圧したら気持ちいいかなと思って」（ミス・ユースケ）。
まずはチュートリアルで操作を確認
キャラが決まったらチュートリアルで操作方法を学ぶ。ここでは訓練教官からアクション操作のコーチを受け、それを実践したら再び教官と会話し、つぎのアクションを学んでいくという流れだ。基本アクションは、キーボードの左側にあるキーを左手で操作して行う。たとえば移動は、A（←）、W（↑）、D（→）、S（↓）、SHIFTはスライディング、スペースキーはジャンプ。
ふだんPCゲームを遊ばない身としては、左手のアクション操作をうまくできるかが心配だった。慣れないながらも操作コマンドを覚えて教官と会話し、つぎのステージへ。
今度は武器の使いかたで、マウスとの連動も必要となる。左手でCtrlキーを押して手榴弾を構え、マウスでポイントして落下点を決め、キーを離すと投擲、といった具合だ。シリーズのプレイヤーなら楽勝かもしれないが、初心者としてはとにかく覚えるのに必死。なお、チュートリアルでは、近接用の吹き飛ばし攻撃やダウン攻撃といったスキルも教えてもらえるのだが、正直そのあたりを実戦で使う余裕はなかった……。
唯一救いだったのは、武器での射撃が、マウスのポイントを敵に合わせてクリックするだけ、という直感的なアクションだったこと。初心者もオーケーの親切設計だ。チュートリアル終盤では、実際にゾンビがいるフィールドが用意され、とりあえず移動してゾンビを撃つという最低限のアクションは習得できた。
ふと横を見ると、ユースケ氏はかなり先を進んでいる。PCゲームに精通した人にとっては、けっこう慣れ親しんだ操作感覚なのだろうか。本作の操作システムについて、ユースケ氏の感想は？
「アクションやFPSのキーボード操作に慣れている人なら違和感なく遊べると思います。そうじゃない人でも、左クリックの射撃だけ覚えておけば十分戦える感じでした」（ミス・ユースケ）。
いよいよ最初のミッションにチャレンジ！
チュートリアルが終わったら、いよいよゲーム本編がスタート。主人公キャラクターは新米兵として、派遣された地区のゾンビを一掃したのちに崩壊地盤を調査するという使命を与えられる。事前に本拠地のマップを巡り、ショップなどを確認することとなるが、フィールドはけっこう広めの印象だ。ひととおり準備を済ませたら、ついに実戦へと突入！
チュートリアルでもたついたせいか、戦闘の舞台となるマップには夜の帳が下りていた。ビクビクしながら移動するうち、最初のゾンビを確認して、サクッと倒した……かと思ったら、1発では倒れず、走ってこちらに向かってきた！ しかも速い!!
追撃で倒したものの、ゾンビの印象は“タフ”という感じ。映画でいうところの『28日後……』の走るゾンビです。車の上などの高台に上がっても、平気でよじ登ってくるので安心はできない。つねに緊張感を保ちながら、慎重に進んでいく必要があるわけで、このスリルこそが本作の大きな魅力と言えるだろう。
つたないプレイながらも、一定数のゾンビを倒して、最初のミッションは無事に終了。最初の広大なマップということで、ここでは美麗なグラフィック、オブジェクトの高低差を活かした移動アクション、ゾンビとのバトルなど、さまざまな要素を十二分に体験できた。ゾンビを撃ちまくれるのはもちろん、アクションの自由度が高い点もかなり爽快だ。
さてこのファーストミッション、ユースケ氏はどんな印象を持ちました？ （ちなみにゲーム内で、ゾンビと間違って攻撃しちゃってスミマセン……）。
「俯瞰視点だから恐怖感は薄そうだなと思ってましたけど、ゾンビの集団を視認できるからこその恐怖ってあるんですね。室内を調べているときに扉から殺到されたときは焦りました」（ミス・ユースケ）。
多彩なモードでやり込み要素もたっぷり！
本作にはクエストをこなしながらシナリオを楽しむほかに、さまざまなコンテンツが用意されている。テストプレイの最後に、そうしたサブモードも体験できた。まずプレイしたのが“レイド”モード。これは最大6人までのチームを組んでステージを進めていくコンテンツだ。
用意されたマップでは、敵はゾンビではなく“テロ部隊”的な装備兵だったが、ワラワラと現れる敵をガンガン倒して進んでいくのが楽しい。友だちといっしょにプレイしてみたいモードだ。道中では巨大な人型ボスも登場したりして、バトルの見た目的にも盛り上がるのではないだろうか。
そして、取材の締めくくりとしてプレイしたのが、“アサルト”モード。これは、40～50人のプレイヤーが協力して戦うコンテンツだ。とにかく大量のゾンビが出てくるとだけ聞いて、ひとまずアラリオ社のスタッフさんととともに、3人でチャレンジしてみることに。
……結果、無謀な挑戦でした。湧いてくるゾンビの数が多すぎるし、終盤はデカいボス級のモンスターも続々と登場。「プレイヤー側が50人ってどういうこと？」と最初は不思議に思ったものの、無限にも思えるほど迫りくるゾンビに対応するには、それくらいの味方が必要なのかと納得。なお、挑戦したミッションはゾンビから中央発電施設を守るというもので、クリアー報酬として経験値やアワード（特殊なアイテムと交換できるポイント）を獲得できる模様。
いろいろとインパクトの大きいモードだが、ミッションをクリアーしたときの達成感も、きっとまた大きいはず。ちなみにこうした本編以外の楽しいモードに関しては、ユースケ氏はどう思ったのか？
「アサルトは笑えるくらいゾンビが湧くのがいいですね。効率的に戦うには、ゾンビの出現ポイントを押さえたり、残弾数を気にしたりみたいなクレバーな立ち回りも必要なんでしょうけど、みんなでぎゃーぎゃー言いながら撃ちまくってるだけで楽しい。
あと、大人数で遊べるので、ひとりあたりの責任が小さいのもうれしいです。腕に自信がなくても参加できますし」（ミス・ユースケ）
ゾンビ好きにはオススメのタイトルです！
最後は、プレイを終えての全体的な感想を報告して、リポートを締めくくろう。まず感じたのは、単純な操作によるアクションで、直感的にゲームに入り込めること。マウスで敵をターゲットしてクリックで攻撃できるのは、初心者にもわかりやすくて楽しいし、なんとなく昔のアーケードゲームの感覚にも共通するような部分も味わえた。
今回の取材は短時間でのお試しプレイということで、スキルなどは未消化だったが、キャラ育成も踏まえ、やり込み要素も充実しているような印象を受ける。あとは極論すれば……、ゾンビ好きにはぜひとも、一度遊んでほしい！ 細かい部分は抜きにして、ゾンビをバンバン倒せますよ!!
PCオンラインゲーム好きなユースケ氏としては、今回のプレイはどうでした？ 最後に、ぜひまとめのコメントを！
「奥深さはもとより気軽に遊べることが求められる昨今。本作のベースは“ゾンビをバリバリ撃つ”というシンプルなシューティングゲームなので、あまり難しいことを考えずに始められるのがすごくいいと思うんですよ。ここまでプレイのハードルが低いMMORPGはめずらしいかもしれません」（ミス・ユースケ）
