そろそろ拳で愛を語ろうか
スパイク・チュンソフトから発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『喧嘩番長 乙女』。本作は、人気アクションアドベンチャーゲームシリーズ『喧嘩番長』の乙女ゲーム。会話を交わして好感度をアップさせるといった、既存の恋愛アドベンチャーゲームに飽きた乙女プレイヤーに贈る、恋も友情も楽しめる新感覚の乙女ゲームなのだ。女子力を磨いて愛を育むもよし、拳と漢気で“マブダチ”になるもよし、男の落としかたはプレイヤー次第という。今回は、登場キャラクターの情報を中心に紹介しよう。
＜STORY＞
天涯孤独の主人公は物心ついたときから施設で暮らしていた。
両親の顔も知らない主人公。
そんな主人公のもとにひとりの少年が現れる。
少年の名は“ひかる”。
生き別れた主人公の双子の兄だという。
ひかるは主人公に提案する。
「ボクの代わりに高校に行ってもらえない？」
突拍子もない話に驚く主人公。しかもその学校とは男子校。
県下一のヤンキー高校だった。
ひかるの家は由緒正しい極道・鬼ヶ島家。
厳格な父の教えで、行くべき高校を決められていた。
その高校は、私立獅子吼学園（ししくがくえん）――
県内の不良・猛者どもが集まるヤンキー高校。
鬼ヶ島家の子どもは在学中にこの学園をシメることを
義務づけられていた。
ヤンキーなんかと関わりたくないひかる。
しかし、父に逆らうことは死を意味する。
生き別れた双子の妹がいることを知ったひかるは
自分の代わりに主人公をヤンキー高校に送り込むことを思いついたのだった。
登場キャラクター
中山ひなこ（主人公の名前は変更可能）
【身長】160cm
【体重】47kg
【年齢】15歳
【クラス】1年菫組
【特技】格闘技全般
本作の主人公。物心ついた時から孤児として施設におり、施設の方針で、幼いころからさまざまな格闘技を習う。人付き合いが苦手でひとりで過ごすことが多かったため、中学までひたすら自室で訓練に励んでいた。そのため、女なのにすこぶる強い。しかし、このままではいけないと、高校では友だちを作ることを目標としていたが、突然現れた双子の兄、ひかるにより、県下一のヤンキー高校“獅子吼学園”に兄の身代わりとして入学することに……。これまで孤独に生きてきたため、家族と友情に憧れている。
箕輪斗々丸（声：KENN）
【身長】174cm
【体重】63kg
【年齢】15歳
【クラス】1年菫組
【特技】空手
主人公の同級生。入学早々クラスをシメようとイキがっていたところを主人公にのされる。それ以降、主人公に一目置き親友となる。裏表なく人と接する気のいいヤンキーで、心のつながりを大切にし、見返りなく助けてくれる。誰よりも主人公といっしょにいるのに、女だとまったく気づかない鈍感。バカだがじつは成績はよく、家もとくに荒れているわけでなく、中流よりもいい家庭。ヤンキーとしてもトップクラスでなく雑魚でもないという、全体的に中途半端をイジられる。
金春貴之（CV：蒼井翔太）
【身長】163cm
【体重】56kg
【年齢】15歳
【クラス】1年藤組
【特技】ブラジリアン柔術
主人公の隣りのクラスで学年最強。柔術使いで体格差をものともしない戦いをする。兄弟が多く家計を助けるため、格闘ジムでトレーナーとしてバイトをしながらプロの格闘家を目指している。獅子吼のトップ争いにはまったく興味がなく、ムダな喧嘩はいっさいしない。休日はほかのジムに出稽古にいくほど、ストイックに強さを追及している。総合格闘至上主義のため、空手、ボクシング、キックなどの立ち技オンリーの格闘技を軽視する傾向がある。自分よりも体が小さい主人公に対して仲間意識を感じ、何かと目をかけてくれる。“女＝弱い”という固定観念があるため女嫌いで、主人公が女とは夢にも思っていない。
吉良麟太郎（CV：細谷佳正）
【身長】177cm
【体重】66kg
【年齢】16歳
【クラス】2年百合組
【特技】ボクシング
2年生のヤンキーで、2年実力ナンバーワンと言われている。しかし、まわりが騒いでいるだけで、本人はトップ争いには関心がない。口数が少なく人とツルむのが嫌いで、いつもひとりで行動している。感情の起伏があまりなくつねにクールだが、“キラリン”と呼ばれるとイラッとする。器用でなんでもそつなくこなせるタイプ。そのためあまり物事に熱中することがない。格闘センスがいいので喧嘩も強いが、自分からふっかけることはなく、喧嘩をするときは、向こうからふっかけられたときのみ。幼少時代、一時的に施設に預けられていたことがあり、そのとき出会った女の子のことをいまでも気にかけている。入学してきた主人公がその女の子にソックリだったため、何かと気にするようになる。
未良子祐太（CV：柿原徹也）
【身長】175cm
【体重】58kg
【年齢】16歳
【クラス】2年桜組
【特技】キックボクシング
2年生のヤンキー。吉良と並ぶ実力を持つと言われている。中学時代、学校をシメるほど強いヤンキーだったが、突然アイドルに転身。以後アイドルとして芸能活動をしている。そのためあまり学校に来ない。アイドルグループではセンターを務めており、ソロデビューの話が持ち上がるほど人気がある。性格はチャラく、初対面の相手にも馴れ馴れしい。つねに笑顔で飄々としているが、どこか表面的で深い部分には人を立ち入らせない。女慣れしているため、主人公の正体にいち早く感づき疑っている。キレると言葉づかいが悪くなる。
鬼ヶ島鳳凰（CV：前野智昭）
【身長】180cm
【体重】75kg
【年齢】18歳
【クラス】3年桐組
【特技】柔道
学園最強ヤンキー。主人公とひかるの腹違いの兄とのことだが、詳細は不明。小さいころからひかるとは別々に暮らしており、ひかるに毛嫌いされている。鬼ヶ島家のしきたり通りに獅子吼学園へ入学し、1ヵ月足らずで学園をシメた伝説を持つ。性格は大らかで“弱きを助け強気を挫く”を地でいく。そのため老若男女問わず人望が厚い。1年前に突然放浪の旅に出てこの春学園に戻ってきた。そのせいで1年留年している。入学してきた主人公のことを、ひかるだと思い気にかけているが、ひかるから嫌われているのを知っているため、距離をとっている。
鬼ヶ島ひかる（CV：代永 翼）
【身長】162cm
【体重】52kg
【年齢】15歳
主人公の双子の兄。父は鬼ヶ島組組長、腹違いの兄は伝説のヤンキー・鬼ヶ島鳳凰。父や兄と違い線が細く喧嘩もしたことがない。ヤクザとヤンキーを毛嫌いしており、父や兄のことも大嫌い。小さいころから兄とは別々に暮らしており、同居している父親ともほぼ会話がない。お金だけは潤沢にもらっており、なに不自由ない生活をしているが、家族の愛情を感じたことはない。しきたりに則り、獅子吼学園に入学させられるところだったが、生き別れた双子の妹（主人公）の存在を知り、自分の身代わりにすることにした。その代わりに自分は妹（主人公）として女子校に進学。女装して女子高生としての生活を謳歌する。
坂口春生（声：近藤 隆）
【身長】182cm
【体重】74kg
【年齢】22歳
鬼ヶ島組の若頭でひかるの世話係。獅子吼学園卒業生。高校1年生のとき、半年で学園をシメ“鬼ヶ島組”からスカウトを受ける。ヤクザに興味がなく断っていたが、当時9歳のひかるにひと目惚れし世話係に。“ひかる命”で、すべてにおいてひかるを優先させるが、ひかるからは気持ち悪がられている。ひかると主人公が入れ換わっていることを知る唯一の人物で家の手配や手続きなど、何かとフォローをしてくれる。ひかると双子である主人公のことも大好き。“ひかるが増えた”と喜ぶ変態。
