チャンピオンと開発者、強いのはどっち!?
2015年9月17日~20日に千葉県・幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2015。ここでは、開催3日目にセガゲームスブースで行われた『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』イベントの模様をリポートしよう。
今回のイベントは頂上決戦と評して、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』第2回全国大会の優勝者“ごしょ”選手と、本作の開発者がガチで戦うという内容。全国クラスのハイレベルなバトルを生で見られるとあってか、来場者のボルテージも最初からイグニッションしているのが印象的であった。
さてこの対戦、単なるエキシビジョンマッチではない。ごしょ選手は開発者2名と戦うが、両者に勝利しなければ勝ちとは認められないきびしいルール。だが勝者には、なんと“電撃FIGHTINGガールズ”が手作りしてくれたブラウニーを食べられるご褒美が与えられるのだ! 対する敗者には、野中プロデューサーから肩をもまれるという罰ゲーム(?)が行われる。ごしょ選手にはなかなかつらいルールだと思われるが、成功者には時としてきびしい試練が与えられるのだ。
というわけで1戦目は、寺田ディレクター対ごしょ選手の試合。さすが頂上決戦、両者の実力が拮抗した熱い戦い……にはならず(笑)、ごしょ選手が容赦なく責め立てた結果、パーフェクトで1ラウンド目を勝利。続く2ラウンド目もごしょ選手がサポートキャラの藤和エリオを使いこなし、決めるべきポイントではしっかりとコンボを決め、やはり一瞬で勝敗が決する形となった。
この結果を真摯に受け止めた寺田ディレクターは、「やつは開発の中でもいちばんの小物……つぎは四天王最強が!」と捨て台詞を残し、芹沢氏へとバトンタッチした。
2戦目は本命の芹沢氏とのバトル。ごしょ選手は1戦目に引き続き御坂美琴をチョイス、芹沢氏は新キャラクターの“司波達也”を選択した。試遊台やロケテストで使えるとはいえ、まだ全貌が判明していないキャラクターを開発者みずから使い、“わからん殺し”で勝利しようという戦略だ。
2戦目は序盤から両者けん制技で様子を見るも、しっかりとガードし、ジリジリとした展開が続く。だが中盤から攻撃が当たり出すやいなや、両者とも華麗なコンボを決め続け、手に汗握る接戦に。どちらが勝ってもおかしくない状況のなか、最終的に下段ガードをミスった芹沢氏が敗北となった。
接戦は2ラウンド目も続く。だが実況しつつの対戦というきびしい状況からか、芹沢氏がクライマックスアーツをミスして発動。ここで流れが変わったのか、ごしょ選手が下段からのコンボを決め、クライマックスアーツの“レールガン”でバシッと締めて勝利。かくしてチャンピオンは開発者よりも強いことが証明されたのだ。
開発者相手に2連勝という偉業を成し遂げ、見事ガールズからブラウニーを食べさせてもらったごしょ選手。照れながらも「おいふぃです」と感想を語ってくれた。
イベントを終えて、寺田ディレクターは「対戦で戦う楽しさを伝えられたと思います」と満足げのコメント。さらに「10月4日に行われる“電撃文庫 秋の祭典2015”では新キャラクター、新サポートキャラも出していきます。あれ、これ言っちゃマズかったっけ!?」と、新情報を思わずポロリし、会場から大きなどよめきが。
野中プロデューサーは「衝撃の発言でちょっと動揺してますが(笑)、電撃文庫さんのファン、格闘ゲームファンの両方のお力で盛り上がったと思います。これからも盛り上がっていきましょう、イグニッション!」と叫び、興奮冷めやらぬうちにイベントは幕を閉じた。
というわけで、今後も見逃せない展開が続く『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』。ひとまず、10月4日に発表されるらしい新キャラクターの情報に注目してみたい。