クオリティー高すぎ! 皆さん、お疲れさまでしたー!
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催された東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの最終日となる20日(日)、“コーエーテクモ コスプレコンテスト in TGS2015”が開催された。
もはやTGS2015名物とも言えるこのステージは、その名の通り、コーエーテクモゲームスタイトルに登場するキャラクターのコスプレを競うイベント。総勢35名の応募の中から、書類審査で選ばれた15名が、こだわりのコスプレ姿をステージ上で披露した。そして審査委員長として、コーエーテクモゲームスの小笠原賢一プロデューサー、さらに『アルスラーン戦記×無双』に出演する小林裕介さん、『真・三國無双』シリーズなどに出演する小野坂昌也さんがゲスト審査員として登場。小野坂さんは5回連続の同ステージ出演とのことで、今回も気合十分に、みずからが演じる趙雲のコスプレ姿で現れた(ちなみに小笠原氏の衣装は、『信長の野望』30周年記念の際に作られた、山本寛斎氏デザインのもの!)。
審査は審査員からの得票に加えて、TGS2015会場で投票が受け付けられた会場審査、そしてニコニコ生放送のコメント数がカウントされるニコ生審査を合わせて決定。グランプリには好きな据え置きゲーム機、審査員特別賞には好きな携帯ゲーム機、 コーエーテクモ特別賞にはグッズの詰め合わせが贈られる。
……と説明してきましたが、やはりコスプレはその姿を見てこそ! というわけで、さっそくステージに登場した15名をご紹介!
◆エントリーNo.1:夏芽さん(『討鬼伝 極』ホロウ)
『討鬼伝』が好きすぎて、姉夫婦の3人でコスプレをしたこともあるという夏芽さん。小笠原氏もつま先のディテールまでしっかりと再現された完成度を絶賛していた。
◆エントリーNo.2:松本サイコさん(『アルスラーン戦記×無双』アルスラーン)
みずからの手で編み上げたという鎖カラビナがこだわりポイント。本物のアルスラーン(小林さん)も「そなた、私に似ているな! ぜひそなたを宮廷コスプレイヤーに任命したい!」とご満悦!?
◆エントリーNo.3 歌笛萌香さん(『戦国無双4』石田三成)
こだわりは「裏地を手で縫いました」! 特徴的な着物の柄も手書きで、小笠原氏も「質感がすばらしいのがわかります」と舌を巻いていた。
◆エントリーNo.4 城戸春人さん(『討鬼伝 極』暦)
暦に決めたキッカケは、昨年のステージでゲストの津田美波さんが「暦のコスプレも見たい」と言っていたことから(昨年のリポート記事はこちら)。「ムービーと同じになるように作りました」とこだわり満載(武器の迫力にも注目)!
◆エントリーNo.5 ともちさん(『よるのないくに』アーナス)
発売前タイトルをモチーフにしたコスプレも! 発売前とあって資料は少ないが、その衣装は精巧。小笠原氏も「開発冥利に尽きるんじゃないですかね」と語っていた。
◆エントリーNo.6 ひなぎくさん(『真・三國無双7』司馬懿)
登場した瞬間、審査員から「おお~」と歓声がこぼれたひなぎくさん。こだわりは帽子部分で、後ろからの見た目も◎。小野坂さんも「紫色がすごくきれい! これはすごい!」と絶賛していた。
◆エントリーNo.7 秦~sin~さん(『真・三國無双7』徐晃)
小野坂さんが「徐晃っぽい!」と衣装、鍛え上げた肉体に称賛を送っていた秦~sin~さん。ひとつひとつ手作りした鎧がポイントで、武器も自作だとか!
◆エントリーNo.8 tenさん(『デッド オア アライブ 5 ラスト ラウンド』リュウ・ハヤブサ)
昨年は客席で観覧していたというtenさんが今年は書類審査を勝ち抜いて登場! 白ver.の衣装はこの日のための新作で、グローブ部分の梵字も完全再現されている。
◆エントリーNo.9 鋼太さん(『戦国無双4』島津豊久)
ステージに登場するや否や元気いっぱい、なりきり度がバッチリの鋼太さん。動きも声色もバッチリで、小野坂さんも「島津役はもう女子でいいんじゃないかな(笑)」と語るほど。
◆エントリーNo.10 広縞唯月(『真・三國無双7』文鴦)
「パーツがとても多くて、切り出すだけでも1日で終わらなかった」という文鴦の衣装を見事に再現。『7』をプレイして好きになったキャラクターだそう。
◆エントリーNo.11 龍霞さん(『戦国無双3』長曾我部元親)
昨年は『4』の元親で参加した龍霞さん、今年は『3』で登場。「カッコイイ! 髪型がイケてますね」とは小林さん談。
◆エントリーNo.12 PAINSさん(『遙かなる時空の中で4』風早)
タイトルの舞台設定から着想を得て、麻の素材で衣装を作ったというPAINSさん。キャラクターの印象的な青の色は、手染めをしたそう!
◆エントリーNo.13 霧葉さん(『よるのないくに』リュリーティス)
こちらも発売前の『よるのないくに』から。アーナスで登場したともちさんとはご近所さんだそう。こちらも少ない資料に苦戦したというが、スカートのふんわり感を表現するために20メートルのギャザーを縫ったとか。
◆エントリーNo.14 榊飛鳥さん(『ネオアンジェリーク』レイン)
登場するなり小野坂さんが「懐かしい~~!」と声を上げた『ネオアンジェリーク』からのエントリー。10年来のレインコスプレイヤーだそうで、パーツの長さのバランスがこだわりポイント。
◆エントリーNo.15 あくびんさん(『デッド オア アライブ 5 ラスト ラウンド』ほのか)
裁縫などが得意ではないというあくびんさんは、体作りで勝負。この日のために「2ヵ月で8キロ痩せました!」と気合たっぷり! この気合には小林さんも「意気込みがすごくて脱帽です!」とコメント。
15名が出揃ったところで、いよいよ結果発表! コーエーテクモ特別賞はエントリーNo.6のひなぎくさん、審査員特別賞はエントリーNo.7の秦~sin~さん、そしてグランプリはなんとふたり! エントリーNo.2の松本サイコさん&エントリーNo.10の広縞唯月さんに決定! ふたりとも「ビックリしました!」と感無量のようで、自身のキャラクターのコスプレがグランプリに輝いた小林さんも「我がことのようにうれしいです!」と語っていた。
初参加の小林さんは「思った以上にクオリティーが高すぎて、審査するのが大変でした。誰が受賞してもおかしくないものばかり」と語れば、小野坂さんも「毎年、審査をするのも大変」としみじみ。小笠原氏も「間近で見たディテールのこだわりのすばらしさ!」と語っていた。ちなみにステージ上で唯一普段着だった小林さんは、「ちょっとやってみたくなりました。せっかくなら自分の演じたキャラクターを……」と語っており、来年も出演が決まれば、小林さんのコスプレ姿が見られるかも!? すでにこのステージなどでコスプレ姿を披露している小野坂さんは「置鮎(龍太郎)くんのキャラクターはいつもおもしろいから着てみたい!」と話していた。果たして来年はどんな趣向を凝らしたコスプレイヤーさんが登場するのか、早くも来年の開催を楽しみにしています!