PCブラウザ&スマートフォン怒濤の新作ラッシュ!
千葉・幕張メッセで2015年9月17日~20日に開催中の“東京ゲームショウ 2015”(以下、“TGS2015”)。その初日、9月17日のDMMゲームズのブースステージにて、“DMMカンファレンス 新作発表&完成お披露目”が実施された。 ブラウザゲームのみならずiOS版、Android版のアプリゲームでも目ざましい躍進をとげるDMMゲームズ。その勢いは今年も止まらないようで、2015年秋~2016年春にかけてリリース予定のタイトルが、ステージ上で一挙に11タイトルも発表された。その各タイトルを、発表順に紹介していこう。
『プリンセスパンツァー』
3つの国それぞれの姫たちとともに、美少女キャラクターとパンツァー(戦車)で部隊を編成して戦う、横スクロール型ストラテジーバトルゲーム。プラットフォームはスマートフォンで、2015年秋冬に配信開始予定とのこと。
かわいらしいキャラクターの育成や、親密度を高めると見られるイベントなどはもちろんのこと、最大4人で同時にワイワイ楽しめるというのが本作最大のポイント。各プレイヤーの部隊は戦車1台に4~5人の部隊員で構成されるが、プレイヤー4人で同時に出撃すると、4部隊分のキャラクターが画面狭しと並び、気持ちよく的を吹き飛ばしていく。
『UNLEASHED』
Androidで2015年内配信予定の、新機軸となる“すごろくRPGシステム”を採用した作品。クエストマップがすごろくになっており、低いAP(行動力)ではサイコロを振って出た目の数だけ進むことになるが、より多くのAPを使えば1~6の好きな数だけ進むことができるというシステムが斬新だ。
また、“リッチで奇想天外なストーリーRPG”と銘打たれており、世界征服を企む組織に作られたレプリカ生命体である主人公には3人の悪の組織幹部である“ママ”がいたりと、ストーリーの基本設定もかなりぶっ飛んだものとなっている。謎めいたストーリー展開もまた、本作の魅力とのことだ。
メインキャラクターのイベントシーンは、すべてフルボイス。戦闘は4人の戦闘担当員“ディーラー”それぞれに、能力ボーナスやスキルで応援する“サポーター”と“アシスト”をつけるという、多くのキャラクターで彩られるシステムになっている。
『神航の地平線(ホライゾン)』
2016年春に配信予定の“真の本格RPG”を謳うタクティカルバトルRPGで、
PCブラウザ、iOS、Androidと3つのプラットフォームで展開。かつての古代文明が海に没したファンタジー世界を舞台に、広大な海を船で渡り、世界中で仲間を集め冒険をくり広げる王道ファンタジー作品だ。
戦闘は3×3マスの陣地にキャラクターを配置し、陣形を組んで敵と戦う、クォータービュー視点のターン制バトル。各キャラの強力なスキルは使うと一定ターンが経過するまで再使用できず、また横一列の回復技などもあるため、スキルや敵の攻撃範囲を考えてメンバー選定や陣形設定を行なうことになる。
『X-overd(クロスオーバード)』
PCブラウザにて2015年冬にリリース予定の、爽快感重視型のファンタジーRPG。悪しき者を封じたゲートをめぐって各国が暗躍するなかで、その世界の謎に迫る冒険を繰り広げる王道ファンタジー作品となっている。
とくに戦闘システムにおいては、敵をそのHP以上のダメージを与えて倒した場合、その余剰ダメージを抱えたまま次の戦闘で遭遇する敵陣に突っ込む“オーバーキルコンボ”が印象的な作品だ。まるでボウリングのピンにボールを投げ込んだかのように次々にダメージを与えるという。
パーティーを組む仲間のジョブは好きに選ぶことができ、ジョブの種類は約50種類にも及ぶ。戦う敵に合わせてキャラクターやジョブを選択するおもしろさに加え、キャラクター同士の会話など、ストーリー面でも各キャラクターの個性が前面に押し出される。
そのキャラクターはというと、元エリート女騎士のツンデレ、元傭兵・現・ボディーガード兼メイド、聖女と呼ばれる天然昼寝好きヒーラー、そして極めつけは機械や人外に欲情してしまう変態(公式記述)と、なんともすさまじい個性派ぞろい。このキャラクターたちがくり広げる王道ファンタジーとはいったい……。そのストーリーに期待せざるを得ない。
『グラナサエターナル』
2015年秋に、iOSとAndroidで配信予定のカードRPG。カードイラストは全体的に豪奢かつキャラクターの頭身が高めで、いずれもハイクオリティーなイラストとなっており、リリース公開時点でこの美麗なカードが400枚準備される。
戦闘は基本的にオートバトルとなっているが、戦闘中に溜まったゲージを使っていずれかのデッキメンバーのものを発動可能な必殺技“モーメンタム”をどう使うか考えるなど、デッキ構築のみならず戦闘中の戦略性も高い。
さらに“イベント特攻”効果を持つカードが、課金せずとも別のイベントダンジョンでレアドロップで狙えたり、最大30人のプレイヤーで挑めるレイドボスを任意のタイミングで出現させることができるなど、おもしろい試みも盛り込まれている。
『バトルマーチオブワルキューレ』
シリーズ累計でユーザー数が250万人を超える、DMMゲームズの人気シリーズ『ロードオブワルキューレ』の最新作。iOS版、Android版ともに来月にはチェック段階に入り、まもなく配信可能予定となっている。特別な力を持つ少女たち“ワルキューレ”に加え、仲間にしたモンスターたちも交えてパーティーを結成し、立ち塞がる敵を倒していく。
ゲームは横スクロールタイプのシミュレーションバトルとなっており、敵に遭遇すると、あらかじめ設定した作戦(強化スキルの重視やスキル使用禁止など)に従って、パーティーメンバーが自動で移動して攻撃を開始する。戦闘はオート進行だが、キャラクターをタップ&フリックで任意の場所まで移動させたり、行動を変更したりと、戦闘中にできることも多い。
また、行軍中のダンスのみならず、戦闘中にゲージが溜まるとそれぞれのワルキューレが発動できる“スーパーアーツ”にアニメーションカットインが入ったり、戦闘中のキャラクターモデルのアクションそのものも多彩でボイスもしっかり入っていたりと、これまでのシリーズ作品以上にワルキューレたちの生き生きとした姿が見られるのも特徴。イベントシーンでは、ワルキューレの意外な一面が見られることも……?