『バイオハザード』最新作は“対戦特化”のゲーム性
2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17日・18日はビジネスデー)。同イベントの初日となる17日にカプコンブースにて実施された『バイオハザード アンブレラコア』のスペシャルステージの模様をお届けしていく。
イベントには、『バイオハザード』シリーズプロデューサー、川田将央氏と『バイオハザード アンブレラコア』プロデューサー、バンス・ジェームズ氏が登壇。ゲームのコンセプトや世界観、ゲーム性などを語った。
本作の基本となるルールは、3vs3のワンライフマッチとなる。一度死んでしまったらリスポーン(復活)がないため、よりチームとしての戦術が重視されるルールだ。1試合の対戦時間が最大3分とのことで、非常にテンポよく対戦できるのも特徴となっている。
本作のもっとも特徴的なシステムが、CQBZ(Close Quarter Quarantined Battle Zone)だ。これは室内戦の技術として発達したCQB(Close Quarters Battle)にQuarantined(隔離・検疫)の要素を加えたものとなる。簡単に説明するならば、室内戦+ゾンビを利用した戦闘技術といったところだろうか。ゾンビにベイトガード(腕の装甲)を噛ませて盾にする“ゾンビガード”やキャラクターが背負っている“ゾンビジャマー”を破壊し、ゾンビに襲わせるなどが代表的なものとなる。閉鎖された空間での戦いに、『バイオハザード』ならではの“ゾンビ”といった要素が加わり、オリジナリティの高い戦闘システムが構築されているのだ。
リアルミリタリーとの融合
ステージの後半では、ミリタリー雑誌で記者やモデルとして活躍、また、陸上自衛隊で訓練を受けており、本業はボディガードの乙夜さんが登場。ゲーム内におけるリアルさの追求といった部分について、実際に動きを交えながら解説を行った。
『BIOHAZARD UMBRELLA CORPS』 Live Action Trailer
●ステージ出演者のコメント
・乙夜さん
ゲームマニアの私がプレイしてもすっごく楽しくて、サバゲーという視点から見ても楽しめるゲームなので、みなさんぜひプレイしてみてください。
・バンス・ジェームズ氏
本作は、ハイスピードで成長を感じるようなゲームとして仕上げています。シューターにそこまで馴染みがなくとも、『バイオハザード』の世界観を楽しみながら成長していただけると思います。ぜひチャンスがありましたら、TGS2015の会場で遊んでいただければと思います。
・川田将央氏
『バイオハザード』は、昔から『マーセナリーズ』だったり、“レイドモード”などありましたが、ノリ的にはそれに近い形で受け止めてもらいつつ、中身を見てもらうと、本格的なシューティングゲームになっております。「なんで『バイオハザード』なのにシューティングなの?」と思う方もいると思いますが、本作はプレイすると分かるのですが、“緊張感”が半端ではないゲームとなっております。いつ後ろから撃たれるか分からない、もしかしたら上から来るかもしれない、下から現れるかもしれない、そんな緊張感を戦場の中で感じてもらえれば、これもひとつの『バイオハザード』のスタイルになっているのだと理解していただけると思います。ぜひみなさん、ブースのほうに足を運んでいただきたいと思います。