時代を代表するタイトルが集まる“遊べて学べる”展示会

 2015年10月3日(土)~2016年2月28日(日)の期間、埼玉・SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムにて、企画展“あそぶ!ゲーム展 -ステージ1:デジタルゲームの夜明け-”が開催される。

『ポン』や『デスレース』がプレイできる! デジタルゲームの歴史を一望する企画展“あそぶ!ゲーム展”10月3日より開催_01

 “あそぶ!ゲーム展 -ステージ1:デジタルゲームの夜明け-”は、デジタルゲーム(ビデオゲーム)を紹介するにとどまらず、“実際にプレイできること”にこだわったという、“遊べて学べる”展示会。全3回のシリーズ化が予定されており、第1回開催となる今回は世界初のシューティングゲーム『スペースウォー!』(1962年)を始め、『コンピュータスペース』(1971年)、『スペースインベーダー』(1978年)、『パックマン』(1980年)など、デジタルゲームの夜明けとも言える1950年代末~1982年が、その時代を代表するゲーム機を通して多角的に紹介・展示される。

 なお本企画展には、企画監修として、『ゼビウス』(1983年)の生みの親であるゲームデザイナーの遠藤雅伸氏、テレビ番組などでもおなじみの、東京大学大学院情報学環教授・馬場章氏が参加している。

 以下、リリースより。


「あそぶ!ゲーム展 -ステージ1:デジタルゲームの夜明け-」

・会期:2015年10月3日(土)~2016年2月28日(日)
・会場:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム
・料金:大人510円・小人250円(常設展もお楽しみいただけます)
・問合せ:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム TEL:048-265-2500
・企画監修:遠藤雅伸(ゲームデザイナー) /馬場 章(東京大学大学院情報学環教授)
・協力:岩谷徹(東京工芸大学教授)/国立科学博物館/株式会社コナミデジタルエンタテインメント/株式会社セガ・インタラクティブ/株式会社タイトー/高井商会/東京大学大学院情報学環馬場研究室/西角友宏/ 株式会社バンダイナムコエンターテインメント/ローリング内沢(50音順)
・主催:埼玉県
・後援:埼玉県教育委員会/川口市/川口市教育委員会

見どころ(1)「ポン」、「デスレース」など、世界的に貴重なゲームが集結!

世界的に大ヒットしたデジタルゲーム「ポン」(1972年/アタリ)をはじめ、日米を震撼させた幻の問題作「デスレース」(1976年/エキシディ)など、多数のゲーム機が実際の筐体でプレイできます。

展示予定ゲーム(一部):「テニス・フォー・ツー」(1958年/ブルックヘブン国立研究所)、「スペースウォー!」(1962年/マサチューセッツ工科大学)、「コンピュータースペース」(1971年/ナッチング・アソシエーツ)、「スピードレースデラックス」(1975年/タイトー)、「マンイーター」(1975年/PSE)、 「スペースインベーダー」(1978年/タイトー) 、「ジービー」(1978年/ナムコ)、 「ギャラクシアン」(1979年/ナムコ)、「パックマン」(1980年/ナムコ)、「スクランブル」(1981年/KONAMI)、「スペースフューリー」(1981年/セガ・インタラクティブ)、「ドンキーコング」(1981年/任天堂)、「ムーンパトロール」(1982年/アイレム)など。

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▲「コンピュータースペース」
(1971年/ナッチング・アソシエーツ)
世界初のアーケードビデオゲーム
▲「ポン」
(1972年/アタリ)
世界初の大ヒットビデオゲーム
▲「デス・レース」
(1976年/エキシディ)
日米を震撼させた幻の問題作

見どころ(2)「スペースインベーダー」、「パックマン」の特設コーナーを設置!

ビデオゲーム史上最大のヒット作である「スペースインベーダー」、“もっとも成功した業務用ゲーム機”ギネス認定の「パックマン」が実際の筐体でプレイできるのはもちろん、「スペースインベーダー」の生みの親である西角友宏氏と「パックマン」の生みの親である岩谷徹氏の撮り下ろし開発者インタビューの上映や、貴重な開発資料を展示します。さらに当時の社会的なブームについても解説し、ゲーム史を語る上では欠かせない伝説の2つのゲームの秘密に迫ります。

『ポン』や『デスレース』がプレイできる! デジタルゲームの歴史を一望する企画展“あそぶ!ゲーム展”10月3日より開催_07
『ポン』や『デスレース』がプレイできる! デジタルゲームの歴史を一望する企画展“あそぶ!ゲーム展”10月3日より開催_08
▲「スペースインベーダー」
(1978年/タイトー)
開発者:西角友宏
(C) TAITO CORPORATION 1978 ALL RIGHTS RESERVED.
▲「パックマン」
(1980年/ナムコ)
開発者:岩谷徹
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

見どころ(3)ビデオゲームの仕組みや使用されている映像技術を詳しく解説!

「ゲームが動くしくみ」や「ゲームに使われている映像技術」について、実際のゲーム機を題材にわかりやすく解説します。また、ゲーム機を構成するパーツの分解展示も予定しております。

<解説トピックと題材のゲーム機例>
●アーケードデジタルゲーム誕生の影の主役:TTL
→「コンピュータースペース」(1971年/ナッチング・アソシエーツ)

●3D表現への挑戦
→「スターファイアー」(1978年/エキシディ)

●キャラクターをより速く動かす技術:スプライト
→「ギャラクシアン」 (1979年/ナムコ)など

『ポン』や『デスレース』がプレイできる! デジタルゲームの歴史を一望する企画展“あそぶ!ゲーム展”10月3日より開催_03
『ポン』や『デスレース』がプレイできる! デジタルゲームの歴史を一望する企画展“あそぶ!ゲーム展”10月3日より開催_02
▲「スターファイアー」の3D表現(1978年/エキシディ)
▲「ポン」の内側 (1972年/アタリ)

ほかにも、「ローリング内沢」氏(元「週刊ファミ通」編集者・ゲームライター)をはじめ、ゲームクリエイター、ゲーム好きの著名人・タレントなどを迎えたトークイベントやディスカッション、 子供も参加できるワークショップなど多数の関連イベントを開催します。
こちらの詳細は決定次第お知らせさせていただきます。