待ってました！ 果たしてどんなゲームに仕上がったのか……？
本日（2015年8月27日）、バンダイナムコエンターテインメントのプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『ガンダムバトルオペレーションNEXT』がついにサービスイン！ ファミ通.com編集部では、開発現場に足を運んでいち早くプレイさせていただくことができたので、そのインプレッションをお届けしよう。
本作は、5vs5で戦うオンライン専用のガンダムアクションゲーム。各チームには戦力ゲージが設定されており、敵機を倒したり、中継地点を占拠することで、相手の戦力ゲージを減らすことができる。そして、相手の戦力ゲージを削り切るか、制限時間終了時により多くの戦力ゲージが残っていたチームが勝利となるルールだ（より詳しいゲーム概要はこちらの記事をご覧いただきたい）。
本作ならではの特徴はいろいろあるが、とくに強く感じたのは、本作のコンセプトのひとつとなっている“スピード感”だ。ゲームが始まったら、SFS（サブフライトシステム）を呼び出してグングン前線へ。接敵したら、スラスターをビュンビュン吹かして敵の攻撃を避けつつ、敵MSをロックオン＆予測射撃、そしてブーストダッシュで間合いを詰めて格闘でトドメ！……といった具合。非常にゲームの展開が速いため、手に汗握る戦いが楽しめる。上手な人が高性能な機体を使いこなせば、相手にまったく的を絞らせず、きりきり舞いにすることができそうだ。
機体選択についても、プレイヤーのスタイル次第で、いろいろと楽しめそうなのがうれしいところ。高性能な機体は、そのぶん“COST”が高い。COSTが高い機体ほど、撃破されたときの戦力ゲージの減り幅が大きくなるので、高性能機体を使う場合、“倒されないプレイ”が重要になりそう。
また、機体には“汎用”“格闘”“急襲”“支援”の4タイプがあり、それぞれに特徴が異なる。格闘タイプの機体ならどんどん相手の懐に突っ込んでいくスタイルにピッタリだし、支援タイプの機体で遠くから援護射撃を中心に立ち回るスタイルもおもしろそうだ。選べる機体は、ゲームを進めるにつれて、どんどん解放されていくとのこと。
ちなみにゲーム終了後のリザルトでは、敵の撃破数だけでなく、アシスト（トドメはささずとも敵を削って撃破を助けた）や中継地点占拠などの行動も個別に評価され、強化などに必要なポイントを入手できる仕組みになっている。対戦アクションが苦手な人でも、自分に合った機体を選び、上手に立ち回れば、MVPの活躍をすることができる……かもしれない？
また、機体を強化していくにあたって、強化素材として、“プライムデータ”を要求されることがある。プライムデータにはいくつかの種類があり、たとえば“支援でたくさんのポイントを稼ぐ”ことなど特定の条件を満たすことで入手できる仕組みだ。つまり、機体を強化するためにも、ひたすら敵撃破を目指したり、拠点制圧を中心に立ち回ったり、支援に徹したり……と、さまざまなスタイルで戦うことが重要になるわけだ。
……と、最初からここまで考えているとややこしい感じがしてしまうかもしれないが、実際には、フィーリングが合う機体で、好きなように遊んじゃえばオーケーだ。やり込んでいくうちに、いろいろやりたいことが見えてくる……そんなイメージで遊び始めてみてもらいたい。
もうひとつ、本作のユニークな仕組みについて触れておこう。それは“第三勢力”の存在だ。本作では、対戦中のマップに、自チームと相手チームのほかに、突如強力な“第三勢力”が登場し、敵味方おかまいなしに攻撃し始めることがある。今回の試遊中には、第三勢力として巨大なモビルアーマー、“サイコ・ガンダム”が出現。拡散メガ粒子砲やビーム砲で見境なしに攻撃してくるのだが、これがまあ強いこと！ 見事撃破することができれば、リザルトでボーナスポイントがゲットできるので、みんなで協力して立ち向かいたいところ……なのだが、サイコ・ガンダムの攻撃で傷ついた敵機体を狙ってトドメを刺す、漁夫の利戦法が超有効なのが困りもの。お互いに、危険なサイコ・ガンダムに攻撃を加えつつも、敵がピンチになるタイミングをじーっと伺って……という、油断も隙もない展開に。第三勢力の登場を機に、戦況がガラリと変わることもありうるため、最後まで気が抜けない、スリリングな戦いが楽しめる、というわけだ。
以上、本作を遊んでみての概観をまとめてみたが、改めて強調したいのは、無料でダウンロードしてプレイできるという点も含めて、とても気軽にプレイできるゲームであるということだ。もちろん、機体の強化などやり込める要素もあるので、深く遊び尽くしたい人でも満足できるはず。またマッチング時には、各プレイヤーの戦績をもとに、なるべく近い腕前の人どうしが集められる仕組みになっているそうなので、どんなスタンスで遊ぶ人でも、問題なく楽しめるだろう。とにかく、まずは一度、体験してみてほしい。
