第4弾はGとうふファン世代にお届けするヘルシーデザート

 2015年8月20日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて、相模屋食料主催による“相模屋食料 新型Gとうふ発表会・試食体験会”が開催された。
※関連記事:Gとうふ IV迫撃! “トリプル ・ドムとうふ”が発売決定、おとうふ界にジェット・ストリーム・アタック!

 “Gとうふ”とは、アニメ『機動戦士ガンダム』とのコラボレーション豆腐。第1弾として発売された“ザク”がモチーフの“ザクとうふ”は、約100万丁(100万機)以上を売り上げた人気商品で、第2弾ではジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ“ズゴック”の頭部をモチーフにした豆腐“鍋用!ズゴックとうふ”、第3弾では“ビグ・ザムとうふ”が発売されている。

 第4弾目となる今回は、ジオン公国軍重モビルスーツである“ドム”をかたどった“トリプル・ドムとうふ”が発表。この“トリプル・ドムとうふ”は、ドムに乗り込むガイア、マッシュ、オルテガの攻撃体系“ジェット・ストリーム・アタック”時の攻撃態勢をモチーフとしており、中身は豆乳クリームを使用したマイルド、ビター、ミルクの3種類のチョコレート味で展開される。

第4弾はとうふで“ジェット・ストリーム・アタック” トリプル・ドムとうふ発表会・試食体験会リポート_04
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▲鳥越淳司代表取締役社長

 発表会では、相模屋食料の鳥越淳司代表取締役社長が登壇。“トリプル・ドムとうふ”、さらにGとうふについて解説した。

 2012年、“ザクとうふ”から始まった“おとうふ一年戦争”。同年10月には“鍋用!ズゴックとうふ”、さらに“ビグ・ザムとうふ”と勝ち気の勢いで戦線を拡大していったとのこと。あれから2年が経過……この2年間、鳥越社長は“Gとうふ”への思いを馳せながらも、苦しみながら試行錯誤の続く毎日だったとのことだ。
 なぜ2年の歳月が流れてしまったのかというと、「やはり自身が納得のいくイメージがなければ、Gとうふに触れてはならない」(鳥越社長)と、思ったからだとか。そして、遂に「これだ!」と思うものにめぐり会えたのが“トリプル・ドムとうふ”だ。

 「私たちはお豆腐のトップメーカーとして、既存の考えに囚われない、意欲的な設計思想を模索してまいりました」と鳥越社長。そんな折に出会ったのが、大事なコア素材の“豆乳クリーム”という素材だ。
 この豆乳クリームは使いこなすのが非常に難しく、試行錯誤の末、使いこなすことができるようになったのだとか。“豆乳クリーム”を使いこなすことによって、別次元のおいしさを、おとうふにもらたすという新しい領域を相模屋は確立したのだ。

 そんな中で2013年10月、“ビグ・ザムとうふ”より4ヵ月後に、“レンジで簡単!ひとり鍋シリーズ”を発売。いわゆるおとうふの鍋セットというものだ。発売当初は「こんなセットものなんて売れないよ」と言われていたそうが、現在ではスーパーに専用コーナーが設置されるほどの人気商品となっている。
 また2014年8月には「若い女性にもっとおとうふを食べていただきたい、もっとおとうふを味わっていただきたい」という思いから、マスカルポーネのような“ナチュラルとうふ”を発売している。

第4弾はとうふで“ジェット・ストリーム・アタック” トリプル・ドムとうふ発表会・試食体験会リポート_08
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 さらに2015年8月には“マスカルポーネナチュラルとうふ”のカップタイプを発売している。鳥越社長は、「おとうふは食べる場所がきわめて限定されてしまいます。そんなおとうふのスタイルを変えたい、いつでもどこでもオシャレに食べられるおとうふを実現しました。その体験をさせていただくために先日開催された“サマーソニック2015”で販売し、大きな反響をいただきました」と解説した。

 また相模屋は味も徹底的に追及し、かぼちゃ風味、チョコレート味といった微妙な味やバランスを整えるといったノウハウを蓄積している。チョコレート味にいたっては、現在高い評価と多くのリピーターを獲得。不動の定番商品となっているのだ。

 ここで、鳥越社長は「“ナチュラルとうふ”はいわゆる本流ではありません」と切り出し、おとうふの本流“もめん”と“きぬ”ではないが、しかしながら魅力的な設計思想に基づき独特な輝きをもって愛されているのではないかとコメントした。

 鳥越社長はこの姿を見て、「いわゆる本流ではない。意欲的な設計仕様。まさにこれはドムではないか。ドム以外にない! そう考えるにいたった次第でございます」(鳥越社長)と、ガンダムファンとしての熱い思いがこみ上げたとのこと。

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▲「Gとうふふたたび。私はこの場に還ってまいりました」(鳥越社長)

 そして意欲的な設計思想。意欲的な設計思想となると、やはり代表的なのはMS-09 ドム! そしてドムというと有名なのが黒い三連星。今回の機体は"トリプルドムとうふ”! となったわけである。 

 “トリプルドムとうふ”のこだわりとして、ひとつは3種のそれぞれの専用パックを作り、ジェットストリームアタックを表現していることがあげられた。それぞれ“ヒートサーベル”、“ジャイアント・バズ”、そしてオルテガ機はあの印象的なミデアを返り討ちにする“素手で叩き潰す”シーンを再現。今回もパックメーカの全面的な協力を頂き、リアリティを追求している。また、ドムの特徴的な赤い部分は、今回はシールではなくさらに進化を遂げ、赤い別パーツを制作しシールを張り、接着剤で赤パーツを張り付ける荒技をなしとげて、こだわりを尽くしているのだ。

 ふたつめのこだわりは、マイルドチョコ味、ビターチョコ味、ミルクチョコ味の3種のチョコレート味で展開していることだ。なぜこの3つなのだ? という疑問に対して、「味わって頂く順番にある」と社長は述べる。「やはりジェットストリームアタックの順番で食べていただきたい」(鳥越社長)。そんなこだわりのもとに味を配置しており、まず最初にガイア機のマイルドチョコ味を食べ、2番目にマッシュ機のほんのり苦いビターチョコ味を堪能したあと、最後にオルテガ機のあまーいミルクチョコ味で〆る! 名付けて“ジェットストリームアタック食べ”を堪能してほしいという考えがあるのだ。

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 さらにとうふの味も徹底的にこだわり、シリーズ最強のおいしさを実現しているとのこと。このおいしさを支えるベース素材となるのは、絶大な支持を獲得している“ナチュラルとうふ”だ。ナチュラルとうふ(Natural Tofu)、頭文字をとるとNT※。このふた文字はガンダムファンにとってみれば、ものすごく大きな意味があるのだろう。そう、このおとうふは分かり合えるおとうふなのだ(ガンダムの熱狂的なファンである社長がおっしゃっているのだから、間違いない)。

※NT=ニュータイプ 『ガンダム』における架空の概念。ニュータイプは常人とかけ離れた強い脳波を発し、さらに覚醒したニュータイプ同士では、深いレベルでの意識の交感が可能となる(分かり合える)。