現在までに1200万ダウンロード以上、ライブイベントには25万人以上が参加
Google社内のスタートアップ企業として位置情報ゲーム『Ingress』(イングレス)を展開してきたNiantic Labsが、独立起業となったことをGoogle+で発表した。
発表文では『Ingress』がこれまで1200万ダウンロード以上を記録し、ライブイベントに25万人以上が参加したことに触れ、独立後もさまざまなパートナーとともに展開を続けていくとコメントしている。
Googleは、8月10日付で創業者のラリー・ペイジ氏が新会社Alphabetの設立を発表。Googleを含むさまざまなビジネスを事業ごとに子会社化し、独立性と経営判断を強化する方針を表明していた。Niantic LabsがAlphabet傘下に留まるのか、あるいは完全にグループから独立した企業になったのかは明確に語られていないものの(通常は後者を意味する)、今回の発表がこの流れに沿ったものであるのは間違いないだろう。
いずれにしてもNiantic Labsは、経営・インフラ・コミュニティマネージメントなどあらゆる分野において(これまでのようにGoogleという超グローバル企業の一部ではなく)一企業として『Ingress』を展開していかなければならない。日本でも数多くのファンが存在し、国内企業とのコラボレーションなども活発に行われる人気タイトルだけに、安定した展開を望みたい。