EVO創設者+GGPO開発者による大胆なコンセプトの格闘ゲーム

 Radiant Entertainmentの『Rising Thunder』が、テクニカルαテストを一般に開放開始。アカウントを作成すれば誰でも参加可能になった。

 『Rising Thunder』は、F2P(基本プレイ無料)でのサービス展開を目指すPC用格闘ゲーム。キーボードでのプレイを念頭に置いて設計されており(PC用ゲームコントローラーでもプレイできる)、必殺技もワンボタンで発動可能(クールダウンタイムつき)。テクニカルαテストでは6体のロボットファイターを使用し、ランクマッチで対戦できるほか、簡易的なトレーニングモードも存在する。

PC用F2P格ゲー『Rising Thunder』のテクニカルαテストが一般開放。誰でも参加可能に_01
▲必殺技はワンキー(ワンボタン)で発動。再使用可能になるまでのクールダウンタイムがある(発動時点でカウントダウン開始。右下のゲージを参照)。

 Radiant Entertainmentは、世界最大級の格闘ゲーム大会EVOの創始者であるTom Cannon氏と、双子の弟であり格闘ゲーム向けの低遅延の通信フレームワークGGPOを開発したTony Cannon氏が率いるゲームスタジオ。
 『Rising Thunder』にはストリートファイターシリーズの有名プレイヤーで、カプコンUSAで数多くの格闘ゲームの展開に関わったSeth Killian氏も参加。まさに洋格ゲー界隈のオールスターといった面々が打ち出したコンセプトが、「現行の格闘ゲームのエッセンスを噛み砕いてF2P+PCというフォーマットに落とし込み、グローバルに展開できる格ゲー」という内容なのは興味深いところ。

 試合ルールも大会風の要素を取り込んでいて、現在のランクマッチは3ラウンド制2試合先取(2ラウンド取得で1試合勝利し、それを2試合取れば勝ち)というルール。試合間には一部の必殺技やふたつのKineticアビリティ(ダッシュかジャンプでキャンセルが可能になるAdvanceと、相手のコンボを崩すDeflect)について、どちらを使うか再選択できる。

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▲キーボードでのプレイがデフォルト。WASDが移動、JKLが小中大攻撃、UIOが必殺技1-3、;が投げ、スペースキーがオーバードライブ(超必殺技)。USBコントローラーなどでもプレイでき、Xbox 360コントローラーで試したところ、X/Y/LBに通常攻撃、A/B/RBに必殺技といった感じにボタンマッピングがされていた。
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▲現在の対人戦のデフォルトは2本先取の試合を2マッチ取った方が勝ち。試合間にはロードアウト(一部必殺技や能力)の再選択ができる。

 なお、最低動作環境と推奨動作環境は以下の通り。そこそこのゲーミングPCで快適に動作するので、この機会に試してみてはいかがだろうか。

最低動作環境
OS: Windows 7 64-bit or newer
CPU: Intel Core 2 Quad, 2.8 Ghz または AMD Phenom X4
メモリー: 4GB RAM
グラフィック: Radeon HD 7770 または Nvidia GeForce GTX 550 Ti
ハードドライブ: 4GB以上の空き容量

推奨動作環境
OS: Windows 7 64-bit or newer
CPU: Intel Core i5, 3.4 GHz
メモリー: 8GB RAM
グラフィック: Nvidia GeForce GTX 760
ハードドライブ: 4GB以上の空き容量