劇団ひとりさんが熱く魅せる『PSO2』のおもしろさとは!

 セガゲームスは、プレイステーション Vita、PCにて好評サービス中のオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』において、劇団ひとりさんを主演に制作した新CM“ひとり夢中篇”を公開した。このCMは、2015年8月8日より東京・大阪・名古屋・札幌・福岡の全国5地区でTV放映される。

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 今回のCMの撮影にあたって、セガゲームスから劇団ひとりさんに出された要望は、15秒&30秒というCM枠内で、『PSO2』のおもしろさを全国の視聴者に伝えてほしい……というものだった。
 果たして、限られた時間の中で、『PSO2』のおもしろさが伝えられるのだろうか。

■ひとりPSO2を語る(泣き)篇(15秒)

■ひとりPSO2を語る(怒り)篇(15秒)

■ひとりPSO2を大いに語る篇(30秒)

■メイキング映像+劇団ひとりさんメッセージ

 ファミ通.com編集部は2015年7月28日に『PSO2』CM撮影が実施されるとの情報を聞きつけ、撮影直後の劇団ひとりさんを直撃。CMの見どころや撮影の苦労話、ゲーム観などを聞いてみた。

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──新CMの撮影お疲れさまでした。

劇団ひとり(以下、ひとり) ありがとうござます。

──まずは今回の撮影にあたって、苦労された点などありましたらお聞かせください。

ひとり 実はおとといくらいに、ものもらいができちゃったんですよ。それですぐ眼科に行って、薬もらってきたんです。 でも、昨日になったらかなり腫れてきて、これはマズイなって思って。それで製作会社の方に写真を送って見てもらったんですけど、「大丈夫ですよ」って言われたので、こうして撮影を迎えました。

──それはかなりのピンチじゃないですか!

ひとり そうなんです。実際にスタジオに入ってモニターを見てみると、結構わかるんですよ。それで演出の方に気を遣っていただいて、最後の決めカットで振り返るシーンの向きを逆に変えてもらったんですが、かなり助かりましたね。また、グッと目元に力を入れると、少しわかりづらくなるんです。だから、撮影中はずっと目に力を入れていました。かなり目力を込めて撮影に挑んだので、いつもより真剣な僕に見えるかもしれませんよ。

──こうして無事に撮影を終え、一番見て欲しい部分はどこでしょうか?

ひとり 一番見て欲しいのは、やはり目の部分ですね(笑)。正面からの顔に寄ったショットのとき、すぐにOKが出たんですけど、自分的に細かな部分が気になってしまって。もう一回お願いして撮り直させてもらいました。いかに普通に見えるような表情が作り出せたか、そこのところに注目していただきたいです。

──そう言われると、CMは劇団ひとりさんの目にばかり意識が集中しちゃいそうですね。

ひとり そうですね。できることなら、全国の眼科の先生によく見てもらいたいです。「え、これ本当にものもらいできてるんですか?」って言われるくらい、うまく撮れたと思います。どちらの目がものもらいかを判別できるか、僕との勝負ですね。

──ある意味、視聴者も楽しめるCMになったわけですね(笑)。今回CMでおもしろさを熱弁された『PSO2』は遠く離れた人とも大勢で遊べるオンラインゲームですが、劇団ひとりさんは普段ゲームを遊ぶ時はひとりで没頭するタイプですか? それとも、みんなでワイワイ遊ぶタイプ?

ひとり CPUを相手にするよりは、人を相手に遊んだほうが全然楽しいですね。対人間のいいところって、無駄があるところじゃないですか。CPUには無駄がないんですよ。無駄のように演出することはできるけど、でもそれは全部仕組まれていることなんです。だから、CPU相手に勝ったり負けたりしても、心の底から喜んだり悔しがったりできない。でも、実際に人が相手だと、計算じゃないかけひきになるので、勝ったときなんかは心の底から嬉しいって思える。それが人を相手にプレイする楽しさなんですよね。

──お名前は“ひとり”ですが、やはりみんなで楽しむのが好きなんですね。『PSO2』だと、どのようにプレイを楽しまれますか?

ひとり いや、僕は基本的に誰かと飲みに行ったり、遊びに行ったりしないんで、パーティーには参加せずひとりプレイに終始しちゃいます。自分と違うキャラクターではなく、等身大の自分のままで世界に入り込むので、ずっとひとりでウロチョロしてばっかりになっちゃう。

──それってさっきと言ってること逆じゃないですか。

ひとり でも僕、15年くらいナンパをしてないので、『PSO2』の中で久々にナンパしてみたいんですよ。そして、ゲームの世界でも家族を持ちたいですね。ところで、『PSO2』って子供は作れないんですか?

──いえ、それはできませんよ(笑)。

ひとり そうなんですか。次回作ではぜひ、結婚して子供を作れるようにしてほしいですね。現実世界とゲームの世界の両方で家族を持てたら楽しそうじゃないですか。それに、もしできるなら、僕が誰かの子供になって、もう一度育ててもらうという体験もしてみたいな。

──ゲーム内での家族はまだ難しいですが、現実では家族やカップルでいっしょにオンラインゲームを遊ばれたりする方も多いですよ。

ひとり それはすごく素敵ですね。家族で同じ趣味・目的を持つのって、実際はなかなか難しいですからね。同じ目的をみんなで達成したときの喜びを共有できるのって、格別じゃないですか。場合によっては、ケンカしちゃったり、仲が悪くなることもあるかもしれないけど、それも現実的でいいんじゃないですかね。

──CPU相手じゃ、ケンカできないですからね。

ひとり 人間って完璧じゃないですからね。腹が立ったり、悲しくなったりするというのも、オンラインゲームのいいところなんじゃないでしょうか。そんな人との駆け引きが、この『PSO2』には詰まってるんだと思います。でも僕、じつは中学生のときに仲の良かった友達をゲームで無くしたことがあるんですよ。だってそいつ、格闘ゲームでハメ技ばっかり使ってくるんですもん(笑)。いくら好きなことができるとはいえ、人と人が接する場なんだから、ある程度の礼儀は重んじて遊んでいただきたいですね。

──わかりました。自分も肝に銘じておきたいと思います。それでは最後に、全国の『PSO2』プレイヤーと、CMを視聴される方たちにコメントをお願いします。

ひとり 今回、撮影直前にできてしまったものもらいによって最大のピンチを迎えましたが、なんとか撮影を終えることができました。『PSO2』を楽しむのはもちろんですが、劇団ひとりの“どちらの目がものもらいでしょう”クイズも楽しんでください

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・プロフィール
●劇団ひとり(げきだんひとり)
1977年2月2日生まれ、千葉県出身。
1993年デビュー、2000年にピン芸人となる。
お笑い芸人として活躍する傍ら、俳優・作家としても活躍。
06年に発表した小説「陰日向に咲く」は100万部を超えるベストセラーとなり映画化された。
2作目となる小説「青天の霹靂」では映画化の際、監督・出演も務めた。