パチスロ遊技機の新作がなく、遊技機事業が大幅に落ち込む

 2015年7月31日、セガサミーホールディングスは、2016年3月期 第1四半期 決算短信を発表。それによると、売上高は529億3500万円(前年同期比41.2%減)、営業損失は94億5500万円(前年同期は営業利益89億5300万円)、経常損失は87億600万円(前年同期は経常利益96億5700万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は79億3000万円(前年同期は純利益51億6100万円)となった。

 エンタテインメントコンテンツ事業では、成長の中心と位置づけられているデジタルゲーム分野において、サービス開始から3年を超えた『ファンタシースターオンライン2』をはじめ、『チェインクロニクル~絆の新大陸~』、『ぷよぷよ!!クエスト』等のスマートデバイス向け既存タイトルが堅調に推移。また、4月に投入した『オルタンシア・サーガ-蒼の騎士団-』、5月に投入した『モンスターギア』などの新作タイトルについても好調な滑り出しとなっているという。なお、デジタルゲーム分野における国内配信タイトル数(無料プレイ型)は2016年6月末時点で46本となり、ラインアップも充実。
 パッケージゲーム分野では、主力タイトルの販売がなく、販売本数は183万本に。また、アミューズメント機器分野においては、主力タイトルの販売がなかった一方で、CVTキットの販売やレベニューシェアタイトルによる配分収益が計上。
 アミューズメント施設分野では、既存のゲームセンター業態におけるプライズなどの運営強化により、国内既存店舗の売上高は前年同期比で101.4%と堅調に推移したとしている。
 これらの結果、エンタテインメントコンテンツ事業の売上高は419億1100万円で前年同期比4.1%増となったものの、営業損失は7億3900万円(前年同期は営業損失13億6600万円)となった。