PS3に関しては減収となったが、PS4のソフトや周辺機器が好調

 2015年7月30日、ソニーは平成28年(2016年)3月期 第1四半期決算短信[米国基準]を発表。それによると、売上高は1兆8080億円(前年同期比0.1%減)、営業利益は969億円(前年同期比38.8%増)、税引前利益は1387億円(前年同期比102.9%増)、純利益は824億円(前年同期比207.5%増)となった。この大幅な増益は、主に、再評価益を計上した音楽分野の増益、及びデバイス分野の増収の影響によるもの。

 ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野の売上高は、前年同期比12.1%増加し、2886億円となった。プレイステーション3のハード・ソフトは減収となったが、プレイステーション4のソフトの増収、プレイステーション4周辺機器の販売台数の増加などにより、分野全体で大幅な増収となった。営業利益は、前年同期比151億円増加し、195億円。PS4のハードウェアコストの削減などにより、大幅な増益を達成した。