「10周年は一旦の締めでもあり 通過点でもあります」
週刊ファミ通のニュースページ“エクスプレス”にて連載中の、ゲームに関連した著名人へのインタビューコーナー“Face”。今回のゲストは、カプコンより発売中のプレイステーション4、プレイステーション3用ソフト『戦国BASARA4 皇』のオープニングテーマ『DOUBLE-DEAL』のほか、シリーズ内の楽曲を数多く歌っているT.M.Revolution 西川貴教さんです。
『戦国BASARA4 皇』
プレイステーション4、プレイステーション3/カプコン/7月23日発売
PS4版は6990円[税抜](7549円[税込])、PS4版の『戦国BASARA4 皇 衣装21式道楽箱』は11990円[税抜](12949円[税込])、PS3版は5990円[税抜](6469円[税込])、PS3版の『戦国BASARA4 皇 衣装21式道楽箱』は10990円[税抜](11869円[税込])
戦国武将を操り、戦場を縦横無尽に駆け回って敵をなぎ倒していくアクションゲーム。前作『戦国BASARA4』をベースに、新たな武将やドラマ、新システム“合戦ルーレット”といった要素が加えられており、総勢40人のプレイヤー武将が登場する。
T.M.Revolution
1970年生まれ。滋賀県出身。T.M.Revolutionは、西川貴教のソロプロジェクト名。『戦国BASARA』シリーズを始め、数多くのゲーム、アニメ、テレビ番組などに楽曲を提供している。本作のオープニングテーマ『DOUBLE-DEAL』を収録したシングルCD『DOUBLE-DEAL』が8月5日にリリース予定。
PS4/PS3『戦国BASARA4 皇』プロモーション映像3
PS4/PS3『戦国BASARA4 皇』T.M.Revolition「HOTLIMIT」 DLCコラボ衣装PV
7月21日に10周年を迎えた、『戦国BASARA』シリーズの最新作『戦国BASARA4 皇』。本作のオープニングテーマ『DOUBLE-DEAL』のほか、シリーズ内の楽曲を数多く歌っているT.M.Revolution 西川貴教さんに、楽曲についてや、シリーズに対する想いを訊いた。
──シリーズ10周年、西川さんにとってはコラボレーション10周年ということになりますね。
T.M.Revolution(以下、西川) おかげさまで、またオープニングテーマを担当させていただきました。タイトルごとに、ストーリーの要となるキャラクターを軸にしたり、ゲームシステムをフックにして曲を構成していますが、“戦国”というテーマでよく10年がんばったなと自分を褒めたいですね(笑)。曲作りの際は、いちばん最初にゲームに触れるファンのような目線で作品を捉え、感じたことを代弁する役割を担う……そういった心持ちで曲に臨んでいます。毎回、何が飛び出してくるかわからないので、振り回されつつ、楽しませてもらっていますよ。
──ズバリ、本楽曲の魅力は?
西川 本作は登場武将数が歴代シリーズ作品で最多ということで、壮大なイメージを楽曲でも後押しできればと工夫を凝らしています。これまであまり使わなかった、ティンパニなどのオーケストラパーカッションのような音を取り入れてみたり。歴代シリーズ作品の楽曲とは、また違った印象に仕上がったんじゃないかな。フルオーケストラを背負ってのコンサート、なんていうのもおもしろそうだなと思いました。
──ぜひ聴いてほしいポイントは?
西川 本作の新システム“合戦ルーレット”は、ルーレットの出目によって、有利なものから不利なものまで戦場にいろいろな効果をもたらすというもので、ゲーム性がさらに高まっていますが、そんな“イチかバチか”感を歌詞にも込めました。またサウンド的な部分では、『戦国BASARA』シリーズの楽曲らしい王道感を突き詰めている感じでしょうか。1作品ごとにすべてを出し切っているので、今回もそんな振り絞った感を感じていただければうれしいです。
──本楽曲も西川さんの全力が詰まっているわけですね。収録時に苦労した点などはありますか?
西川 とくになかったですね。カプコンさんからはお任せいただいてる部分も多いですし、この10年で築いてきた信頼関係は伊達じゃないと思っています。
──有料DLCとして配信予定の、西川さんの楽曲『HOT LIMIT』の衣装をイメージしたコラボ衣装(ゲーム内で徳川家康が着用)をご覧になってみて、いかがですか?
西川 着る人が違うと、ずいぶん変わるんだなと……(笑)。現在の僕自身は、当時のジャケット写真と、この家康の中間くらいの印象ですかね。家康レベルのムキムキにはならないよう気をつけようと思いました。あと、この衣装に関してはファンの方々から「マネしてみた」なんて写真をシーズン問わず送っていただきますね。盛り上がってもらえること自体は非常にうれしいですよ。
──改めて、『戦国BASARA』シリーズの印象をお聞かせください。
西川 戦国時代や武将をモチーフにしていますが、その表現がぶっ飛んでいてすごいんですよね。新作が発表されるたびに「つぎは、どれだけぶっ飛んだものを見せてくれるんだろう」というところに期待してしまいますし、本作では千利休(ワビ助、サビ助)が「そうきたか!」とすごく驚きでした。櫻井孝宏さんが演じられるというのも納得のキャスティングでしたね。これはシリーズを通しての話ですが、『戦国BASARA』という作品のぶっ飛んだ世界観をストンと納得させてしまうような、キャスティングの妙を改めて感じました。ゲームとしてのおもしろさにこだわっているのはもちろん、それぞれのキャラクターに対する愛情が強いんですよね。それが、ゲームだけではなく、イベントや舞台、アニメ、地域とのコラボレーションなど、幅広い展開へつながっているんじゃないかと思います。
──最後に、ファンの方々へメッセージをお願いします。
西川 この10年、皆様といっしょに歩んで参りました『戦国BASARA』。10周年は一旦の締めでもあり、通過点でもあると思いますので、皆様が愛でてくだされば、制作スタッフの方々はもちろん、我々にとっても励みになります。本作はゲームとしてもちろん最高に楽しいものに仕上がっていると思いますが、僕の衣装を始めとする多種多様なコラボ衣装など、遊びの部分もぜひ楽しんでほしいですね。楽曲も長く愛してもらえるものに仕上げたので、楽曲ともども、よろしくお願いします。
戦国BASARA4 皇
メーカー | カプコン |
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対応機種 | PS4プレイステーション4 / PS3プレイステーション3 |
発売日 | 2015年7月23日 |
価格 | PS4版は6990円[税抜](7549円[税込])、PS4版の『戦国BASARA4 皇 衣装21式道楽箱』は11990円[税抜](12949円[税込])、PS3版は5990円[税抜](6469円[税込])、PS3版の『戦国BASARA4 皇 衣装21式道楽箱』は10990円[税抜](11869円[税込]) |
ジャンル | スタイリッシュ英雄(HERO)アクション |