スマートデバイス向けゲームアプリは年内に配信開始予定

 任天堂は、2015年7月29日、平成28年(2016年)3月期 第1四半期決算短信を発表した。それによると、第1四半期(2015年4月1日~6月30日)の売上高は902億2300万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は11億4900万円(前年同期は94億7000万円の損失)、経常利益は142億8600万円(前年同期は99億6400万円の損失)、四半期純利益は82億8400万円(前年同期は99億2400万円の損失)。

 ニンテンドー3DSについては、Newニンテンドー3DSおよびNewニンテンドー3DS LLが販売を伸ばし、ハードウェア全体の販売数量は101万台に。『ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国』が順調な出足になったことや、海外で『Puzzle & Dragons + Puzzle & Dragons Super Mario Bros. Edition』が発売されたことにより、ソフトウェアの販売本数は792万本となった。

 Wii Uでは、2015年5月に発売された『Splatoon(スプラトゥーン)』が全世界で162万本のヒットとなり、プラットフォームの活性化に貢献。ハードウェアの販売台数は47万台、ソフトウェアの販売本数は455万本となった。

 今後は、新作タイトルを投入するほか、ニンテンドー3DS/3DS LL/2DSでamiiboが遊べるようになるNFCリーダー/ライターを、『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』(2015年7月30日発売予定)の発売にあわせて展開することで、amiiboの需要拡大も目指す。また、スマートデバイス向けゲームアプリを年内に配信開始することによる新たな収益も見込む。当期の業績予想については、2015年5月7日に公表した業績予想からの変更はないとのこと。