科学研究の“観察”と“分類”をテーマにした夏休み向けの企画展
日本科学未来館と読売新聞社は、2015年7月8日(水)~10月12日(月)の期間、東京・お台場の日本科学未来館1階企画展ゾーンにて、“ポケモン研究所 ~キミにもできる!新たな発見~”を開催する。このイベントは、ゲーム・アニメで絶大な人気を誇るポケモンを題材に、科学研究における“観察”と“分類”を体験できる科学アトラクション展だ。来場者は1日研究員となって、用意された3つの研究室を体験。なじみ深いポケモンを通じて、自然科学の考えかたを学べる内容となっている。以下では、オープン前日の2015年7月7日(火)に開催されたプレス向け内覧会の模様をリポートしよう。
第1研究室 ~博士からのミッション~
第1研究室では、手渡されたモンスターボールを、さまざまな観察マシンで分析し、中のポケモンを突き止めるミッションが体験できる。観察マシンは複数設置されており、それぞれの観察マシンでは、ポケモンの体の一部やシルエット、足あと、覚えている技の種類などを断片的に知ることが可能。それらのヒントを統合しつつ、正解のポケモンを予想する内容(正解は、受け取ったモンスターボールごとに異なる仕組み)だ。難易度順に“モンスターボール”、“スーパーボール”、“ハイパーボール”の3つが用意されているので、ポケモン知識が豊富な人は、高難度のハイパーボールのに挑戦してみるといいだろう。
■第1研究室の観察マシン
1:足あと観察マシン、2:シルエット撮影マシン、3:りんかく撮影マシン、4:拡大観察マシン、5:付着物分析マシン、6:高さ測定マシン、7:重さ測定マシン、8:外見分析マシン、9:進化回数確認マシン、10:鳴き声確認マシン、11:わざ確認マシン、12:ポケモン図鑑検索マシン
第2研究室 ~ポケモンコレクションルーム~
こちらの研究室には、これまでに発見された700種類以上のポケモンがすべて集合。ポケモンをさまざまな角度から分類・展示し、ポケモンの多様性を深く知ることができるコレクションルームとなっている。分類されたポケモンをヒントに、ワークショップコーナーでは自由な視点でポケモンの特徴をとらえ、自分だけのグループを作ってみよう。
第3研究室 ~キミにもできる新たな発見~
最後の研究室では、それまでの研究室で体験した“観察”と“分類”が実際の科学研究でも大切なプロセスであることを学べる展示が用意されている。実際の発見事例を通じて、科学研究の視点を学んでみよう。
ポケモンファン向けの見どころをピックアップ!
ポケモンを通じた学びを意図する本企画展だが、会場にはポケモンファンがばっちり楽しめる仕掛けも各所に用意されている。ギラティナやレシラム&ゼクロムといったポケモンたちの大型オブジェや、企画展限定のグッズ販売、フォトスポットなど、その種類は多岐に渡るが、見逃せないのが会場でプレゼントされるポケモンのシリアルコードだ。
このプレゼントは、前述の第1研究室のミッション終了後にスタッフからもらえるもので(企画展来場者1名につきひとつのみ)、シリアルコードでは、『ポケットモンスター X・Y・オメガルビー・アルファサファイア』のいずれかのゲームソフトで、メガストーンをもったフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメのうち好きな1匹を受け取れる。親名が“ポケモンラボ”となっているので、来場の際はお見逃しなく!
■イベント概要
◆名称:ポケモン研究所 ~キミにもできる!新たな発見~
◆会期:2015年7月8日(水)~10月12日(月・祝)
◆開館時間:10:00~17:00(入場券の購入は閉館時間の30分前まで)
◆会場:日本科学未来館(1階企画展示ゾーン)
・住所:東京都江東区青海2-3-6
・アクセス:
新交通ゆりかもめ
「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
東京臨海高速鉄道りんかい線「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分
■チケット情報(当日券)
◆大人(19歳以上):1600円
◆中人(小学生~18歳):1200円(土曜は1100円)
◆小人(3歳~小学生未満):500円
※期間限定特別価格やチケット団体購入、休館日など、詳細は公式サイトを参照ください。