キャラクターの“大技”に合わせて水が打ち出される！
大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）で、アニメ『ワンピース』を題材としたアトラクション“ワンピース・ウォーターバトル”が2015年7月1日にメディア向けにお披露目となった（一般公開は7月3日より）。
“ワンピース・ウォーターバトル”は2014年に続き、今年で2回目の開催となる。このアトラクションの売りのひとつは“水量”で、ショーの演出と合わせて、夏にぴったりな水のシャワーが観客にぶつけられるというサービスがある。これを聞いた記者は「まあ、袖先が少し濡れるくらいだろう」と高をくくっていたが……甘かった。“ワンピース・ウォーターバトル”で届けられる水量は、かなりハンパなかった。何せ、今回の水量は前年の150％にもなっているのだから……以下より内容を紹介しよう。
アトラクションのストーリーは、厳重警戒がされている海軍エリアをルフィ、ゾロ、錦えもんが通り抜けようとするが、すぐに見つかってしまい乱闘が起きるというシンプルなもの。キャラクターが技をくり出すと、たっぷりの水が観客に向かってくる……というのが基本的な流れとなっている。
アトラクションの雰囲気はハチャメチャなコメディーという印象。海軍が何度もルフィたちを攻撃しようとするが、その度に返り討ちにあってしまう様がコミカルに描かれている。また、ルフィが暴れまくった後に「にぎやかな街だなー」と言って、ゾロから「お前のせいだろ！」とツッコミをもらうという、そのキャラらしい掛け合いもふんだんに盛り込まれている。
水はおもにキャラクターが攻撃するときに打ち出される。たとえば、ルフィが“ゴムゴムのバズーカ”や“ゴムゴムのガトリング”の大技一発をくり出すだけで、観客の前方6〜7列のほぼ全員がびしょびしょになるほど、たっぷりの水のサービスが届けられるのだ。ルフィが“ギア2”を入れてから“ゴムゴムのジェットガトリング”をしたときには、さらに水量はすさまじいことに……。
何よりも楽しいのは、観客が攻撃に“参加”できること。合図とともに、観客が水鉄砲で海軍たちを攻撃できるのだ。キャラクターの仲間としてアトラクションで戦うことができるのは、大きな魅力のひとつだろう。
アトラクションが終わるころには、前方にいた観客のほとんどがずぶ濡れという状態に。ルフィは「お前たちみんなびしょびしょじゃないか、大丈夫か？」と聞いたとき、観客から「お前のせいだろ！」というツッコミがあるほどだった。
ショーが終わった後、観客はずぶ濡れながらみんな笑顔。キャラクターの掛け合いと、水量のサービスを大いに気に入っていたようだ。
なお、ネタバレになってしまうので詳細は書かないが、アトラクション中にはあっと驚くギミックも用意されている。楽しみにしておいてほしい。また、これまで説明してきたように水量が増量されているので、“ワンピース・ウォーターバトル”に参加する際には、念のため、精密機器などを水から守るように準備をしておこう。
USJでは『ワンピース』をテーマとした期間限定スペシャルイベント“ワンピース・プレミア・サマー”を7月3日から9月6日まで開催している。会場では“ワンピース・ウォーターバトル”のほか、“ワンピース・プレミアショー”、ショップやレストランも展開。プレミアショーでは“S3D プロジェクション・マッピング”という技術の融合により、キャラクターの大技などをド迫力の3D演出で楽しむことができる。詳細は、公式サイトでチェックしておこう。
■開催概要
◆ワンピース・プレミア・サマー
開催期間：2015年7月3日（金）～9月6日（日）
◆ワンピース・ウォーターバトル
開催期間：7月3日（金）～9月6日（日）
公演：1日4回
上演時間：約25分
開催場所：ワンピースエリア内（サンフランシスコ・エリア内）
◆ワンピース・プレミアショー
開催期間：7月3日（金）～9月30日（日）：計73回
（7/6～7/10、7/13～7/16、8/6、9/8～9/10、9/15～9/17、9/24は休演）
公演回数：1日1回
開場時間：18：45
開演時間：19：15
上演時間：約75分
開催場所：ウォーターワールド
※チケット情報は公式サイトをご確認ください
