不朽の名作を海外向けにローカライズするKickstarterキャンペーン

 イクストルとデジカは、人気ビジュアルノベル『マブラヴ』シリーズを海外向けにローカライズするKickstartarキャンペーンを、2015年8月後半から開始することを明らかにした。キャンペーンは8月後半から9月を予定としており、『マブラヴ』と『マブラヴオルタネイティヴ』のローカライズ及びPC/Steamリリースを目的としている。
 詳細は7月2日にロサンゼルスで開催される“アニメエキスポ”にて発表される予定だ。

以下、リリースより。


『マブラヴ』Kickstarterキャンペーン
ローンチ プレスリリース
 株式会社イクストルは株式会社デジカと協力して、『マブラヴ』のKickstarterキャンペーンの開始をアナウンスしました。この日本のラブコメ/SF ビジュアルノベル作品を海外のPCゲーマーに向けてローカライズしてリリースする機会に両社とも期待に胸を膨らませています。
 『君が望む永遠』の成功後、2003年に『マブラヴ』シリーズは学園恋愛ビジュアルノベルとしてスタートしました。物語はたちまち壮大なSF戦記として展開し、タイムスリップ、巨大なエイリアン、「戦術機」と呼ばれるメカ、複雑な人間関係といったモチーフが登場します。
 ゲームは国内販売だけで50万枚のヒットを記録しました。アニメや漫画作品はすでに海外展開しており、昨今の日本で人気のある「萌え系ミリタリー」というジャンルのパイオニアとなっています。
 さらにアニメや漫画作品とともに、フィギュアやロボット模型は300万体の売上を記録しています。そしてそのコンテンツの計り知れない魅力は『進撃の巨人』を含む多くの作品に影響を及ぼしています。
 今回のキャンペーンではシリーズ作の最初の2作品『マブラヴ』と『マブラヴオルタネイティヴ』のローカライズとPC/Steamリリースを主眼としています。

『マブラヴ』
 『マブラヴ』は「EXTRA」編と「UNLIMITED」編で構成されています。
「EXTRA」編
 近所の幼馴染の「鑑純夏」と幸せな高校生活3年目を送っている「白銀武」は、ある日、目が覚めるとベッドの隣に「御剣冥夜」が寝ていることに気づく。それは幼馴染と運命によって結ばれていると主張する少女の間で引き裂かれるラブコメディの幕開けだった。
「UNLIMITED」編
 「白銀武」は人類が危機に瀕している平行世界で目を覚ます。そこではBETAと呼ばれるエイリアンと20年間に及ぶ戦いが続いていた。「白銀武」はエイリアンと戦う「国連軍」に入隊しており、そこでは元の世界の高校の友人たちと再開するが、ただ一人「鑑純夏」だけはこの世界から存在していないことになっていた。彼は人類の存亡のためにやむを得ず戦い、物語で恋に落ちる少女たちを守ることになる。

マブラヴ オルタネイティヴ
 人類の悲劇的運命を目の当たりにし、「白銀武」は自宅の部屋で目を覚ます。ついに元の世界に戻るという希望が実現したと思い、外に飛び出すが、そこには最初の日に見た「UNLIMITED」編の平行世界が再び広がっていることに気づく。人類の悲劇を回避するため、彼は未来の知識をうまく利用できるだろうか?

 Kickstarterキャンペーンは8月後半から9月初頭に予定しており、シリーズファンに向けた限定版リワード等をご用意します。

 イクストルの中西孝氏は「このたび『マブラヴ』の海外展開の機会に恵まれ、ファンの方々へ向けてローカライズできることを大変、喜んでいます。ついに多くの海外のファンに彼らが楽しめるような形でゲームを届けることができるのを嬉しく思っています。」
 デジカのジャック・モモセ氏は「『マブラヴ』シリーズのパブリッシャーとKickstarterのパートナーとして選ばれたことを非常に誇りに思っています。」

 『マブラヴ』のキャンペーンチームはKickstarterのプリプロモーションを開始しています。詳細はこちらのサイトをご覧ください。

 Kickstarterキャンペーンは8月後半から9月初頭に開始する予定です。続報をお待ちください。

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『マブラヴ』シリーズの海外向けローカライズを目標としたKickstarterキャンペーンが8月よりスタート_01