主人公がお喋りじゃなくなる“Silent Night”モードなども追加

 The Deep End Gamesの『Perception』は、盲目の女性キャシーが音の反響をエコーのように使って周囲を知覚しながら、古屋敷を探索していく一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム。KickStarterでクラウドファンディングを行っていた同作が、締め切りを前に目標額の15万ドル以上を集めることに成功した。これにより、少なくともPC版の本開発が決定(詳細は後述)。

 また、16万2000ドルを集めた場合の追加ゴールも達成し、日本語を含む6ヶ国語への対応が確定。さらにバッカー(出資者)が4000人以上集まったことで、キャシーの自室を探索してバックストーリーを知ることができるおまけモード“Cassie's Digs”と、杖をなくして自分の足の反響だけで探索しなくてはならない“True Darkness”モード(杖は反響が大きいので、突いた時はより広い視界を得られる)の実装も決まっている。

 さらに、主人公キャシーは視覚障害を苦にせず、周囲の出来事に細かくツッコミを入れながら歩く活発な女性なのだが、ホラーはホラーらしい雰囲気で遊びたいというフィードバックに応えて、キャシーがプロット上重要なこと以外ほとんど喋らなくなる“Silent Night”モードがオプションとして用意されることも発表に。
 個人的にはThe Deep End Gamesのクリエイター陣がスタッフとして参加した『バイオショック』スタイルのモノローグが好きなのだが、白杖の音が静かに響くホラー空間を楽しみたい人はこのオプションを有効にするといいかも。

 なお、クラウドファンディングキャンペーンは日本時間の2015年6月25日午後10時に終了するが、キャンペーン終了後にもPayPalを通じて出資を受け付けるとのこと。この分についても追加ゴールの計算に含まれるので、場合によってはMac/Linux版(17万5000ドル)やボーナスチャプター追加(21万5000ドル)も決定するかもしれない。一方、PS4版(35万ドル)やXbox One版(40万ドル)についてはそれでも難しい数字だが、検討は続けるとしている。