もはや映画を超えた、と言ってもいい内容

『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』もう笑うしかないピンチの波状攻撃、最後の冒険にふさわしい濃密度【E3 2015】_02
『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』もう笑うしかないピンチの波状攻撃、最後の冒険にふさわしい濃密度【E3 2015】_01

  昨年のE3で発表されて以降、8月のgamescom、12月のPlayStation Experienceと大規模ゲームイベントではつねに注目を集め、新情報が出るたびに賞賛を受けている『Uncharted 4: A Thief's End』(『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』)。今年のE3に先駆けて行われたPlayStation E3 Press Conferenceでデモムービーが公開(下動画)され、息もつかせぬ展開の連続に、いい意味で今回も開いた口が塞がらない内容になっていた。

 E3初日に行われたプレス向けのセッションでは、そのPlayStation E3 Press Conferenceのデモの続きを見せてもらうことができた。と言っても、Conferenceのシーンだけでも、いろいろなことが起こりすぎてヤバイのに、まだあるの? というそのボリューム感に悶絶。

 デモの続きも、基本的には追っ手の追走を振り切るのだが、その振り切りかたのバリエーションがスゴイ。ジープに乗ったままの銃撃戦は基本として、横付けしてきた相手のジープに飛び乗って殴打→ドライバーを突き落とし、クルマを奪う。だが、横転。大破したジープから抜け出そうとするも、何かに引っかかって抜けられない。流れ出たガソリンに火が点き、燃え広がった火がネイサンに迫る(爆発もしそう)。そんな絶対絶命の状況でトドメを差そうと近寄ってくる敵と、大破したジープの中で仰向けになりながら銃撃戦……。もう危機、また危機の連続でハラハラドキドキ感があるにも程がある。これまでの3作はプレイしてきたが、十数分の今回のシークエンスを見ただけも、シリーズ最高傑作……瞬間的には映画を超えたゲームならではの体験が楽しめる内容になっていた。

 ちなみに、今回のデモシーンはアクション中心だが、『アンチャーテッド』らしい、探察や謎解きなど思考をめぐらせ、じっくり楽しめるパートももちろんあるとのこと。発売は2016年。まだもう少し待つ必要があるのが本当にツライ。

『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』もう笑うしかないピンチの波状攻撃、最後の冒険にふさわしい濃密度【E3 2015】_04
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 以下、プレイデモ終了後に行われたQ&Aセッションの内容をピックアップ。質問に答えてくれたのは、NAUGHTY DOGのゲームデザイナーのBRUCE STRALEY氏とクリエイティブディレクターのNEIL DRUCKMANN氏。

Q.『アンチャーテッド3』からパワーアップした点は? 『The Last of Us(ラスト・オブ・アス)』から本作にどんな点が活かされているか。

A.グラフィック、破壊時のエフェクトの面などはもちろん、プレイステーション4になって使えるメモリーも増えたので、さまざまな部分がパワーアップしている。探索部分でもジャンプボタンを入れたり、いろいろな要素をプラスしている。

Q.デモにあるジープで下っていくシーンは、特定のルートがあるのか、ある程度自由なのか。
A.デモでは特定のルートを通ったけれど、決まったルートはない。プレイヤーにはなるべく多くの選択肢を与えられるよう、すべてのステージで工夫している。

Q.エレナ以外の女性キャラクターは登場する?
A.傭兵の女性キャラクターやそれ以外にも登場する。

Q.ネイサンといっしょに戦うキャラクターはサリバン以外にも?
A.いっしょに戦うサブキャラクターは、サリバン以外にも登場する。サブキャラクターがいっしょに戦ってくれることで、ガンシューティングはもちろん、格闘も多彩なアクションが可能になり、バトルにより深みが増している。

Q.マルチプレイは?
A.もちろん、ある。60fpsで動作するように調整している。

Q.『A Thief's End』のサブタイトル通り、『アンチャーテッド』シリーズは完結か
A.ネイサン・ドレイクのシリーズはこれで最後になる。

A。キーアート(パッケージイラスト)がこれまでのものと少しイメージが違うが。
Q.キーアートは、毎作、ゲームの内容に合わせたものにしている。本作では、ネイサンの壮大なストーリーが展開されるが、冒険には代償がつきものという、楽しいだけではない少しシリアスな面もある。

A.過去3作とガンシューティング部分の変化は? またボス戦のようなものは?
Q.ガンシューティングは、各作品に合わせて最適なチューニングを行っている。ボス戦に関しては、ところどころで、特殊な倒しかたをしなければいけない敵はいる。そういう意味では、デモでもネイサンたちの行く手をたびたび遮っていた装甲車のようなものも、ボスと言えるかもしれない。

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