生まれ変わった最新バージョン!

 セガの人気対戦格闘ゲーム『ブレードアークスfrom シャイニングVER.2.0』のロケテストが、2015年6月12日よりクラブセガ秋葉原新館、セガ神楽坂、セラブセガ新宿西口の都内3店舗で開催中だ。

 新バージョンでは、“リバーサルストライク”、“リジェクションガード”といった新システムが追加。さらに、リック、ディラン、ローナ、裏雪姫の4キャラクターが追加され、プレイアブルキャラクターは合計14キャラクターとなっている。このほか、すべてのモーションのフレームの再調整やダッシュ、ジャンプなど操作系システムも改良されている。本稿では、格ゲー攻略ライターによるプレイリポートと、開発を担当するスタジオ最前線の近藤敏信ディレクターのインタビューも併せてお届けする。

『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_12

■爽快感のあるゲーム性に進化
 『VER2.0』ではゲームスピードが早くなり、バトルの展開が高速化。前バージョンとは大きく違った、爽快感のあるプレイフィーリングを味わえるハズだ。行動システム面では、全キャラクターがダッシュ中にジャンプ可能に。ダッシュ慣性が付加されたジャンプは、いままでにない軌道となるので、戦法に新たな可能性が生まれているぞ。また、体力ゲージは2段階性に変更。試合序盤はおもしろいように相手の体力を奪える感覚が心地よく、終盤ではなかなか相手を倒せない緊張感が対戦をアツくしている。

『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_03
『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_18
『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_14
『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_05

■目玉の新システム、APゲージ
 体力ゲージの下部に新しく設置された“AP(アクションポイント)ゲージ”は、下記ふたつの新システム技を使用するのに必要となるゲージだ。ラウンド開始時は100%保持した状態からスタートし、消費したゲージは時間経過により回復する。回復速度はシステム技を頻発できない程度に抑えられており、ゲージ残量はラウンド間を引き継ぐので、試合全体を考慮したゲージ運用が必要とされそうだ。

・リジェクションガード(APゲージ50%消費)
 B+Cを同時押しすると、相手の攻撃をガードした際に相手を弾き飛ばす“リジェクションガード”が発動する。成功時はステージ3分の1程度の距離を弾き飛ばし、相手より先に動ける有利状況となるので、仕切り直しには十分な効果が期待できる。使用感としては当身技に近い、防御的なシステムだ。相手の強烈なラッシュで固められたり画面端に追い込まれた時など、一旦相手と距離をとりたい時に利用したい。APゲージが余っている時には、発生の遅い攻撃を見てからリジェクションガードを発動し、積極的に有利状況を狙うのもおもしろそうだ。

・リバーサルストライク(APゲージ0%~100%消費)
 レバー前+B+Cを同時押しすると、相手の攻撃を耐えながら攻撃する“リバーサルストライク”が発動する。APゲージが0%でも使用できるのだが、ボタンを押しっぱなしにすることでAPゲージを消費しながらタメが可能。タメ状態の間は相手の攻撃を複数段耐える事ができ、ボタンを離すか最大までタメると攻撃に移行する性能になっている。攻撃部分がヒットすると相手をふき飛ばす効果があり、APゲージを約70%以上タメた場合は相手が大きく吹き飛んで壁バウンドを誘発し、追撃可能になる。
 リバーサルストライクを発動してからタメ状態になるまでは少し時間がかかるので咄嗟の割り込みに使用するのは難しいが、相手のバレバレな行動に反撃を狙う手段として利用価値がありそうだ。また、パートナーのサポート攻撃と組み合わせたコンボパーツとしての役割にも期待したい。

『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_17
『ブレードアークス from シャイニング VER.2.0』新キャラクターなどの注目ポイントを格ゲーライターが徹底リポート!_13