期待を上回る完成度の箱庭RPGです!
ドーモ! ブンブンです。
ついに『ウィッチャー3 ワイルドハント』が発売されましたね! 『オブリビオン』、『スカイリム』、『ドラゴンズドグマ』、『ドラゴンエイジ』、『シャドウ・オブ・モルドール』などなど……。これまでにけっこうな数の箱庭形RPGをプレイしてきました。格闘ゲームやFPS(一人称視点シューティング)の印象の強い自分ですが、RPGもなんだかんだで好き。剣と魔法の世界……最高じゃないですか!
というわけで、『ウィッチャー3』は発売前から個人的にも期待しておりまして、こうやってインプレッションを書かせていただくのは非常にうれしい。まあ、間違いなくこの仕事抜きにしてプレイするつもりだったんですが(笑)。
プレイするにあたり、本作は3作目にあたるということでこれまでのシリーズをプレイしていない自分がシステム面はともかく物語を楽しめるのか? という不安もあったんですが、問題なし。『3』をプレイして、これまでの展開というものは理解できました。
ゲーム開始直後からいろんな意味で大人な冒険の雰囲気がプンプン。グラフィックの美しさも期待以上。大自然の鮮やかさ……眩しさすら感じる夕陽……いやー、これは期待が持てますね!
下準備も含めたすべての作業がモンスターハントしての仕事!
戦闘のシステムは敵の攻撃に合わせてステップやローリングをして回避しつつ、弱攻撃、強攻撃で反撃と、じつにオーソドックス。ガードなどもあるんだけど、あまり多用するとガードを弾かれてよろけてしまうことも。
まあ最初は回避からの攻撃をくり返すばかりだったんだけど、“印”と呼ばれる魔法のような力を戦闘に取り入れ始めると状況が一変。敵の攻撃を弾く、敵に目眩を起こさせて一方的に殺す、わかりやすく燃やしちゃうなど、印を使い分けることで一気に先頭の幅が広がる! しかも敵によって有効な印がはっきりと分かれているので、それらを調べつつ戦うというのが非常にいいですな。
というのも、主人公のゲラルトは“ウィッチャー”と呼ばれる対モンスターに特化した戦士であり賞金稼ぎ。なので、物語の中でさまざまなモンスターの弱点を見極めたりして、それを踏まえたうえで戦っていくっていう展開が多い。
これがですね……じつにいいんですよね。ただ漫然とモンスターをバサバサ倒していくんじゃなくて、強敵であるモンスターを倒すために情報を収集したり、おびき寄せたり罠にかけたりといった行動が、クエストの流れの中にしっかりと用意してあったりするんですよ。
序盤のグリフォン戦でもその流れはしっかりと踏襲されていて……グリフォンの巣を探し、暴れている原因を突き止め、狩るための仕掛けを作り、グリフォンと対峙する。といった流れがクエストになってる。
一見すると……なんていうか、手間の掛かる感じ? でもね、この万全の準備を整えてモンスターを倒すというこの一連の流れがね……いいんだよなあ。このあたりにウィッチャーとしてこの世界に生きる主人公たちのプロとしての意識の高さが見えてきたり。当然自分よりも格下の敵であればそういった準備もなく簡単に倒せるんだけど、それでも弱点を把握しておいたほうが効率はいいわけで。この世界の中でウィッチャーとしてのロールプレイをしっかりと要求してくる感じが、個人的に非常にツボなんですよ。
敵の弱点はたとえば特定の印の効果であったり、ウィッチャーに伝わる特殊な薬だったりとさまざま。これらをあらかじめ用意しておくことでグっと敵との戦闘が楽になるし、楽しくなる。下準備も含めて、モンスターと戦ってるって感じがいいんだよなあ。
これらモンスターは倒せば素材などをドロップするし、それらを使って薬やら装備品を作ることも可能と……かなりやり込み要素は豊富。敵との戦闘だけでなく、ゲラルドの装備のカスタマイズなどもしていくとかなり遊びごたえがあることが序盤から実感!
と、軽く遊んでみた感想はこんなところ。また詳しく遊んでのインプレッションをお届けしたいと思います。個人的には装備品のカスタマイズなども好きなので、強い武器を作ったりしてみたいですね!
ちなみに自分は夜な夜なPS4のニコ生にて、『ウィッチャー3』の配信もしてたりするので、もし興味があったらそちらもぜひ。というわけで、また『ウィッチャー3』の世界に帰りたいと思います。
ウィッチャー3 ワイルドハント
メーカー | スパイク・チュンソフト |
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対応機種 | PS4プレイステーション4 / XOneXbox One |
発売日 | 2015年5月21日 |
価格 | 各8200円[税抜](各8856円[税込]) |
ジャンル | アクション・RPG |
備考 | ダウンロード版は各7380円[税抜](各7970円[税込]) 開発:CD PROJEKT RED |