パートナーが活躍するディフェンスゲームが実装
ガンホー・オンライン・エンターテイメントはPC用ハートフルMMORPG『エミル・クロニクル・オンライン』(以下、ECO)において、大型アップデート“絆の試練”を、2015年5月28日に実装する。
『ECO』運営チームの寺田美絵氏に内容を質問したところ、「ディフェンスゲームを入れちゃいました」という回答をもらった。ディフェンスゲームといえば、ユニットを配置(ときには操作)して迫りくる敵から拠点を守るゲームジャンルである。
『ECO』にディフェンスゲーム? どういうことなのか確認するため、ガンホー本社を訪れた。
パートナーから守ってもらう新コンテンツ“パートナープロテクト”
本アップデート最大の目玉コンテンツは“パートナープロテクト”。プレイヤーとともに成長していく“パートナー”は『ECO』にとって非常に大切な要素だ。パートナープロテクトとは、ディフェンスゲーム的な戦闘システムを使ってパートナーから守ってもらうコンテンツだという。
パートナープロテクトの目的は、フィールド中央の“トルマリンクリスタル”を、四方八方から攻めてくるモンスターから守り切ること。プレイヤーはトルマリンクリスタルに閉じ込められた状態にあり、そこからパートナーに指示を出してモンスターを撃退する。プレイ時間は15分ほどで回数制限もないので、ミニゲーム感覚で楽しめる。
システムの解説もそこそこに、まずはプレイさせてもらうことに。パートナープロテクトには最大4人で参加できるので、運営チームのお三方もルームに入ってもらった。
パートナープロテクト中は視点を“プレイヤービュー”、“パートナービュー”、“テクニカルビュー”、“全体ビュー”から自由に切り替えられる。序盤はパートナービュー、モンスターの数が増える中盤以降は俯瞰視点のテクニカルビューや全体ビューだと戦いやすい。
いざゲームが始まると、パートナーを直接操作して戦う感覚に近かった。パートナーの強さや習得スキルはそのまま反映されるので、十分に育ててからチャレンジしたほうが有利。なお、イリスカード装着による強化は有効なものの、特定の職業が持つパートナー強化スキルの効果は乗らないので要注意だ。
パートナープロテクトのゲーム性を支えているのが、応援スキルとギミックスキルだ。ステージに現れるモンスターを倒すと入手できるPP(パートナーポイント)を消費して使用し、バリケード設置やトルマリンクリスタルの回復、パートナーの強化などを行える。
とくに重要なのがギミックスキルの使いかただ。一般的なディフェンスゲームにおけるユニット配置に当たり、大半は動きを阻害する効果を持つ。
初心者でも使いやすいのは“木の柵”。要はバリケードである。モンスターは直線的にトルマリンクリスタルを目指すので、まずは周囲を囲むように“木の柵”を設置する。壊される前にモンスターを倒してさらにPPを貯めるのが常套手段だ。
ギミックは破壊されることもあるため、後半はPPの消費量が増大。範囲攻撃で複数のモンスターを倒せるパートナーなら、一気にPPを稼ぐことができる。ギミックの配置だけでなく、参戦させるパートナーのセレクトも大切なのだ。
PPに余裕があったら応援スキルでパートナーをサポート。効果を分かりやすく実感できるのが“スピードアップ”だ。モンスターを効率的にさばけるようになるので、なるべく効果を切らさないように使い続けたい。
見事にトルマリンクリスタルを守り切るとステージクリアとなり、貢献度によってE~Sの6段階で評価される。評価は総合貢献度から算出されるので、多人数のほうが高評価を得やすい。
報酬はパートナーの信頼度とパートナープロテクトBOX。BOXからはパートナー育成用のアイテムやアクトキューブ(パートナーにスキルを覚えさせたりできるアイテム)、ライドパートナーを入手可能だ。
そのほかのアップデート要素
■EXイリスカード第31弾
武器や防具に装着して強化するイリスカードの最新版。“パートナー”がテーマのイラストが描かれており、効果もパートナーとの冒険に役立つものが揃っている。
■ダウンタウンに特別なガチャが登場
ゲーム内のダウンタウンに、10万ゴールドで回せるガチャが登場。飛空庭(ハウジングシステム)に設置できる家具がランダムで手に入るほか、ここでしか出現しないレアなパートナーも。