ディレクター/プロデューサーを五十嵐氏、音楽は山根ミチル氏、開発はインティ・クリエイツが担当
『悪魔城ドラキュラ』シリーズなどで知られる五十嵐孝司氏の新作『Bloodstained: Ritual of the Night』が発表された。ゲームエンジンにアンリアルエンジン4を採用した2.5Dグラフィックの探索型アクションゲームで、プラットフォームはPS4 / Xbox One / Steam(PC/Mac/Linux)。KickStarterでクラウドファンディングが開始しており、出資希望額は50万ドル(約6000万円)。ゲーム本編は28ドル以上の出資で手に入る。
五十嵐氏はディレクションとプロデュースを担当。開発はインティ・クリエイツが行い、音楽は山根ミチル氏が手掛ける。プレスリリースによるとすでに(クラウドファンディング以前に)ある程度の開発資金を確保しており、KickStarterで集められた資金はゲーム本編の制作予算と出資者向け報酬のPS4/XBox One用ディスクの制作に使われるという(60ドル以上の出資で物理パッケージが手に入る)。
出資募集用の動画では、五十嵐氏がパブリッシャーに企画提案した際に、探索型の2Dアクションゲームは「ビジネスにならない」と言われたと説明。「納得行かない!」、「まだ終わってない、これからなんだ」(五十嵐氏)というわけで、このジャンルを間違いなくファンが待っていることを証明するためにもクラウドファンディングを行うのだろう。
ゲームは五十嵐氏らしいゴシックホラーテイストの作品で、科学と魔術が融合した錬金術にまつわるストーリーが公開されているほか、プレイヤーキャラクターである女性主人公のミリアム、敵となるジーベル、サポートキャラクターのヨハネスといったメインキャラクターのイラストと設定も公開。また設定上でもゲームの要素としても重要そうな結晶のシステムについても明かされている。
●結晶
結晶とは錬金術によって錬成された魔力を取り込む鉱物。
これを秘術によって人間に融合させた。融合の副作用として結晶が肉体を侵食していく。
錬金術ギルド崩壊後、エノク文字を使い結晶自体を崩壊させ、侵食を止める手法が確立された。
結晶自体は同じ色で互いに結合しようとする性質があるため、バラの花のように見える。
●魔力錬成結晶システム
敵から得られる特殊な魔力をクリスタル状に錬成して、プレイヤーの技に変換する秘術。
1 敵を倒す事で、素材等アイテムがドロップする
2 少ない確率でそのアイテム自体の色が輝いているものが出現
3 それを錬成することでその敵特有の攻撃魔法を得ることができる
各敵ごとすべてに、それぞれ特有の魔法が存在する