『偶像戦域』の制作秘話を語る生放送は5月11日より

 ドワンゴおよびカラーは、日本アニメーションの可能性を探る共同企画“日本アニメ(ーター)見本市”において、2015年5月4日より第21弾作品『偶像戦域』(監督:山下いくと氏)の予告を公開した。

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_10

 また、2015年5月11日には、制作陣の山下いくと氏などが出演し、『偶像戦域』の制作秘話を語る“日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-”を放送する。

以下、リリースより。


<第21弾作品 予告情報>
【配信日】5月8日(金)
【作品名】「偶像戦域」
【監督】山下いくと
【アニメーション監督】古橋一浩
【メカ作画監督】金世俊
【キャラ作画監督】寺岡巌
【予告編映像
【ストーリー】
 我々の世界がそうだったように、その地球に似た星の人々も地上の各地に文明を築き、
発展させた科学力で世界規模の戦争をするに至った。だがこの星には住んでいる彼らが
知らない秘密があるという

<ニコニコ生放送 番組概要>
■番組名:「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第21回
■放送日時:2015年5月11日(月)22時~23時(予定)
視聴URL
■出演者:山下いくと ほか
■番組内容:「偶像戦域」の制作秘話や作品に込めた想いなどをうかがいます。

★以下、第19弾作品「I can Friday by day! 」の制作秘話を語った「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第19回レポートをお送りします。

■第19回「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」が放送「I can Friday by day!」制作秘話を鶴巻和哉監督らが解説!

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_02

 5月4日(月)、「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の第19回放送を実施しました。番組では、第19弾作品である「I can Friday by day!」の監督・絵コンテを務めた鶴巻和哉氏、アニメーションキャラクターデザイン・作画監督を務めたすしお氏、音楽のSiN氏をゲストに迎え、「I can Friday by day!」の制作秘話に関して語り合っていただきました。

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_04

【鶴巻監督・すしお氏・SiN氏について】
<プロフィール>
■監督・絵コンテ:鶴巻和哉
 アニメーション監督・アニメーター。
 代表作:トップをねらえ!2/フリクリ/新世紀エヴァンゲリオン/ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズなど

■アニメーションキャラクターデザイン・作画監督:すしお
 代表作:まほろまてぃっく/THE IDOLM@STER/天元突破グレンラガン/キルラキルなど

■音楽:SiN
 作曲家・作詞家・ギタリスト。
 Neko Jump、小松未可子等に楽曲提供多数。
ギタリストとして、映画[BECK]武道館プレミアム試写会オープニングアクト・ZINGIへの出演や、横山智佐のサクラ大戦帝都花組全曲ライブ等に参加。Daisy×Daisyやアイドルプラネットの楽曲アレンジ等アレンジャー、トラックメーカーとしても活動。

【I can Friday by day!について】
 本作の製作のきっかけについて、鶴巻監督は「そもそもは漫画家のウエダハジメさんと一緒にやってみたかった。僕は彼の絵も好きなんだけど、お話も大好き。今回は彼に脚本を書いてもらおうというのが企画の発端。3本くらいアイデアを出してもらった中で、一番キャッチーなものを選びました」とコメント。

 キャラクターデザインについては、しばらくあてがなかった鶴巻監督ですが、原案・脚本を務めたウエダハジメ氏が推薦したイラストレーターの竹氏が生み出したキャラクターを見た瞬間、「竹さんの絵を活かす方向でつくろう」と決意したとのこと。

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_03

 その竹氏の絵を再現しながら動かすために抜擢されたのが、すしお氏。
「スケジュールの都合もあるだろうし、すしおくんに断られたら、もう自分でやるしかないかなと思っていました。うまい人は他にもいるけど、竹さんの絵のテイストが出せるかは別の話なんですよ」(鶴巻監督)

 ちょうど別の作品の製作を終えたばかりで疲弊していたすしお氏ですが、鶴巻監督からの誘いをすぐに受け入れ、年明けから製作に参加しました。
「竹さんの絵のストロークの長さが自分の描く絵と似ていたんです。たぶん、手の大きさが同じくらいなんだろうなと思っていたら、お会いしたとき、背が同じくらいでした。手の大きさが同じくらいだと絵って似るんじゃないかと思っています」(すしお氏)

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_05

 竹氏のキャラクターデザインを再現するのに苦労もあったすしお氏は、
「最初、キャラクターがぜんぜん似なくて、苦労しましたね。鶴巻さんからアドバイスをいただいて、描きやすくなりました」とコメント。

 音楽を担当したSiN氏もスタジオに登場し、
「鶴巻さんにはトラックダウンにも立ち会っていただいて、とにかく密にやらせていただきました。完成したアニメを見て世界観がこういう風に広がることを目の当たりにして勉強させていただきました」と、楽曲制作秘話を語りました。

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_01

【氷川の二度見】
 アニメ評論家の氷川氏が注目ポイントを紹介する「氷川の二度見」のコーナー。今回のテーマは「ファンシーエフェクト」。氷川氏は、本作のエフェクトをピックアップし、「この作品のために開発されたエフェクトってところにグッときます。エフェクトって他の作品で真似されることが多いのですが、1982年の『千年女王』という作品のエフェクトはあまり模倣されていないんです。なぜなら、その作品のために開発されたエフェクトになっているからです」と解説。本作のエフェクトについても「このために開発されたもの」として高く評価しました。

【クリエイターの法則】
 番組の最後には出演者に向けて「あなたにとってアニメとは?」という質問が。

 SiN氏は、「お初」と回答。
「何かにハマることはいろいろあるけど、アニメが原点です」(SiN氏)

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_06

 すしお氏は、「魂のかけら」と回答。
「命がけで作っているので、魂を削っているということで」(すしお氏)

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_07
“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_08

 日本アニメ(ーター)見本市、次回は第21話「偶像戦域」が5月8日(金)に配信予定です。また、作品内容を振り返る特別番組「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」の次回放送は5月11日(月)放送予定です。

“日本アニメ(ーター)見本市”第21弾は山下いくと監督の『偶像戦域』 鶴巻和哉監督やすしお氏による『I can Friday by day!』の解説コメントが到着_09