来年の今頃は主要VRHMDの製品版がひと通り手に入る状態に

 VRヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift”を手掛けるOculus VRが、公式ブログでOculus Rift製品版を2016年第一四半期に発売することを発表した。今年中に予約を開始するという。価格や利用可能なコンテンツ、入力系などについてはE3にかけて順次公開されていく予定で、まずは次週、公式ブログでスペック面などの詳細を公開するとのこと。

VRヘッドマウントディスプレイOculus Rift、製品版は2016年第一四半期を予定。製品版のモデル写真も公開_02
▲正面から。最新プロトタイプのCrescent Bayとは異なり、位置トラッキングに使うセンサー類が隠されている。

 これまで開発者キットのみの展開でありながら、大きな話題を呼んでいるOculus Rift。Valveが関わっているHTC Vive(2015年中に発売予定)や、ソニーのプレイステーション4向けヘッドマウントディスプレイProject Morpheus(2016年前半)などが先行して市販版の発売を発表しており、動向が注目されてきた。
 今回の発表により、上記3モデルはいずれも来年の今頃には製品版が出ている計算となる。VRが開発者や目が早いガジェット好きのものから、本格的なコンシューマー製品へと発展する年となりそうだ。

VRヘッドマウントディスプレイOculus Rift、製品版は2016年第一四半期を予定。製品版のモデル写真も公開_01
▲底部から。鼻の部分が大きくえぐれているが、Crescent Bayではちょっと下からの光が気になったので、アジア人向けにノーズパッドが欲しいかも。