『テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~』上映会で、馬場Pとufotable近藤氏がアニメ制作秘話を明かす【マチ★アソビ vol.14】

マチ★アソビ vol.14にて、スペシャルアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~』の上映会&トークショーが開催。『テイルズ オブ ゼスティリア』のアニメ制作に関するエピソードが語られた。

●映画館の大画面で『導師の夜明け』を観賞!

 2015年5月3日~5日、徳島県徳島市で開催されているエンターテインメントのイベント“マチ★アソビ vol.14”。開催2日目となる5月4日、ufotable CINEMAにて、『テイルズ オブ ゼスティリア ~導師の夜明け~』(以下、『導師の夜明け』)上映会&スペシャルトークショーが行われた。

 『導師の夜明け』は、2014年の年末に放送されたテレビスペシャルアニメ。バンダイナムコエンターテインメントのプレイステーション3用ソフト『テイルズ オブ ゼスティリア』(2015年1月22日発売)の発売に先駆けて放送されたもので、ゲームのプロローグにあたるエピソードが描かれた。なお、ゲーム『テイルズ オブ ゼスティリア』のディスクはハイブリッドディスクになっていて、『導師の夜明け』の映像も収録されている。

 今回の上映会は、この『導師の夜明け』を大画面で見よう! というもの。上映の前には、アニメ制作を手掛けたufotableの代表・近藤光氏と、バンダイナムコエンターテインメントの馬場英雄プロデューサーによるトークショーも行われた。

 トークショーの冒頭で、馬場氏は「『テイルズ オブ』シリーズについて、ご心配をおかけして申し訳ありません」と述べ、「改めてお話ししたいと思っています」とファンに対して語った。


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 さて、『テイルズ オブ ゼスティリア』は、シリーズ20周年タイトルということもあり、アニメーションにもかなり力が入っている。近藤氏はここで、「じつはゲームのオープニングアニメは3種類作る予定だった」と、開発時のエピソードを語った。物語のターニングポイントに合わせてオープニングが変わる、という演出を馬場氏は構想していたのだとか。残念ながら、この構想はさまざまな事情により没になってしまったそうだが、実現したとしたらどんなアニメになったのか、気になるところだ。

 その後作られたのが、現在のオープニングアニメ。近藤氏によると、このアニメは音楽に合わせて動かすことに重きを置いて作られており、“動きは早くないけれど、重さを感じる”ものになっているという。アニメーションでは、重さを出すことは難しいこと。近藤氏の言葉を受けて、もう一度オープニングアニメを観ると、くり出される一撃の重さなどが表現されていることが実感できるだろう。

 『導師の夜明け』も、当初はいまとは違う形が考えられていたらしい。スペシャルアニメのエンディングが、ゲームのオープニングにつながるような形を想定していたとのことだ。放送日については、ゲームの発売前に放送されることが早くから決まっていたため、「プレッシャーを感じていた」と近藤氏。だが、たくさんの苦労を経て、いい形に収まった、とコメントした。


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 今回、シリーズの歴史、20周年の重みを改めて感じたという馬場氏。帯をギュッと締めて、これからもがんばっていきたいと語った。近藤氏が「やっぱり、マチ★アソビは毎回馬場さんが来ないとダメだね」と言うと、来場者からは拍手が贈られた。近藤氏は「馬場さんとだったら3時間くらいトークできる」、「秋はオールナイトトークイベントとかやりますか」ともコメントし、会場を沸かせた。


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▲ちなみに、今年の阿波おどりのポスター3種類のうち、1種類は『テイルズ オブ ゼスティリア』が題材。近藤氏は当初、「ミクリオが阿波おどりって、イケるか?」と不安に思っていたそうだが、その心配は不要だったとのこと。『テイルズ オブ ゼスティリア』のアニメーションのキャラクターデザイン松島晃氏の巧みさが伝わってくる1枚。

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▲今後もファンの皆さんと想いのキャッチボールをしながら励んでいきたい、と馬場氏。トークショーの最後には来場者との記念撮影が行われた。

 さて、記者も『導師の夜明け』を会場で観賞させてもらった。先ほどの“重み”の話を念頭に置いて観ると、また新鮮に見えた(とくに、戦闘シーンの動きが印象的だった)。また、大画面で見るイズチの風景、ラストシーンの夜明けも美しかった。
[2015年5月5日0時55分修正]ジイジ役のキャスト情報について誤りがあったため、該当の文章を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。


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 ufotableの技術とこだわりが詰め込まれた『導師の夜明け』。この機会に、まだ観たことがない人も、観たことがある人も、気持ちを新たに観賞してみてはいかがだろうか。