“神Mod”がしかるべき対価を得られるように
※4月28日追記: ファンの反対を受けてSkyrimでの導入は撤回された。購入者には返金が行われる。
ValveのPCゲームプラットフォームSteamで、ファンが作成したコンテンツ(Mod)を配信する“Steam Workshop”に、有料販売のオプションが追加された。まずはベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim』が対応。すでに販売がスタートしている。
現在販売されているModは数十円~数百円単位といったところで、バンドル販売も存在。購入者が価格を決められるPWYW(Pay What You Want)方式を採用することもできる。もちろん、引き続き無料配信も可能だ。また購入したModがうまく動作しなかったり、書かれていた説明にそぐわない内容だった場合は、購入から24時間以内であれば返金を受けることもできる。
グラフィックを向上させて少し古いゲームが蘇ったり、公式で実装するにはちょっと無茶な機能を納得づくでブチ込んだり、バランスを調整したり、思いもよらない捻りを加えてみたり、『DayZ』のように新たなゲームジャンルが生まれたり、Modが出来ることは幅広い。現在Steamの『The Elder Scrolls V: Skyrim』の販売ページには「有料Mod=0点」といった類のヒステリックな抗議レビューがガンガン投稿されているが、メーカーとMod製作者と買ったファンが全員納得するなら、しかるべき対価を得られるのはいいことじゃないだろうか?
なおModの有料販売のサポートは、デベロッパーやパブリッシャーが許可したもののみが対象で、今後順次拡大予定となっている(なお著作権的にぶっちぎったコンテンツは有料無料を問わずそもそもWorkshopへの投稿が許可されておらず、仮に有料販売して発覚した場合は売上が没収されたりコミュニティからバンされる可能性がある)。