任天堂の公認を機に投稿作品数が増加、17人が1000万円以上を獲得

 ドワンゴ及びニワンゴは、両社が運営する日本最大級の動画サービス“niconico”において、クリエイターの創作活動やコラボレーションを支援する制度“クリエイター奨励プログラム”の2014年度の登録作品数、支払額などの数値を公表した。

 “クリエイター奨励プログラム”は、クリエイターの創作活動とコラボレーションを支援する取り組みとして、投稿作品の人気度等に応じて奨励金を進呈するプログラムのこと。発表によると、累計登録作品数は、2015年2月時点で31万7661作品と、昨年比で2倍以上に増加。登録作品は、任天堂がゲーム動画のクリエイター奨励プログラムへの対応を公認したことを機に大きく増加したという。
 また、クリエイター奨励プログラムの開始以降、累計の総支払額は13億6927万4737円に達し、合計17人のクリエイターが1000万円以上受け取ったとのこと。

 以下、リリースより。


「クリエイター奨励プログラム」の登録が30万作品以に
総支払額13億6927万4737円、ゲーム動画の登録が増加

 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)及び株式会社ニワンゴ(本社:東京都中央区区、代表取締役:杉本誠司)は、両社が運営する日本最大級の動画サービス「niconico」において、クリエイターの創作活動やコラボレーションを支援する制度「クリエイター奨励プログラム」の2014年度の登録作品数、支払額などの数値が確定しましたのでお知らせします。

17人が奨励金1000万円以上。ゲームメーカー公認により、ゲーム動画作品の登録数が増加。

◆クリエイター奨励プログラムへの登録作品数の推移
累計登録作品数は、2015年2月時点で317,661作品。昨年比で2倍以上になっています。

niconico“クリエイター奨励プログラム”2014年度の登録作品数は30万作品を突破、総支払額は13億円以上に_02

◆クリエイター奨励プログラムの素材別登録比
 動画作品が全体の75%を占めています。要因として、2014年12月に任天堂株式会社が公認したゲーム動画のクリエイター奨励プログラム対応を機に、動画作品の登録数が増加しています。
 現在、動画登録作品の約4割がゲーム動画です。その他、制作ツールや、背景等の素材への配当も引き続き増加しています。

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◆クリエイター奨励プログラムの奨励金概要・原資額推移
 原資額も毎年増加し、2014年6月からは再生前動画広告の売り上げが含まれ、2014年の総支払額は約6億円となっています。2014年12月時点で、1再生あたりの支払額は0.29円です。
■総支払額:13億6927万4,737円分
(13年度:8億3,901万3,368円)
■支払額別人数集計:1,000万円以上 17名(2)、
500万円~999万円 29名(8)、100万円~499万円 201名(85)※()内は直近1年の人数
■集計対象:2011年12月分~2015年1月分

niconico“クリエイター奨励プログラム”2014年度の登録作品数は30万作品を突破、総支払額は13億円以上に_03

◆クリエイター奨励プログラムとは?
 クリエイターの創作活動とコラボレーションを支援する取り組みとして、投稿作品の人気度等に応じて奨励金を進呈するプログラムです。
 クリエイター奨励プログラムに作品を登録してから3ヶ月間、その作品が公開され続ければ、奨励金を現金またはニコニコポイントで受け取れます(プレミアム会員限定)。奨励金はプレミアム会員収入の一部と再生前動画広告による売り上げを原資とし、クリエイター奨励プログラムに登録している全作品で分配。作品の人気度が高いほど奨励金の額も多くなりますが、奨励プログラムに登録している作品が多いと、それぞれの作品が受け取る奨励金の額は少なくなります。

◆その他、クリエイターの創作活動支援の取り組み
 企業や団体が動画や生放送などの配信、ユーザーから直接収益を得ることができるプラットフォーム「ニコニコチャンネル」にて、創作活動支援の取り組みとして、一般ユーザーも開設できる「ユーザーチャンネル」を提供しています。(4月17日現在、55チャンネル開設済。順次開設予定。)

◆奨励金の種類/算出方法
・作品奨励金:その作品自体の人気度に応じて算出される奨励金
・子ども手当:その作品に影響を受けた子作品の人気度に応じて算出される奨励金
(子ども手当はコンテンツツリーを元に算出、子作品自体がクリエイター奨励プログラムに登録していなくても支払われる)